ジェンダーとシティボーイ(すごく長い)

こんにちは。

カルチャーが大好きで、同時にジェンダーに関わる問題に興味がとてもあります。世の中の価値観が変化していく中で、雑誌ポパイのあり方に疑問を抱きつつあり、それらをこのノートに残したいと思います。長いです。すごく長い。


そもそもシティボーイってなんだろう。

コロナで「都会=たのしい!」という価値観がくずれつつあり、同時にシティボーイはゆらぎつつあるが、一応もう一度確認してみましょう。(この件に関しては、スマホが普及しているのに☎︎このマークがなくならない事のようになるのだろうか……と考えている)

シティーボーイ

都会の雰囲気に馴染んでいる垢抜けた雰囲気の男性を指す言い方。流行に敏感でオシャレな若い男という意味合いを込めて用いられることが多い。

流行りに敏感でオシャレな人!「かっこいい」人ということか。

ポパイと言えばシティーボーイというのは今や当たり前だけど、そんなポパイも一度はモード誌だった。創刊号にあった”magazine for city boys”はいつのまにか消滅。”magazine for city boys”の文句が復活したのは意外と最近で、2012年6月号。

2012年5月号(4月10日発売)の表紙。

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リニューアルした2012年6月号(5月10日発売)

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詳しくはこのブログに書いてあるので読んでみてください。面白い!


リニューアルしたのは元BRUTUS副編集長の木下孝浩氏。

読者の半歩先を行って、今もう一度シティーボーイを掲げたらかっこいい、という判断は大当たり。世の中に大きな影響を与えた。まさに時代をつくった。

何かの雑誌の編集長が言っていました、「雑誌は読者の半歩先をいくものだ」と。

2020年、差別や偏見がみられる編集の仕方は「かっこ悪い」と思う。


ポパイは本当にかっこいい?

『痴漢とは何か』(牧野雅子/エトセトラブックス)によれば、多くの雑誌がかつて痴漢を促すような記事を掲載していた。

それは、その当時、痴漢がカルチャーになっていたからだ、と牧野さんは指摘している。痴漢をする人はかっこよかったのか……。

例にももれず、ポパイの版元であるマガジンハウス刊行の雑誌にも、かつてそういった記事があった。

今は痴漢冤罪問題の方が多く語られるようになったこともあり、そういった記事は見受けられない。

何よりも、女性の尊厳を低く見積もったような記事は「かっこ悪い」。

今のポパイはどうだろう。

ポパイのかっこ悪いと思うところ

・「大根仁が行く!東京タイアップデート」

この連載について、ご本人が話している記事があります。

オレことシティおじさん大根仁は「下心満々、向こうさえその気ならお持ち帰りも辞さない!」という決死の覚悟だが、相手は「会社及び商品のPRが目的。LINEのIDすら教えるつもりはありません」的な気持ちでやってくるこの連載】という、お決まりの文言で始まるこの連載でオレは20〜30代の東京で働く女子と毎月デートをしています。

あわよくば〜という淡い期待を寄せてデートをする、879号では86回目というポパイの長寿連載。相手は会社のPRさんで、自分の仕事の宣伝もできるからウィンウィン……?

ポパイを愛読している上司から行ってこい!と指示されて仕方なく出演したPRさんがいるんじゃないか、と想像しはじめると胸が痛い。

仮に自分の意思だとして、最初からその前提でこの連載企画ではデートをしたい人を募集しているからいいかもしれない。でも、「女性と食事に行ったらお持ち帰りできるかもしれない」、というのは、かつての考え方では?

フィクションであってもこういう趣旨の企画は「女性と食事に行ったらお持ち帰りできるかもしれない」という考え方を植えつけてしまう可能性が。

別にそういう考え方があったっていいじゃないか、そういう意見も聞く。もちろん頭の中で考える分には全然構わない。それを雑誌の連載として、現実に書くのはアウトでは。

また文章では「〜〜ちゃんは〜〜だという。女子は〜〜だと思ったら大間違いだ!」という構文が連発され、主語が大きいことに衝撃を受ける。女子は女子である前に人間であり、人間には個人差がある。

少なくとも自分の身近にはあの企画はダサいと言うポパイ読者が多い。

この連載はなんとまるまる片面1ページもある。雑誌連載で1ページを割いてもらえるのは、超大御所。(アンアンだと江原啓之さん、ギンザだと松尾スズキさん)

大ヒットした『モテキ』を撮った大根さんはすごい人でしょう……。でも、方向転換すべきときなんじゃないか。えらい人だから編集部もそう言えないのか、それとも本当に面白くてかっこいい記事だと思っているのか。

この連載、せめて半ページにならないだろうか。(昔の号を見返していたら、佐久間祐美子さんの連載がカラー1pからモノクロ半pになっていた。なんで〜。こういうのが企画ごとの数字が取れない紙のデメリットだ!)


