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競馬

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2021年2月の記事一覧

【競馬】阪急杯・中山記念ほか振り返り

何というか、怒涛の週末でしたね。 蛯名正義さんの引退、そして定年を迎える調教師の方々の惜別ムードあふれる中、まさかシーザリオの訃報まで届くなんて。よりによって角居勝彦厩舎の最後の日に重なるとは.. 阪急杯と中山記念は、充実著しい北村友一と松山弘平がきっちり人気に応える騎乗を見せてくれた。G1馬と出会って、すっかり頼もしくなったなあ。アルアインも喜んでるなきっとw ■ 阪急杯/馬体増は充実の証、2歳女王レシステンシアが復活の勝利! レース前は「3強」の争いだったが、

【競馬】2月28日(日)の見どころ/阪急杯・中山記念ほか

Jリーグは開幕しましたけれども、ガンバ大阪は何の見応えもない完敗。目指すスタイルを取り戻すのは簡単なことではないと理解していますが、それに向けて何の爪痕も残せずただ負けただけというのがどうにも腹立たしい。 早く楽しいサッカーが見たいぞ!! * 気を取り直して明日の競馬の話しましょか。阪急杯と中山記念。どちらも馬券を買う候補のレースに入ってはいるのですが、熟考の末ROMを決めました。これぞ弱き勝者の戦法よ。 ■ 阪急杯/逃げるか追い込むか、腹を括ったものが勝つ例年は開

【競馬】2月27日(土)の見どころ

Jリーグが開幕しましたね。ガンバ大阪の試合は明日ですが、一足早く川崎×横浜Mがオープニングマッチとして行われました。盤石の川崎。マリノスがあそこまで無力化されるなんてもうね。よほどのことがない限り連覇は濃厚だし、しばらく黄金時代が続いちゃうんじゃないかと.. 競馬の世界は今週から春の中山開催がスタート。例年なら関西エリアも京都→阪神に替わるタイミングで、いよいよ長かった冬の終わりを感じる季節。そんな開幕日のお楽しみはこちら。 ■ 松籟S/レア条件施行マニア歓喜の阪神320

【競馬】JRA勢も歯が立たなかった「地方の王者」アブクマポーロの再来を願って

ちょうどカフェファラオがフェブラリーSを制した次の日のことだった。かつて「地方競馬の雄」として交流G1を4勝したアブクマポーロの訃報が届いた。フジキセキやマヤノトップガンの同期生、29歳での大往生である。 ちょうどこの馬が活躍していた時代は、僕が競馬を見始めた頃。最初は「地方馬」が何かということも漠然としか理解できていなかった気がするが、次第にその偉大さがわかるようになっていった記憶がある。 改めて成績を振り返ってみる。通算32戦23勝、重賞は9勝でうち4つがG1。ぐうレ

【競馬】ヒヤシンスS・京都牝馬S・ダイヤモンドSほか振り返り

今週は何だか話題が満載で色々と追いつけてない気がする。今ごろ先週のレースの振り返りを書くというね。水曜ですよもう。それでもよかったらお付き合いください。 フェブラリーSと小倉大賞典は個別の記事をすでに更新済みですので、それ以外のレースを簡単に。 ■ ヒヤシンスS/奇跡のペルーサ産駒ラペルースが中央復帰後2連勝! 世代最強ダート馬の座を視野にまずは何と言ってもラペルースですよ。この馬で単独の記事を書こうかと考えたほど。残された数少ないペルーサ産駒の中から、世代最強ダート馬の

【競馬】香港ゴールドC・クイーンズシルバージュビリーC・香港クラシックカップの結果

先週の日曜には香港で3つのビッグレースが行われた。2000mのG1ゴールドCと1400mのG1クイーンズシルバージュビリーC、そして4歳クラシックの2戦目・香港クラシックC。それぞれ簡単に振り返っておく。 ■ 香港ゴールドC/2000mでも止まらないゴールデンシックスティ13連勝! 初対決の古豪エグザルタントも撃破香港の新たなスーパースターの座に就いたゴールデンシックスティが香港ダービー以来となる久々の2000m戦に出走してきた。恐らくベストはマイル戦なのかなと思いつつ、こ

【競馬】日本のダートスプリンターがサウジの地で示した可能性と、森秀行厩舎の功績

昨年に続き日本調教馬が大活躍の「サウジアラビアミーティング」となった。3歳馬ピンクカメハメハがサウジダービーを制覇。そしてリヤドダートスプリントではコパノキッキングとマテラスカイのワンツーフィニッシュ。地元勢や英米からの遠征馬との対戦で、存分に力を発揮してくれた。 中でもダート短距離の強豪たちが、異国の地で可能性を示してくれた意義は大きい。国内のビッグタイトルはJBCスプリントに限られる現状。こうして日本調教馬の特性にも合う舞台が新たに設けられたことによって、彼らの活躍の場

