【読書のおとvol.19】
モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語 内田洋子 方丈社 2018年
同人誌の発行や読書会を開催している友人から、「この本オススメ!」ということで手に取りました。そういうこともなければ出会うこともなかったと思います。
結構な厚みで都市名が色々と出てくるので、初めはちょっと難しいなあと思いましたが、読み進めていくうちにどんどん楽しくなってきました。
タイプライターや印刷機のルーツ、割賦販売のルーツはこの村から生まれたらしい。
それよりも著者がこれほどの熱量で歴史を紐解いていく姿に感動しました。現地に何度も足を運び、いろんな文献を確認し、地元の人々の話を聞く。それをまた分かりやすく、興味深く本にまとめあげる。何度も読み返して、噛み締めて味わう本かなあと思います。
今回、図書館で借りて、次の予約も入っていたので、ギリギリまで楽しみました。最近、文庫本にもなったらしいので、手元に置いておきたいと思います。
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