おなじみガールフレンド特集が鍵になる。

これもポパイのかっこ悪いと思うところ、になるけれど、恒例のガールフレンド特集はよくも悪くも変わらない。正確に言えば、変わってきたと思ったらまた元に戻った。

ガールフレンド特集のはじまりは、2014年1月号

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「ポパイ12年ぶりのデートマニュアル!!第2特集はクリスマスの過ごし方inニューヨーク」

それまでファッションメインだったけれど「デート」を大きく打ち出した。

12年ぶりってことは、2002年からおやすみしていたのか。

2002年に行われた山崎まどかさんと小林エリカさんの対談でこんな話がありました。

「デート文化」ってまったく廃れつつありますもんね。私が中学生の頃はまだバブル期だったから、デートって多少気合いをいれて、スケージュリングしないといけなかった。こう行って、こう行ってっていうコースがあって。しかも初めて行った店でもいかにも慣れたふうにしないといけないという。私より年上の人で、早稲田実業から早稲田大学へ行った男子部育ちの人が、「デートコース、下見に行ったよ」って言ってたんです。えっ、いまはみんなそういうことしないの? って、その人ショックを受けていた。そういえば、あのころは「デート指南特集」がありましたね

かつで人気を博したデート特集を、木下編集長がリニューアルに伴って、再び特集してみたのでしょうか。

(筆者は90年代生まれなので、時代感はいまいちわからず、いろいろな記事を探して推測していますので悪しからず……)

デート特集の翌年、2015年1月号で今のガールフレンド特集のカタチができます。

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「もっとガールフレンドを大切に。彼女を笑顔にする100のこと。」

「デート」じゃなくて、「ガールフレンド」を大きくもってきた!

この時、表紙の小松さんは16歳。翌年には『溺れるナイフ』やシャネルのアンバサダーを務めたり。それまでも人気でしたが、大ブレイク。

この後の表紙を時系列に並べます。

2016年1月号/表紙は安藤ニコさん、この時16歳

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「もっとデートをしよう。そして彼女を笑顔にしよう。」


2017年1月号/表紙は八木莉可子さん、この時15歳

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「女の子のことばっかり考えていると、あっという間に正月だ!」


2018年1月号/表紙は中島セナさん、この時12歳

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「今年もデートが忙しい。オリーブ少女も必見です!」

ここまでで疑問に思うのは、読者は10代後半〜30代くらいだと想像していたけど、表紙のモデルが義務教育の途中じゃないか?ということ……。

まだ無名の新人を表紙にして登竜門にしたいとしても、お菓子とかのCMじゃなくて、主に20代に向けた恋愛を扱った雑誌の特集のはず。

2019年1月号/表紙は箭内夢菜さん、この時19歳

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「僕たちは、もっとシティーガールのことを知らなければならない」

実はこの号はあるライターの女性にほとんど任せていたそう。明らかに視点が変わった。キャッチコピーも内容もそれまでとは大きく変化。

「シティーガールは本を読む。」ではミランダ・ジュライの『最初の悪い男』とケイト・ザンブレノの『ヒロインズ』を必読書として紹介。それぞれの訳者である西山敦子さんと岸本佐知子さんの対談はフェミニズムの話も満載で、まさに「シティーガール」のことをもっと知ることができる。(シティーガールの定義もしたくなるけど、一旦置く)

「BOOK GUIDE for CITY GIRLS」にもレベッカ・ソルニットやスーザン・ソンタグなどの著書を掲載していて、まさに女性のことを知るなら避けては通れないフェミニズムの話題をすくってくれていた。

『ストーリー・オブ・マイライフ』公開で注目されているグレタ・カーウィグの交友録も面白かった〜。

これまではシティガールのことをもっと知ろう!と代表者となる女性3人で鼎談していたけど、

「シティガールって、なんだろう?」ではしまおまほさん、長井短さん、土岐麻子さんの三人がそれぞれ思うシティーガールをあげて、シティーガールとは言うけれど人によってイメージ違うよね〜というメッセージ、

「U-24 100人に聞きました!シティーガールアンケート。」では、女子はひとくくりにできない!攻略法なんてなくて、一人一人とちゃんと向き合お〜というメッセージを、勝手に感じ取っていた。

その方向転換に感激!すばらしい!大喜び!