【競馬】G1のウラで勝利への気迫が激突、期待通りの熱戦/小倉大賞典振り返り

フェブラリーSを差し置いてめちゃくちゃ楽しみにしていた小倉大賞典は、期待通りの激戦となった。トーラスジェミニがハイペースで飛ばす、いかにもローカルG3らしい展開。3角過ぎから後続馬群もスパートし、直線はまさに勝利への気迫が激突。番手から抜け出しを図るディアンドルをめがけて追走するのはテリトーリアルとボッケリーニ。遅れてカデナとアールスターも差を詰め、さらに内から突っ込んできたのはデンコウアンジュ蛯名ァ! 最後の最後までスリリングな攻防が続いたが、ボッケリーニとの叩き合いをハ

【競馬】創意工夫がルメールを「G1の神」にする/フェブラリーS振り返り

「自動的にルメールを買え! G1はもう予想なんかすな!」という千鳥ノブのキャプチャをよく見かけるようになったが、どうもアレは好きじゃない。勝ち馬を検討するという競馬の醍醐味を自ら放棄するようなマネは、競馬ファンなら絶対に慎みたいもの。あれこれ考えた結果、ルメールに命運を託すことになったのならまだしも、「ルメール買っときゃだいたい当たる」はただの思考停止。仮にその馬券が当たったところで、払戻金以外の楽しみや喜びは得られるのだろうか。 その一方で、「G1はルメール買っときゃだい

【競馬】2月21日(日)の見どころ:フェブラリーS・小倉大賞典ほか

田村康仁厩舎のワンツースリーや2000万馬券など、ネタには困らない土曜日でしたね。そして田村厩舎はグロンディオーズでダイヤモンドSも制覇。 京都牝馬Sはイベリスがあっさり逃げ切り。スタートから5秒で勝負アリでしたね。ほら簡単、とまた言いたくなるやつ。 パフォーマプロミスはどうしたのと思ったら骨折してたんですって..さすがに厳しいですかね現役続行は。 * 明日はフェブラリーSですけど、G1だからといって必ずしも楽しみだとは限らないですよね。正直まあ誰が勝ってもいいやくらいの

【競馬】ガッカリなニュースだが切り替えていこう/2月20日(土)の見どころ:ダイヤモンドS・京都牝馬Sほか

持続化給付金の不正受給は残念な話ですね。何が一番ガッカリって「みんながやってるから大丈夫だと思って」みたいな情けない集団心理によってどんどん広まっていってしまったことです。自分で善悪を考えることを放棄した結果がこれ。せっかく関係者が一丸となって2020年を完走できたというのに、その努力をフイにするような話で本当に(´・ω・`)ショボーンですわ。 そして「黒幕」とやらも特定されつつある状況。どんな決着を迎えるのでしょうか.. * せっかく今週はフェブラリーSも含め4重賞と

【競馬】低調なフェブラリーSの見どころは「史上初の記録」に挑むオーヴェルニュ

どうにも低調なメンバーになりそうなフェブラリーSである。 昨年のチャンピオンズC上位馬がほぼ不在。チュウワウィザードはサウジアラビアに遠征、ゴールドドリームは引退、そしてクリソベリルは故障で休養中。インティは出走してきたものの、東海S大敗を経てのもので相変わらず展開次第で信用ならず。 オメガパフュームはもう完全に交流G1に的を絞ってのローテを組んでおり、ダート路線でも各自の適性を重視したレース選びが定着しつつあることを感じる。JBC→チャンピオンズC→東京大賞典→フェブラリ

【競馬】2021クラシック出走ボーダーライン最新版(2月14日終了時点)

先週の3歳戦はガッカリ案件が多くなかったですか。こぶし賞のヤマニンルリュールは1番人気に支持されるも6着。結局メイケイエールしか手元に残らない武豊であった..オンラインドリーム・エリザベスタワーの悲劇再び。 ゴールドシップ産駒テーオーラファエロはあすなろ賞に出走するも、発馬直後からまるで行き脚がつかず..2角で「異常歩様」による競走中止。一体何があったのか。大事に至っていなければいいのだが。 POG指名馬グランワルツは圧倒的人気を裏切る形で大敗。坂路であれだけ動けるのだから未

【競馬】女王の静かな復活、育ち盛りの娘/京都記念・クイーンCほか振り返り

まずはこちらをご覧ください。 ひゅー最高。今日だけでもレース動画10回は見たな。 それにしても馬上で絵になる男。たかがG3でこんな派手に喜んでどうするのという人もいるかもしれないけど、こっちはすでに百日草特別でもガッツポしてますからね(反論になっていない それに横山武史は普段から下級条件戦とかでもちょいちょい握りこぶしを作ったりするなど、意識的に感情を表に出すスタイルを貫いてる。今回のレースだけを見てやいやい言うのはおかしい。 あと、なんちゃらジャーナルとかいういつもの