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【3-15】自分がやったことが返ってくる(~824日目)

はちみつ販売のその後

先週、はちみつを販売開始し、ありがたいことにたくさんの注文を頂いた。
そして、今週。
ショップぶっ壊れたのかと思うくらい、注文止まった…。

飲食店を開業した時に、来てくれるお客さんへの対応とか、大変なことは色々あるけれど、誰も来てくれない時間をいかに心を折れずに過ごせるかっていう話を聞いて、たしかになぁと思った。

養蜂をしていて、実際にはちみつを搾るのは、年に数日だけ。
瓶に詰めたはちみつは、長く保管できるので、搾ってすぐに販売する必要もないのだけれど、販売方法をもう少し開拓しないとだな…。

店売りは想定外なので

送料もかかるし、来年は一年分まとめ買いプランとか考えてみるかな。
月に1瓶で、毎日の食卓がグッと華やかになるし、決して高い買い物ではないと思うんだけれど…。

はちみつを通じて

もともと、お店に滞在できる時間が少ないこともあって、自分が作業をしている時限定で、せっかく店の中にいるから…というわけで、こっそりひっそりお店を開けている。

普段は空いてない

開けているというか、暖簾を外に出している。
カフェなどと違うので、はちみつの試食しかないし、目的がはちみつしかないので、基本それほどお客さんが来ることを想定していなかった。

ところが。
いたんですね。
はちみつ屋こっちのSNSをチェックしてくれてた人が。
お店に足を運んでくれる人がいたんですよ…。

私は、自分のはちみつを皆に食べてもらいたいいし、もっとたくさんの人に、本物のはちみつのおいしさが広まったらいいなと思う。
綺麗事を言うつもりはないけれど、私のはちみつだけじゃなくて、色々な土地のはちみつを食べてもらいたい。
もっとはちみつが身近なものになってほしいと思っている。
ただ、どうしても単価が高くなってしまって、他のお店さんとコラボしたりするには、私の規模が小さい。
はちみつ屋こっちのネームバリューも全くない。
使ってもらえるのは嬉しいけれど、秩父産のはちみつを作っている人がたくさんいて、品質が良い物も多いので、他の養蜂家さんを紹介してしまったりするのです…。

だけれども。
私も自分のはちみつをもっともっと宣伝ンしていかなくてはならん。
とはいえ、ドドンと宣伝をするのが、どうにもこうにも気恥ずかしい。
なんだそれ、ですよ。
理由、気恥ずかしいってなんだよ。ですよ。

売れなくちゃダメなんですよ、商売なんですから。
でもさ~、恥ずかしいんだよ~。

って言ってる場合じゃないよな。
というわけで、今後はもっと「顔」が見えるようにしていく…つもり…。

暑い…暑すぎる…

夏の暑さに身体が慣れていないのに気温30度超えてくるなんて、いよいよしんどい。

はちみつ搾ったら全て終わるわけではなくて、来年のために今がすごく大切な時期。
ここで、ミツバチをちゃんとお世話できるかが大きな分かれ目。

こぼれた蜜に群がる

はちみつをたくさん貯めこむのは、群れを分蜂させるためでもあって、それを少し待ってもらっていたので、はちみつを採った後には、新しく群れを作る作業をする。
大きくなっているミツバチの群をいくつかに分けて、産まれたばかりの女王を導入していく。
こういうのは、まさに養蜂技術。
新しく女王が産まれて外に飛び立って交尾をして産卵が始まる。
人工的にこの作業をするのだけれど、無事に産まれてくるのが、7割。交尾して戻ってきて産卵を始めるまでは、今の私の技術だと成功率半分ってところか。

ミツバチも暑いや

今年は少し早めに作業を始めたので、新しい女王が産卵を開始している。
次の世代に命が繋がっている。

みつばちの作業が長袖長ズボンに面布を被っているので、真夏の作業は地味にツライ。
早朝から作業を始めても、お日様が昇れば容赦ない暑さに襲われて、汗で手が滑るほどになってしまう。
なので、朝晩少し涼しい今のうちに、時間がかかる作業を終わらせてしまいたいんだけど。
せめて、あと半月。
もう少しだけ暑くなるのを待ってほしい。

暑いよ…

収穫

みつばちのために、養蜂場をお花畑にするべく、色々な植物を植えている。
農業だってゼロからの挑戦。
せっかくなので、お花畑の隙間に、自分も食べることができるものを育てている。

ラベンダー🪻

ミツバチを育てるのは本業のつもりなので、全身全霊を傾けているけれど、作物を育てるのは、息抜きのような感じ。
手が空いていて、なおかつ体力が残っている時だけしか、お構いできないために、なかなかうまくならない。
農薬はおろか、肥料も入れていない畑。
落ち葉や頂いたもみ殻を集めて、腐葉土にして畑に漉き込んだりして、毎年少しずつ、本当に少しずつだけど、採れる作物が大きくなってきた。

試し堀いも

ミツバチもそうだけど、何かを自分で育ててそれが実になっていくのが楽しくて、自分もなんだか少しちゃんと生きているような気がしてくる。

今年は梅が不作と聞いたので、梅仕事はやらないつもりだったのだけど。
養蜂場の近くの梅は、ミツバチがいるお陰(?)か、少し実がなっていた。
我慢しきれなくなって、自分が食べる分だけいただく。

梅さん
結局2本分

季節の仕事をすると、なんだか落ち着く。

2023年 🐝2023年はちみつ販売🐝

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