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【2-8】自然の恵みを食べまくり(~412日目)

山菜祭~さんさいさい~

どうやら、山は食べ物だらけらしい。
養蜂場の畑の一角には、盛りだくさんの蕗が自生している。
冬の間、何もなくなってしまったように見える土の中で、しっかりと根を張って生き抜いている。
暖かくなって、蕗の薹が顔を出し、あっという間にぐんぐんと茎をのばして、緑の傘のような葉っぱがしげる。
去年、細い茎の山蕗の美味しさにすっかりハマってしまい、伸びてくるのを楽しみにしていた。雨が上がって、ピンと伸びた茎をウホウホと収穫する。
今しか採れない山の恵み。

フキとミツバ

畑の近くの崖に自生している山ウドとコゴミ。
山菜名人に教えてもらいながら収穫。
山の歩き方や山菜を見つけるコツを教えてもらいながら、ウホウホ。

ウドとコゴミ

スーパーで売られている野菜とは違って、山菜たちは食べるのに少し手間がかかるけど、その手間暇が愛おしい。

こごみはサラダに

昔はこういう事を家族や近所の人たちみんなでやっていたんだろうな。
と思いつつ、少し思うところもあったりして。

大量のきゃらぶきを仕込む

思うところ

祖父母が住んでいた山梨の田舎に夏休みと正月に行ったことを思い出す。

じいちゃんは、気難しくて突然怒ったりするけど、内緒でお菓子をくれたり、沢蟹取に行ったり、喜ばせようとしてくれていたように思うし、何よりじいちゃんの匂いが好きだった。
ばあちゃんは、正座している後ろを通る時に私の足の小指を踏みつけて、「痛い!」っていうと、ニヤッと笑ってた。
方言がきつくて何を言っているのかわからなかったり、料理があまり上手じゃなくて、ばあちゃんの作ったものがちょっと苦手だったけど、帰りに長い階段の上からニコニコと手を振ってくれるばあちゃんだった。

当時はボットン便所で、下から冷たい風が上がってくるし、足の長い虫が歩いているし、怖くて嫌いだった。
じいちゃんが「おい、代わりに便所に行ってきてくれ」と冗談を言っていたけど、私はかなり本気で代わりに行ってきてほしいと思っていた。
壁に掛けられている何が書いてあるかよくわからない文字とか絵も怖かったし、飾ってある人形や置物も動き出しそうで怖かった。

正月のNHKも、じいちゃんが嫌いな歌手が出てくると怒って消しちゃうし、全部のチャンネルが受信しないテレビも、見てばかりいたら怒られるし。

それでも、囲炉裏で焼いた餅は美味かったし、ばあちゃんの作る真っ黒の手作り味噌の煮干し入りの味噌汁や、小さい梅干しや、にんにくの醤油は、もう二度と同じものは食べられない。

子どものころ、行けばそれなりに楽しんで過ごすものの、親戚の集まりはあまり好きではなかった。
自分で決められることが少なかったこともあるけど、どこかで周囲の大人たちの微妙なやり取りを察知したりして、勝手に気を使っていたんだと思う。

今になると、もっともっと色々な事を教わっておけばよかったと思う。
教えたかったんだろうなと思う。
でもね、私は多分それよりも、自由を選んだんだよね。
地に足をつけて生きていく方法よりも、誰にもどこにも縛られずに生きていく方を選んだんだと思う。
知恵や知識を伝えていくことが伝統の継承なのだとしたら、それが誰かを縛り付けるような強制するようなことじゃなくて、もっと自然に自分の糧となるような伝わり方になるといいな。

夏の暑さに備えて

去年の夏の暑さを思い出すと、汗が吹き出しそう。
というわけで、暑さ対策のグッズを購入。
流石のワークマンでも、それなりのお値段。
「空調ベスト~!!!」
これで、今年の夏を乗り切る計画。

涼しくなれー!

モッサモサに生えまくる草を何とかしたい!
「草刈り機~!!!」
が、こっちはちょっとお値段高すぎて、まだ手が出ない泣
でも、絶対必要になるだろうし、購入を検討中。

見てると良いのが欲しくなる…

借りることもできるんだけど、道具も人も、借りるのに抵抗がある。
壊しちゃったり傷つけちゃったりするのが嫌だし、気を使いながら使うくらいなら、何とか手に入れたいと思う。
…よし、がんばろう。

ニホンミツバチ

先日、連れて帰って来たニホンミツバチちゃんたちは、少し巣を盛って、いなくなってしまいましたとさ。

ハーブ畑の整理も着々と

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