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在日文化ってなんだろう

以前snsでふと目にした『在日文化』について思ったことをnoteに記録したいと思います。

別の記事でも書いているように、私の父は在日韓国人で、母は日本人です。

父は日本で暮らしながら限りなく韓国に近い文化や考え方で生きてきたのだと感じる時がたまにあります。

例えば、日本ではあまり行儀が良くないとされる汁物にご飯を入れて食べたり
食事の時にお茶碗を持たずに食べたり、基本的に辛いものが大好きだし、

母は文化の違いだからある程度は理解していたそうですが、ことあるごとに直すように言っていたようでその甲斐もあってか最近はあまりそのようなことがないな〜と感じます

こんなふうにある文化が消えて、新しく作られていくのかな〜なんて思ったりもします🙂


本題の『在日文化』について

私の祖父母共に亡くなっているのですが、法事ではいわゆる제사(チェサ)を行なっていました。
たぶん私はこのチェサを通して自分がある意味で周りの友達と違うことを強く認識したのではないかなと思います

チェサに関しては今は韓国では縮小したり、やらない家庭も多いと聞きますが在日韓国人に根強く残る文化のひとつなのではないかなと思います

年に何度もおこなうチェサを通して自分達の韓国人としてのアイデンティティを確かめているのもしれません

幼い頃はこのチェサが不思議で、なんだか少し窮屈だった記憶があります(笑)

他にも、一歳のときに日本では一升餅を背負ったりするそうですが私の場合は一歳の時は全て韓国式で行いました!
돌잡이(トルジャビ)、日本で言う選び取りを行いましたし、チマチョゴリも着ました

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돌잡이の写真には後ろから嬉しそうに見守る祖母が映る写真があります

七五三では着物を着たし、節分の日の巻物は김밥(キンパ)だし、だんだんと薄れているかもしれないけど確実に在日文化として私も受け継いでいるものがあるな〜なんて思ったり


あと、私は父と母のことを「お父さん、お母さん」と呼んでいますが父方の祖父母や親戚のことは「할매(おばあちゃん) 할배(おじいちゃん)」など韓国語で呼んでいます


あと、私が韓国文化や在日としてのアイデンティティの認識に伴い関心が高まったことで
母が김장(キムジャン)を十数年ぶりに再開しました(笑)

祖母は発酵が進む前のキムチが好きだったみたいで、その名残か母も発酵させないキムチを作っています
キムジャンと言っても、いっぺんに一年分つけるのではなく、母は毎回白菜ひとつ分か半分を漬けています😅

家で보쌈や비빔밥も良く食べます


また私の通っていた高校では卒業式は多くの人が袴着る風習がありましたが、
私は従兄弟のチョゴリを着ました。


在日文化と言っても本当に人それぞれなんじゃないかなって思います。

親戚でも未だに朝鮮学校に通い、韓国名で暮らしている人もいるし、帰化をして日本人として生きてる人もいます

一言で括りきれない文化ですが、私はこの文化をもっと知ってなんとかして自分の子供の代まで伝えていけたらなと考えています^_^




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