あたしの家のはなし(4)
今は築120年ほどになっている実家の母家は、わたしの祖父(明治30年・1897年生)が3歳だった頃に建ったそうだ。
100坪を超える、大きさだ。
昔の家なので畳の間がずっと続いていて、縁側様の外廊下が囲っていた。
8畳、10畳、6畳、6畳、8畳、10畳、6畳、4畳半それにくど(竈門)のある炊事場。
小さい頃は叩きの土間だった記憶があるが、物心ついてからは、その土間に床を貼るように改装し、DKスタイルになり、葫蘆に花柄をあしらった流しの扉がちょっとハイカラで子ども心にとても嬉