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ウィッシュ!

人は多かれ少なかれ、願いを持っている。それが自分の心の底からの願いなのか、誰かに影響されているのか、色々とあるけどこうなったら良いなという気持ちは誰でもあると思う。

ディズニーの名曲「星に願いを」の歌詞だと「輝く星に心の夢を祈ればいつか叶うでしょう」と始まる。願うだけでは叶わないけれど、願わなければ叶わないのも確かだと思う。こうなりたい、こんなことしたい、こんなことできるようになりたい、と夢と言っても大きなものから小さなものまで誰でも多くの夢を持っていると思う。子供の頃は夢が叶わないなんて、思わないけれど大人になるにつれて自分に限界をもうけてしまうのはなぜなんだろう。どうせできないとか、やってもムダとか、夢が叶うほど世間は甘くない、とかなんだかんだ言ってどんどん夢をどこかに起き忘れてしまう。

誰かパワーを持っている人に自分の夢を叶えてもらおう、と他力本願ということもある。今回ディズニー創立100周年記念アニメーション「ウィッシュ」には善良な市民たちが18歳に自分の願いを魔法を使える偉大な王様に捧げて、いつか彼に叶えてもらうという。王様の悪巧みを主人公のアーシャが優しさと勇気を出して、みんなの願いをそれぞれに返すために仲間と力を合わせて戦うディズニーらしい物語。テンポが早く進みあっという間の2時間だった。ディズニー映画は後味がとても良いので、ハッピーな気持ちになれる。

自分の夢を叶えるために、人の助けは欠かせない。でも自分の夢は自分で絶対に叶える、と思って行動しなければ誰も助けてくれないし、助けようがない。自分の夢を叶えることを阻止する一番の犯人は自分だ。環境に恵まれている人もいれば恵まれていない人もいて、時間のかかり方は人それぞれかもしれない。それ以上に、本当に自分がそれを叶えたいのかどうか、はっきりしないこともあると思う。誰かの夢であって自分の夢ではないってこともあると思う。

もし本当に自分が心から叶えたい、と思う夢だとしたら自分に限界をもうけずに自分には出来ると信じて、それに向かって行動を重ねていくこと。本心からやりたいこと、叶えたい夢は自分が心から喜ぶはずなので、自分の持つ力を疑う必要はない。不思議なぐらい、気がついたら叶っていたということがある。後から考えるとその時には思っていない点と点が線になって繋がっていたことが多々ある。

心からの願い。それを叶える方法はまず「言葉に出す」こと。友人や周りの人にも言葉にして伝えること。そうなった自分を想像すること。叶った時の感情を想像するのも良い。自分が放つ言葉は自分が1番聞いている。斎藤一人さんがいうには、自分がこうなりたいってことを自分に叶える力がなくても、脳が勝手に動いて叶えてくれるから言葉に出すことが重要だとよく言っている。

言葉にして行動する。人に伝えたら助けてくれる人が必ず現れる。すぐに現れなくても時がきたら必ず現れるし、案外身近にいる人だったと気づくこともある。私が昔よくやっていたのは、自分が好きな写真や言葉を切り抜いてノートに貼り付けていた。自分の中にビジュアルとしてイメージがどんどん拡がる。

今回の映画「ウィッシュ」の登場人物でも弱さから裏切ってしまったり、諦めてしまう人たちが自分の夢は自分で叶える、という心の奥にある強い気持ちに目覚めていくところが素晴らしい。100年間優しさと勇気で自分の運命を切り開く主人公たちを通じて、世界中のどれだけの人が励まされただろう。これからの100年も今までの100年と変わらず世界中の人たちが夢を信じることができる物語を作り続けてほしい。



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