【読書記録】2024年2月
3月もあっという間に半ばになってしまいました。気温の変動についていけず、とうとう風邪をこじらせました……
1冊目:原田ひ香『まずはこれ食べて』
あらすじ(文庫版裏表紙より引用)
ほのぼのとした仕事に疲れたアラサー会社員たちを家政婦が料理の力で癒していく話かと思いきや……
話が進むにつれてミステリー要素が出てきて面白かったです。
「ぐらんま」の社員たちに共通するかつての「仲間」。その人物に対するそれぞれの印象は全然違っていました。それが紐解かれたときに、かつての「仲間」との絆はどう変化するのか……。
二冊目:乾ルカ『おまえなんかに会いたくない』
あらすじ(文庫版裏表紙より引用)
全体的に面白かったけど、最後が不完全燃焼。
身元を明らかにした上で、本音をぶつけ合ってほしかった。
結局スクールカースト最下層で過ごした人間は、当時のトップの人間に対して何年経ったとしても真っ向から挑むことはできないんだな、と最下層出身の私は苦いものを嚙み潰した気持ちになりました。
この歳になってもスクールカーストなんてクソくらえだな、と思います。現代はスマホとSNSの発展で昔よりもしんどい学生生活なんだろうな。
3冊目:東野圭吾『真夏の方程式』
あらすじ(文庫版裏表紙より引用)
映画を見てから、こちらを読了。やはり小説のほうが映画よりも細かく描写されていて読み応えがありました。
子供が苦手な湯川が、恭平の未来を守るために事件を解決へと導くのがこれまでの湯川からは考えにくいことだったので嬉しかったです。
映画版を観て「ガリレオシリーズが読みたい!」と思ったので、やっと『真夏の方程式』まで読むことができて良かったです。
4冊目:まさきとしか『完璧な母親』
あらすじ(文庫版裏表紙より引用)
子どものためなら母親はこんなに狂うことができるのか……と恐怖を感じました。
最愛の息子を亡くして、その息子と同じ誕生日になるように子どもを出産し、そして同じ名前(色んな意味で少し違うけど)を付ける……これが狂ってると云わずなんというのか。
普段は不倫否定派だけど、妻がこんな状態になってしまったら、夫が単身赴任先で不倫してしまうのも仕方ないように思えました。
物語の本筋は息子の死の真相だろうけども、母親の異常さが際立つ物語でした。
さいごに
2月は4冊の読了でした。2月も積読消化に勤しみました。偉い!
冒頭に風邪をこじらせたと書きましたが、新型コロナでした。
感染するのは2年ぶり2回目ですが、今回は発熱はほとんど無く、喉の痛みと涙が出るほどの激しい咳でした。
いまは発熱のない陽性者も結構いるようなので、いつもと喉の痛みが違うな?と思ったら抗原検査キットを使ってほしいと思います。
肌寒かったり暖かくなったりで体調を崩しやすくなっています。皆さんもご自愛ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?