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100回目の「弘前さくらまつり」今年こそ

桜の名所として知られる弘前公園。
毎年春に「弘前さくらまつり」が催され、期間中は多くの観光客で賑わう。観光客だけでなく、地元の人も毎年このまつりを楽しみにしている。真っ昼間から桜の木の下にブルーシートを広げ、桜を見上げつつ酒をあおる。肴は屋台で調達する。

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屋台が立ちならび、食べ物やおみやげを買う人たちでごった返している。写真中央、奥の方に写る黒い点は全て人の頭だ。今では考えられないほど密になっている。

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公園を囲む「濠」に舟を浮かべて、普段は見れない角度から桜を楽しむ。地元の人はみな「弘前の桜は日本一、いや世界一だ」と豪語する。誇りを持っているのだ。長く厳しい冬のあいだ、積雪の多さから感染症が流行っていなくとも「巣ごもり」を強いられる。雪が溶けるとその閉塞感から解放され、この地の短い春を思う存分楽しむのだ。

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タイムスタンプが2019年、一昨年の写真を載せているのには訳がある。昨年は感染症の影響で中止となった。開催されていれば記念すべき100回目のまつりとなったのだが、園内に通じる城門が全て閉じられる異例の事態に。

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公園の全面閉鎖は、1895年の開園以来はじめてのことだったという。今年は、感染症対策でさまざまな制限がされるなか開催される予定だ。飲酒や園内での食べ歩きも禁止と発表された。なにかとこれまで通りとはいかない中でのまつり開催となる。

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今年の開花予想日は4月15日。満開は4月20日と、平年より8日早まると予想されている。

世の中がこんな状況なので、声を大にして「ぜひ見に来てほしい」とは言えないが、落ち着いてからでもいい。ぜひ見に来てほしい。

100回目のさくらまつり、今年こそ。


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