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【2-22】ミツバチを見てもらいたい(~509日目)

ミツバチとのふれあい

3名のミツバチに興味津々の方々が、神奈川県葉山市から遠路はるばるいらっしゃることになった。

私のような養蜂を始めたばかりで、ほぼ素人であり、なおかつ宣伝力もあまりなく、SNSも上手に使いこなせているとは言えず、さらにはブログのアクセス数だって過疎なわけで、この広い世界で何のつながりもない人が、私にたどり着く方が難しいだろうと思うので、養蜂の見学をしたいという連絡を頂いた当初は、正直かなり戸惑った。
とはいえ、丁寧なメールの文面や、やり取りをしていく中で、まずはお会いしてみようという気持ちになり、当日を迎えた。

かわいいマフィン❤️
珍しいドリンク

ミツバチだけじゃなくて、どんな環境の中でミツバチを飼育しているのかも知っていただきたくて、周辺をご案内がてら養蜂場へ。

興味津々に話を聞いていただき、ミツバチのことを今まで以上に好きになってくれた様子を見て、本当に嬉しく、体験してみてもらうことって、どれだけ言葉を尽くすよりも伝わることがあるのかもしれないなと感動した。

そしてあろうことか、1枚も一緒に写真を撮影しなかった。
自分が説明することと、見てもらうことに夢中になりすぎた…。
貴重な体験してもらった風景だったのに~泣
記念撮影とか、記録撮影って、自分が撮影者という立場の時以外は、頭から抜け落ちちゃうんだよな~。
まさに幻状態になってしまったではないか~。

かなしみ…。
そして、自分を撮影してもらった貴重な1枚。
(撮影されていることに気が付いてもいない泣)
関取みたいにどっかと座っておりますが、お腹もう少し凹ませて撮ってもらえばよかった…。

ボディがハム

暑い日々

日中は、とにかく暑く、相変わらず作物も元気がなくなり、どうにかこうにか水を撒いては見ても、みるみる乾いていく。
このまま行ったら、どうなってしまうんだろうと心配していたら、数日続けて、夕立が降った。
きょくたん…。

みずまきっ!

災害に見舞われている地域の人たちの気持ちになれば、降ったの止んだのと命にかかわらない範囲で、文句を言っている場合ではないのだけれど。
本当か嘘か、山の天気は変わりやすいらしく、さっきまで青い空だったのに、急に冷たい風が吹き抜けて、雲の形がどんどん変わっていく。

雨が通り過ぎて

フジファブリックの『茜色の夕日』の中で、
 東京の空の星は
 見えないと聞かされていたけど
 見えないこともないんだな
 そんなことを思っていたんだ
という一節がある。

東京の空を眺めるときには、頭の中でこの曲が巡っていた。
秩父に来てから空を眺めることが増えて、毎日の天気の具合を気にする生活になって、それが当たり前になっている。
綺麗だと感じる空も景色も空気も、当たり前じゃないのかもしれないな…と、風にふっとばされてしまった日よけのカバーを戻しながら感じた次第。
自然に負けてセンチメンタル…。

嬉しい差し入れ

今住んでいる家は、元々大家さんのご両親が住んでいて、おばあさんが亡くなってからしばらく空き家だったところ、ご縁があってお借りしている。

本当にありがたいことに、アパートのように隣の音を気にすることもなく、壁に傷をつけないかヒヤヒヤすることもない。
スペースも広くて、友人が来ても泊まってもらえる。

なによりも大家さんが、私にとって素晴らしくちょうどよい距離感でいてくれる。
田舎の人との距離感って、確かに都会と違う部分はあると思う。
田舎だからというよりは、人の入れ替わりが多いか否かという部分だと思っている。
都会でも、同じ会社の中でずっと同じ人がいると、よくわからないハウスルールのようなものが出来上がっていて、新規参入者は面食らったりする。
それとさほど変わらないのではないか。

「移住」という言葉に少し違和感を感じることもある。
「引っ越し」とは何が違うんだろうか。
  移住=よその土地にうつり住むこと。今後長くその土地で暮らす、その土地に永住する意思がある時に使用する。
  引っ越し=別の場所に移動すること。

何年経っても「移住者」であり「よそ者」のまま。
言葉にすると、少し冷たい響きにも聞こえるけど、自分が「移住者」で「よそ者」であることは、実はそういう人とも付き合ってくれる人かどうかという一種の「ふるい」でもあると思っている。
私という人間と接してみて、バックボーンと関係なく面白いと思ってくれる人と、丁寧に関わっていこう。

クセになる

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