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【2-1】気持ちも新たに春を迎える 

屋号「はちみつ屋こっち」について

前回のブログでもお知らせしましたが、屋号を「はちみつ屋こっち」にすることにしました。

養蜂を始めて1年。
まだまだいつ全滅するかもわからない、今年の蜂蜜を無事に採る事ができるかもわからない、不安定極まりない状態ではありますが、屋号を持つことで養蜂を生業にしていく覚悟を決める…というとちょっと大げさで、蜂蜜を販売していくにあたって、屋号が無いと色々と不便なことも多くて、一年間色々と考え続けた結果、この名前に決めました。

知っている人も多いと思うけど、一口に「養蜂」と言っても、蜂蜜を作るだけじゃなくて、ビニルハウス内で花粉を媒介するための蜂を農家さんに貸したり売ったりする「ポリネーション」というものがあって、そちらを専門にしている養蜂家さんもいます。
「養蜂家」を名乗るには、まだおこがましい。
「蜂屋」という呼び名があるけど、腕が足りなければ「ななや」「ろくや」と言われたりする。
私は今のところ「美味しい蜂蜜を採る」ということを目的にしているので、
「はちみつ屋」っていうのが一番しっくりくるのです。

結果に名前がついてくるとは思っているけれど、せっかくなら気に入った名前を付けたいと思い、あーでもないこーでもないと考え続け。

・わかりやすいこと
・誰でも読めること

これは外せない条件。
「こっち」というのは、小鹿野町に移住してから何故か「かねこっち」というあだ名で私を呼ぶ人がおり、それがなんとなく浸透してきて、はじめは違和感のある呼び名がいつの間にかそれも悪くないと思えるようになったことで、名前の印象は結果についてくるのかもしれないと思ったから。
某アイドルグループの名前だって、実績が無ければ違和感しかなくても、実績を積んでいけばいつの間にか素敵な名前に聞こえてくるし。

というわけで「はちみつ屋こっち」と相成りました。
この名前、一つ問題があって、
「こっちにあるよ」「こっちで待ち合わせ」「こっちに来て」等々、「こっち」がどこの事を言ってるのかわかりにくい。
現在自分がいる場所のことを言っているのか「はちみつ屋こっち」のことを言っているのか…。
ずーん…。

ちなみに。
アイコンは信頼する友人に依頼しました。
自分の脳内のイメージを具現化して表現できない自分にとっては、今まで話したことのないデザイナーさんにお願いするより、ある程度想いを汲んでもらえそうな人に頼みたかったから。

「3月8日のミツバチの日から、再出発したい」
「あわよくば、その日にアイコンが欲しい」
という、無茶ぶりに応えてもらい、素晴らしいアイコンが完成しました。

make you smile

来年も、再来年も、続けていけますように。

手続きの苦手さ

3月は書類が増える季節。
現状はそれほどでもないけど、身の回りの様々を整理中。
屋号を作ると同時に、仕事用の携帯電話を契約したり、メールアドレスを作成したり。オンラインショップを開設したり。

まだ未完成で工事中だけど、URLを貼っちゃうので、完成していく様子も楽しんでくださいませ。

突発的な出来事に対して前向きに解決したり、目の前のことをこなしていくことは、それほど苦手ではないと思うけど、間違えちゃいけない書類を作るとか、何かを契約するとか、その手のことは母親のお腹の中に全部置いて産まれてきたんじゃないかと思うほど苦手。
何度も何度もエラーを起こす。
PCとスマホの前で悪戦苦闘しながら、脳みそがとろけてます。
自分で色々やってみると、周りの人に対しての尊敬が増していく。
簡単そうに見えることが、すごく難しかったり。
人間関係も然り。
なんでも自分でやると、今までどれほど周りの人に助けられていたのかを実感するようになる。
そういう意味では、できない自分がいるのも悪くないなと思う。

春はあけぼの

春は夜明けが美しい。
極寒だった冬を越え、様々なモノたちがムクムクと起き上がってくる。
そんな季節。

養蜂場のミツバチ達は、生き残ってくれた10群全部が元気一杯なわけではなく、かなり危うい状況の群もいたりして、ヒヤヒヤする日々。
内検をしながら、女王の産卵を観察する。
どうも、産卵状況がよろしくなく、一つの巣房の中にいくつも卵を産んでしまっていたりして、心配な女王。
お尻を突っ込んだまま、動かない。

ちょいと小さい女王

おいおい、大丈夫なのか…??
しばらく見守ることにしよう。

暖かい日がつづき、去年植えた花桃も、あと少しで花が咲きそう。

綺麗な色

去年食べ過ぎて、もう一生分食べたぞと思うような蕗のとうも顔を出し始めて、なんだか、見ているだけで元気になる。

きゃわいい


ぶわっと上を向いて、大きく息を吸って。
…花粉を吸いまくる。

春はあけぼの
春はむくむく
春はくしゃみと目のかゆみ

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