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🐝2024年 はちみつ販売🐝


📢6/3より、はちみつを販売いたします!📢

いつも応援してくださっている皆さま、ありがとうございます。
初めてこのページをご覧いただいている方、興味を持ってくださりありがとうございます。
養蜂を始めて3年目、今年も販売ができることを心から感謝しています。

ミツバチとはちみつに魅了され過ぎて、話だしたら止まりません。
「はちみつ食べたいだけなんだが…」
「説明はいらないかも…」
っていう方もいらっしゃると思いますので、熱量高めの内容は後半に…。
できれば、読んで納得してから購入していただけたら、嬉しいです。

自分が食べたいはちみつを。
自信を持って説明できるものを。
そんな思いで続けております。

通信販売のご案内

通信販売は、BASEのショップでご購入いただけます。
一人ですべての工程を行っていますので、ご注文いただいてから発送までに少しお時間いただいております。
ご注文から一週間以内に発送できるように作業を進めておりますが、到着まで気長にお待ちください。

直販のご案内

直販は、小鹿野町の作業場としてお借りしている店舗で販売します。
開店時間は、Instagramでご案内しています。

開店時は暖簾出します

一人で全ての作業をしているのと、お天気とミツバチが最優先のため、お店にいられる時間があまり多くありません。
わざわざ足を運んでいただいたのに、空振りということになりかねませんので、インスタグラムを見てから来ていただければと思います。
暖簾が外に出ている時は、店におりますのでお気軽にお声がけください。
DMを頂き、タイミングが合えばお近くの場合お届けいたします。

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今年のはちみつについて

私は巣箱を直線距離で3キロほどの距離の2か所に置いています。
ミツバチは、周囲2~3キロの範囲を飛び回ると言われていますので、私が飼育しているミツバチは、周囲5~6キロ圏内の花の蜜を集めていると思われます。
サクラ、カエデ、アカシア、フジ、トチ、などなど。
綺麗な川や山に囲まれている地域で、自然の花が多く咲いています。

花探す日々

毎年季節ごとに違う花が咲いていると思っていましたが、実は年ごとに多く咲く花の種類も変わることに気が付きました。
栽培している植物は、毎年平均して収穫できるように手をかけているので気が付きにくいですが、自然の花々には表年裏年というものがあるようです。

藤やアカシアは蜜が多く出る花なので、近くにこの花が咲いていると、ミツバチ達もその花をめがけて飛んでいきます。
周囲に咲く色々な花から蜜を集めるものの、おおよそ多く含まれる花を特定できるのはこのためです。

今年は去年に比べると藤の花がほとんど咲きませんでしたが、サクラの時期が遅かったので、春の初めにはサクラの蜜が多く入りました。
フジとアカシアの蜜は特徴が少し似ているのですが、サクラの蜜は違った味になります。
今年は、春のはちみつと初夏のはちみつ、採蜜した時期によって違う味わいを楽しんでいただけるものをご用意できました。

ギフトセット

はちみつの採取ですが、一つの巣箱でも入っている巣枠の全てにイッキにはちみつが集まるわけではありません。
そのため、熟成が進んだ巣枠から分離器に入れて搾りますが、集めた巣枠ごとに入っている花も違ってくるので、搾るタイミングで味にも変化が出てきます。

はちみつの説明

3種類味見をしてもらうと、人によって好みが分かれるのが楽しいです。
ちなみに私は、両方の特徴が混ざった完熟百花蜜が好きです。

人にプレゼントしたいというご希望もあったのでギフトセットもご用意しました。
ご自宅用の場合はそれぞれを別に購入していただく方がお得です。

単品でも購入できます

こっちのはちみつについて

こだわり、というと少しエラそうになってしまうのですが、私はこうしていますよということを、隠さずに全て説明できることを常に意識しています。

『はちみつ』といっても、その種類は様々です。
中でも、国内で流通しているはちみつのなかで、国産の割合は5%ほどと言われています。

米や野菜だけではなく、魚や肉や牛乳など、日々口に入れているものが、どのように作られているのか。
田んぼや畑は想像できる人も多いと思いますが、はちみつがどうやって採れるのかを、実際に見たことが無い人の方が多いのではないかと思います。
(私自身もそうでした)
だからこそ、信頼できるはちみつを食べたい時には、養蜂家さんから直接買うしかないのかなーというのが実情です。