編集長代理を務めたらしい方が、当時インスタグラムのストーリーで各ページへの熱い思いを投稿していたけど、もう見つかりませんでした。(何かあったのですか……?)

(追記:「編集長代理を務めたらしい方」はYu Kokubuという男性の方でした。自分の中にもフェミニズムを反映した雑誌作りをしたのだから女性だ!という刷り込みがあったと反省しています。)

ツイッターではこんな反響が。

新世代のフェミニズムが根底に流れている!と絶賛。

肯定的意見もあれば、結局ヘテロ男性(性自認が男性で、恋愛対象が女性だと思っている人)の視点にすぎない、と否定的意見も。


この号が最後のチャンスだったのに、結局かわってないじゃないか、という意見も。

さらに、イ・ランさんの記事の見出しも問題になった。

「ジョークを用いた、固定概念の壊し方」という見出しがついたイ・ランさんのインタビューに対して、その実践は全然ジョークじゃない!と。

一方、擁護する意見もあった。

確かにもう一度読み直すと、訪問勧誘にきたセールスマンに対して、「家内と相談します」と答えて追い返したエピソードにかかっているとも考えられる。(気になる人はぜひこちらからアーカイブを購入してみて。製作者にお金が入るルートで購入すること大事!)

そんな風に、日本社会でゲタを履いている男性読者を想定した雑誌で変容していくフェミニズムを扱うのは、十分に注意する必要がある

でも自分は思います。こうやっていろんな反論や肯定を受け止めて雑誌も変わっていくのが大事じゃないかと。このノート含め、誰にも批判されないコンテンツはありえないはず。

このシティーガール特集を踏まえた翌年、再びガールフレンド特集に戻る。

2020年1月号/表紙は大村のえみさん、この時15歳

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「女の子が笑ってくれるなら、なんだってできちゃう気がするね」

小松さんの表紙を反転したような写真で、中身はデートコースの取材(相変わらずヘテロ前提)がメイン。もう一度昔のやり方に戻ったのかな〜という感想。女の子と笑顔をセットで打ち出す方法も前と同じ。ただ、結婚やプロポーズを考える特集があって、その点はイイネ!と思った。

キャッチコピーの変遷

2015年1月号から2020年1月号までのキャッチコピーを時系列に並べて、個人的見解を述べる……

2015/1「もっとガールフレンドを大切に。彼女を笑顔にする100のこと。」

2016/1「もっとデートをしよう。そして彼女を笑顔にしよう。」

2017/1「女の子のことばっかり考えていると、あっという間に正月だ!」

2018/1「今年もデートが忙しい。オリーブ少女も必見です!」

2019/1「僕たちは、もっとシティーガールのことを知らなければならない」

2020/1「女の子が笑ってくれるなら、なんだってできちゃう気がするね」

(2020年は中吊り広告に「彼女が彼氏に読ませたい雑誌」と書いてあった記憶があるけど、探しても出てこない)

2016年まで彼女を笑顔にするのはシティーボーイの役割という価値観が滲み出ている。じゃあ彼氏がいるシティーボーイは?

2017年は「女の子に夢中!みんな恋愛してるよね?」という価値観〜。アセクシュアルのポパイ読者は置いてきぼりに。

2018年は購買者に女性が多いことを意識してか、「シティーガールも買ってね」、と。

2019年は、「笑顔にするとか言う前に、そもそももっと相手のことを知ろう。決まり切ったデートコースじゃだめ!」という意思を感じる。

そして、2020年。また戻った。でも、「彼女」じゃなくて「女の子」に。これは「彼女」と言うワードを使わないことで、シングルの人にも読んでもらおうとしたのか〜?

