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【2-25】雑踏と雑草と(~530日目)

ちょいと都内へ

週末、ちょいと用事があって都内へ。
電車に乗ったのは去年の年末以来…。
あっという間に半年以上の月日が流れていたのね。

毎日満員電車に揺られ、ギュウギュウに押し込められて、まさに寿司のシャリみたいになる電車内は、意識を遠くに飛ばしながら耐えていた。
かといって、体幹というかバランスも悪いから、ある程度空いていると、電車の揺れでずっこけてしまって、人にぶつかったりして、それはそれで大迷惑。いつの間にか、電車に苦手意識があった。

そんな苦手意識を覆す、西武鉄道ラビュー。ら・びゅー。あいらびゅー。
黄色いシート、大きな窓、すべての座席にあるコンセント。
動画を見たり雑誌を見たり居眠りしたり。
車ではできないこともできるのが電車の旅のいいところ。
気分だけはオシャレ旅人。

池袋駅に降り立った途端、現実が押し寄せてくる。
正面から横から後ろから人が来る。
するすると人の波を避けながら歩いていたあの日は遠い昔。
とにかくうまく歩けないのだ。
デパ地下の魅力的な食べ物を物色する気にもならず、唇をぎゅっと結び、奥歯をギリギリとかみしめて、頭から煙を吹き出しながら、目的地である御徒町にたどり着いた。
あれほど毎日通っていた御徒町周辺なのに、なんだか居場所が無くて、一万歩以上ウロウロと歩き回ってしまった。
今思えば、もっと行きたかった場所があったのに、暑さと人混みと久々に都内に行った興奮で頭の中パンクしたな。

いつも人混みの中にいると、自然と膨大な量の情報量をいつの間にか処理するか、情報として認識しないようにするんだろうけど、最近は目の前の出来事を全て取り込みすぎていたのかもしれない。
そうだ、たまには雑踏の中に行こう。

珈琲館、癒される

草刈痛が気持ちよい

目の前に生え盛る草がリアル。
巣箱の周りも雑草が生い茂る。

草刈機を手に、いざ。
肩にベルトをかけて、左右に草刈機を振りまくる。
何度も繰り返すうちに、コツを掴んできて、頭や顔から噴き出す汗もそのままに、ジャッジャと小気味よく草を刈っていく。
この夏3回目の草刈り。

ぼうぼう
スッキリ

雨が少ない地域なので、草を完全に抜き去ってしまうと、地面が乾燥してパキパキになってしまう。巣箱の周りには草が無い方がいいけど、土ぼこりが舞い上がるのもよくないかなと思ったり。
巣門の近くに防草シートを張ったのは、ミツバチの様子を確認したり、管理しやすくするためなので、本当にミツバチにとって草が無いのが快適な環境なのかは、まだ正解が見つからず。

とにもかくにも、なんだかスッキリしたので、ご満悦。
…次の日。
腕腰肩の三大すぐ痛くなる部位が、見事にバキバキになる。
しなやかで強い身体が欲しい。
そんなことばかり考えているせいか、
「一ヶ月で効果が出る!〇〇トレーニング」
「みるみる変わる!〇〇体操」
みたいな広告がバンバン表れる。
AI、おそるべし。

芋畑

ミツバチの合同成功

本業ミツバチ。
夏の間の管理が来年につながる、と言われる。
今年産まれて、産卵を始めた女王が見当たらない。

内検をしていて、
・女王が見当たらない
・卵がない
・変性王台を作っている

この3拍子がそろったときには、女王が不在である可能性が高い。
ミツバチ達が騒めいているとか、他にもわかる方法はあるだろうし、長年経験を積んだプロの養蜂家さんなら、蓋を開けなくてもわかる位の境地に達しているかもしれないが、私は上記の3点を確認している。

無王群をどうするかについては、季節とか時期とか飼育方法によって対応は様々だけど、現状は他の群れと合同することを選択。
何もしなくてもすんなり合同できる時期もあるけど、今の時期はあまり受け付けがよくないと聞いたので、二つの群れの間に新聞紙を挟んでハッカで匂いを消して、ミツバチ同士がゆっくり合同していく方法を選択した。

次の日に確認しに行くと、見事に新聞紙は破られ、喧嘩をすることもなくうまく合同できていたので一安心。

ミツバチが食い破った
集まってはちみつを舐める🍯

キイロスズメバチが多いのは、なぜだろう

去年と比べるとキイロスズメバチが多い。
それより前の年のことはわからない。
というのも、数キロ場所が変われば、周囲の環境も変化するわけで、同じ場所比較するしかないので、わからない。
あくまでも去年と比べると、圧倒的に多い。
一匹ずつ捕まえて飛んでいくので、群れで襲ってくる心配はないからと気にしていなかったのだが、周囲をブンブンと飛び回ると、ミツバチ達も気が立って荒っぽくなっていく。

食べてる…泣

挙句、集団でキイロスズメバチと戦ったりする。
そうなると、ミツバチ達の寿命も短くなるし、大量に死んでしまう。

そこに入った奴と戦わんでくれ

オオスズメバチは、まだほとんど姿を見せていないけど、キイロスズメバチの大量発生を前にすると、先が思いやられる。
トラップを仕掛けたところで、すべてのスズメバチを退治することもできないわけなので、堂々巡り。
今年は、巣箱の周囲を囲うネットを張らずに対処してみようと思っていたけど、やはり全体を囲うしかないのかもしれない。

養蜂は、合同一つ取ってみても様々なやり方があって、本当に奥が深い。
それぞれの養蜂家さんが独自のやり方を持っている。
数キロ離れても環境や植生が変わる。
地球の環境も変化していく中で、絶対完璧な方法はなくて、少しずつ環境に合わせながら変化させていくしかない。

ヤブガラシとキイロスズメバチ

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