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【47】AIの進歩と人間の知恵と 1/30~2/3(296~300日目)

ダリアブロック完成!

1月中、黙々と作業を進めていたダリアブロックを納品した。
糸鋸で一枚一枚花びらを切り取って、磨いて組み立てて。
楽な作業ではなかったけど、色々と考えるいい機会になった。

おがくずを入れて完成


というのも、頭で想像するのと目で見るのは全く違うし、目で見るのと実際に自分でやってみるのも全然違う。
そして、自分でやってみるのも1個や1回だけじゃなくて、いくつも何回も繰り返すのはまた違う。
やっぱり自分でやってみないと実感が伴わない。

自分が体験できることは限られている。
世界中で起こっているすべての出来事を体験することはできない。
だからこそ、経験できないことや目の前に見えている以外のことに想像力を働かせたい。見えていないことや知らないことは、無いことではないから。

さておき。
ダリアブロックの材料を作ってくれている材木屋さんのところに打ち合わせに行く。
薪ストーブに当たりながら、色々と興味深い話を聞くことができた。

AIでできることと、人の知恵と

私の胴回りをはるかに超えるふっとい木を見ながら、どの部分を切り出すのか印をつけて柱にできるように切り出す。
そんな作業をしているところに、お邪魔して色々な話を聞かせていただいた。
AIの進化は、私ができる想像をはるかに超えているようで、聞けばなんでも答えてくれるし、様々な技術を人間に代わって行うことができる。
休まなくても働けるし、同じことを何回繰り返そうが、疲れない。
人間にしかできないことなんてないんじゃないかと思わせられる。

でも、物凄い極論だけど、完成した喜びとか、頑張った後の気持ちよさとか、喧嘩になるくらい一生懸命考えて議論することとか、面倒臭く見えるような様々なことを感じずに欲しいものが手に入る世界に、私は生きられるのかな~なんて思ったり。
確かに、人間相手だったら、相手の都合に合わせて時間を調整したり、人によって言っていることが違ったり、時には意地悪な事をされたり、面倒くさいと思うことも山ほどある。
物欲、食欲、名誉欲、承認欲求…。

AI「リリーは○〇と言われたら、喜びます」
AI「リリーが今一番食べたいものはカレーライスです」

もしも誰かがAIを使って私に話しかけたときに、私は気が付くことができるのかしら…。などと、少し星新一の世界に迷い込んだ気分になっている。

おが屑活用法

そんな話の中で、素敵だなぁと思ったのが、昔の職人さんの話で。
数が読めなくても、自分で工夫して道具を作って、ちゃんと依頼された仕事をこなしていく話。
問題が起こったり、不便を感じたときに、工夫して自分たちで使いやすいような道具を作ったり、修理したりしていく。
そういう事を繰り返して、その知恵が受け継がれていく。

今回、薪ストーブに当たりながら、私の家が薪風呂の話をしたら、おが屑で火をつける方法を教えてくれた。
おが屑に灯油を少し混ぜて、火をつける最初に入れると、イッキに火が付く。薪ストーブで見本を見せてくれて、おが屑も分けてくれた。
(やってみたい気持ちが先走って、写真とかビデオ取るのをいつも忘れる…。次は動画撮ろう…)

一斗缶の蓋を切り取って、金づちで叩いてバリを凹ませてくれる。
前に養蜂の大先輩のお宅に行ったときにも同じようにしてくれたけど、こういう事も、体験の中から生まれた知恵なんだと思う。

サラッとやってくれる

普段、地元の大先輩たちが何気なくやっている知恵は、私にとっては興味深くて、その背中はみんなかっこよくて、わくわくしっぱなしで、自分の心が機械の心じゃなくてよかったと思うのだ。

ほらよっと入れてくれる

今週のグルメ

深谷のねぎまつりに影響を受けて、七輪炭火でねぎを焼く。

スペインの香り?


家じゅうねぎ臭泣
スペイン料理で、ねぎの丸焼きをカルソッツというらしい。
見た目も面白いし、わくわく感もあって、イベント的には楽しいけど、次は食べやすさ重視しよう…汗

薪風呂ついでに焼きいも。

あかあかと

すっかり定番化している。
炭火で焼いた焼き芋は、冷めてもねっとりしていて旨い。
めちゃくちゃ手抜きスイーツになる。
(シナモンかけすぎたけど、気にしない)

クリームチーズやアイスとも合う

買い物ついでに、秩父のパン工房fuwafuwaさんへ。
移住してすぐに出会ったこのパン屋さん。かなり好き…。
まとめ買いしてしまう。
パンの美味しさもそうだけど、作られているパンのメニューが、好みのものが多くて嬉しい。
毎週行かれるわけではないけれど、どうか末永くお店が続きますように。

我慢できず、車で

パンに限らず、引っ越ししてから、お店が近くにないこともあって、買い物に行くとついついまとめ買いするようになった。
買い忘れて家に帰って来てしまった時の絶望感たるや(大げさ)

ネットで何でも買えて本当に便利で、田舎暮らしに不便さを感じることは実際ほとんどないんだけど、やっぱり自分の目で実物を見て選びたい。
暮らしが便利になればなるほど、実感が伴うことに対する欲求が高まっているのかもしれないな。

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