日本中にたくさんの養蜂家さんがいて、みなさんそれぞれ工夫したり苦労しながらミツバチのお世話をしています。
そして、同じように飼育していても飼育している場所によって、味に違いが出ます。
はちみつは、その土地の自然の味なのだと思います。

あくまでも私自身がどうしているかということで、私の方法が正しいとか、他のはちみつがダメだということではありません。

・花の蜜だけを集める
私は、できるだけミツバチが必要な分のはちみつを採り切らずに、ミツバチの育成に回すようにしています。
とはいえ、冬を越える前や花が少ない時期など、ミツバチが自ら餌を集められない時に、砂糖水などを餌として与えることがあります。
ミツバチは、花の蜜も砂糖水も同じように、巣枠にはちみつとして貯めていきます。
春の採蜜の時期にエサを貯めた巣枠は除外して、純粋な花の蜜だけを集めるようにしています。

・育児をした巣枠からは採蜜しない
ミツバチは育児をする巣枠の中心部分から産卵をします。
巣枠の周囲には蜜を貯めます。
私は育児をしている巣枠に集めた蜜は、採取しません。
また、一度育児をした巣枠も同様に、採蜜には使用しません。
そうすることで、純粋な花の蜜だけを採ることができると考えています。
ミツバチは、一度育児をした巣枠でも自ら巣枠を掃除し、そこにはちみつを貯めていきますがが、より純粋な花の蜜だけを集めたいと思い、使用しないことにしています。

ミツバチが食べるためのはちみつ

・糖度を高める
ミツバチは集めたはちみつに羽で風を送って、水分を飛ばして糖度を高めていきます。
糖度80%を越えたはちみつは、半永久的に傷むことが無いと言われています。(私はまだ3年目ですが、初年度のはちみつは結晶化したとしても腐ったり痛んだりしていません)
人間の力で糖度を高めずに、ミツバチ達の巣の中で糖度が完全に高まるまで待つので、一つの花の蜜(単花蜜)ではなく、様々な花の蜜が混ざった百花蜜になります。
巣枠によってはちみつの味にも違いが出るのはそのためです。

・値段について
私の採蜜方法だと、採取できるはちみつが少なめになります。
また、自分で採取した蜂蜜は自分の手で瓶詰していますので、時間がかかってしまいます。
もしかすると、少し値段が高いと感じられる方もいるかもしれませんが、丁寧に採取したはちみつを自信を持ってお届けするための価格設定ですので、ご理解くださいませ。

はちみつの注意点(ご購入の前に)

はちみつがどうやって作られるのか、ということは今までずっとブログに書いてきたので、よければ読んでみてください。

・結晶化します
はちみつは、時間が経つと結晶化することがあります。
蜜の中には、花粉が混ざっており、入ってる花粉によって結晶の仕方が変わることがあります。
木の花の蜜の場合、結晶してもカチカチにならず、シャーベットのような食感になることが多いようです。

シャーベットのような

品質には問題ありませんので、そのまま食べてみてください。
こぼれにくく、溶けにくいので、むしろ結晶したものの方が食べやすいという方もいらっしゃいます。
どうしてもサラサラにしたい場合には50度以下で湯せんにしてください。

気泡が混ざります
分離機にかけたはちみつは、目の細かい網で濾してからタンクに入れ瓶詰めしていきます。
その際どうしても気泡が混ざります。
粘度が高いので、混ざった空気は少しずつ上に集まります。

集まった気泡が泡のようになってはちみつの上に見える事がありますが、品質に問題はありません。

・花粉、蜜蝋が混ざる事があります
気泡だけでなく、花粉や蜜蝋のカケラが混ざる事があります。
こちらも食べて問題ありませんが、気になる場合は取り除いてください。

・1歳未満の乳児に与えないでください

ミツバチを見てみたい方へ

なんだか、話し出すと止まらず、長くなってしまいました。
これを読んで、はちみつに興味を持ったり実際にミツバチを見てみたい!という方がいらっしゃいましたら、養蜂場を見てください。

今まで食べていたはちみつが、一味違ったものになると思います。

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