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【ガンバ大阪】現状打破を急がない/J1第9節:柏戦●0-1

おもしろいかおもしろくないかで言えば、間違いなくおもしろくない。誰が好んで4試合も無得点の状況を受け入れるもんか。しかしこれも乗り越えなければならない試練。そして宮本監督はどう乗り越えようとしているのか。

□ 2021年4月11日:J1第9節
柏レイソル1-0ガンバ大阪

■ 現状打破を急がないという判断

たぶん開き直ってると思う。今はバタバタしても仕方がないと。だから色々な選手を使って、コンディション面と連携面の両方を高めるために時間を費やしている。現時点で動ける選手だけを使って目の前の勝点を取りにかかるのも一つの選択肢だが、中盤戦以降に向けての態勢を整えるための「犠牲」も必要なのだ。

■ あれだけカウンター食らったらリズムも生まれないよね

とはいえ序盤の入りは悪くなかった。ロングボールを織り交ぜながらサイドを起点にチャンスを作り、何度かシュートシーンまで持っていった。
ただ、やはり連携面の成熟が足りないせいか、奪われ方が悪くカウンターを浴びるケースが多かった。広大なスペースを活かして、江坂任やクリスティアーノ、サヴィオらがダイナミックな攻撃を展開。広島戦・福岡戦と比べてもヒヤリとさせられるシーンが続いた。これは守備陣どうこうよりも攻撃の質の問題。柏の術中にハメられてしまった印象が強い。

攻め切れなかった点については「14歳のサッカー戦術分析」さんがわかりやすくまとめていらっしゃいますのでご参照いただければ。

カウンターで帰陣を余儀なくされ..を繰り返してはリズムが生まれるはずもなく。失点はセットプレーからスクランブルな形で喫したが、問題はそこじゃないよね。

■ 浮上の兆しがないペレイラ、行方不明のヨングォンと藤春..

事実としてペレイラがピッチにいる時間は得点の気配がしない。恐らくまだパスの受け手と出し手のイメージが共有されていないだろうし、ボールタッチもまだしっくり来ていないように見える。うまくいかないことでイライラも蓄積しているし、明らかにお荷物状態。
しかし前回の記事でも書いた通り、今季の得点源として見込んでいるペレイラを簡単に諦めるわけにはいかんのである。チーム力の底上げには欠かせない点取り屋を目覚めさせるためには、どんどん実戦に投入していくしかない。使う側も使われる側も見る側も、みんなガマンのしどころである。

ところでヨングォンはどこ行ったんでしょうか..未だにメンバー入りすらしてないですよね今季。状態面に問題があるのは明らかですが、じゃあ何で韓国代表の試合に駆り出されてるんすかね..
あと福岡戦でスタメンを外れた藤春がてっきり戻るのかと思ったら、今節も黒川が使われたどころかベンチ入りすらせず。どこか傷めたんでしょうか、今季の彼への期待感は半端ないので早めに戻ってきてもらわないと。

■ 連戦の残り3試合も苦戦は必至..覚悟を据えて見守りたい

そんな状況ですので連戦の残り3試合も苦戦すると思ってます。急にガラッと良くなるはずもないし。この状況をどう捉えるかはそれぞれだけども、個人的には覚悟を据えて見守りたいなと。ちょうどこの連戦のあと、少し空いて5月2日に待ち構えているのが大阪ダービー。そこが一つのターニングポイントになるんじゃないでしょうか。

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