それさておき、笑顔と女性を結びつけているのが違和感。女性は殊にいつも笑顔を求められる。写真館でカメラマンはいつも言う。

「女性は笑っていた方が華がありますよ〜!」

なぜ男性は足をひらいて拳を握らされるのか、なぜ女性は膝をとじて手を重ねてにっこりと笑わされるのか。ただでさえいつも笑顔でいろ、と無言の圧力を感じている女性に、デートでもまた笑顔か〜。楽しいデートにしようということを「笑顔」という言葉で言い換えたかったんだろう。楽しいからってみんながみんなめっちゃ笑顔になるわけではない。

いろいろとごちゃごちゃ言いました。全ての人を納得させるデート特集は難しいだろうけど、せめて異性愛前提だけはどうにかならないだろうか。そうしたらもてなすのは男性、もてなされるのは女性という性別に基づいた役割の押し付けもなくなるはず。


で、どんな人が作ってるの?

シティーボーイを掲げた21世紀ポパイの原型を作った木下編集長は2018年5月付けで退社。

マガジンハウスの新卒採用ページにポパイ編集部員の鼎談動画があります。

ところで、一週間ほど前にこの漫画が問題視された。


胸の大きいことに悩んでいた女性がグラビアアイドルを目指すことで、自分を受け入れるというストーリー。男性視点で都合よく解釈されていると批判が殺到していた。

さっきの動画(2019年公開)でもポパイ編集部には女性編集者はいないと話している。

ポパイはサンデーのように、ジャンプのように、女子禁制のホモソーシャルな世界のように感じる。

歴史が長い分、今のテンションを変えるのは大変だと思うけど、でもでも、「女のコのことなにもわかっちゃいない!」と言っていたならば、


POPEYE 297号

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「デートで彼女が生理になったときに知っておくべきこと10のこと。」とか、どうですか。PMSの話は大事ですよ。あと生理がそもそもない女性もいることとか、なんならまたセックス特集もやって、ポパイ性教育担当(今勝手に作った)に桃山商事の清田さんポンティさんを任命しては。


雑誌業界、出版業界の現実は?

・出版業界に体力がなくなってきた。

雑誌が売れない、とはよく聞く話。リスクの高い記事はどんどん作れなくなっているのだろう。

アップリンクのパワハラ問題も、もちろん個人の問題もあるかもしれないが原因の一つにはカルチャー界に金銭的余裕がないことだと考えている。(このこともまた別で書きたい!)

余裕がない上に、イ・ランさんの時みたいにネットで批判されたら怖いし……と編集部が尻込みするのもわからなくもない。

でも、今のままだとこうやって自分みたいに問題視してnoteを書く人もいるわけで、触れないままでいいのかなと思う。腫れ物に触らないようにすることで、配慮のない雑誌になっている。


このノートを書いている途中で、『Pen』がジェンダーを特集していたことを知った。

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目次をみるとどれも気になるトピックばかり。わかりやすく、カラーで、A4くらいのサイズのこれが700円で買えるのはやっぱりすごい。

ついに紙媒体がジェンダーを特集したけれど、やはりツイッター上では様々な指摘が散見された。

でもこうやって議論が進むことで、もっとみんなの理解が進んで、より良い特集が生まれていって欲しいと思う。自分もまだまだ勉強不足だと実感した。

雑誌は同じ特集をなんども繰り返すけれど、それは実績のあるものの方が広告が取りやすいし、取次も取引部数を増やしてくれるから。

今回のジェンダー特集が売れれば、またブラッシュアップして特集してくれるはず。

というわけで、内容の良し悪しも実際に読まなければわからないし、買いました購入することについてはまたノートを書きたいと思う)



・広告主がジェンダーフリュイドになれば……

さっきも少し触れましたが、雑誌にとって広告は大事。カメラマン・デザイナー・ライター・スタジオ代・交通費・ケータリング・印刷・校正などなど膨大な額がかかっているから、広告がないと一冊800円とかで販売できない。

2020年6月、BLMがとても盛んで、多く企業が賛同している。これから、差別的な感情のない方がお金が回る社会になってほしい、と強く願う。

資金のある会社が、そういう意思表明をした方が支持してもらえると思ったら、ビジネスライクに方向転換するだろう。

そうしたら、ホモソーシャルな価値観のポパイよりも、ジェンダーフリュイドなポパイの方が広告を出してもらえるってなって変わるかもしれない。



・マスメディアのアーカイブ化が加速

雑誌はかつて読者の半歩先を行っていたけど、今はどうですか。

ポパイに限らず、多くの雑誌が時間が止まったまま、かつての価値観で記事を作り続けているように見える。ネットは流れていくけど、雑誌はモノとして残るアーカイブ性が強い。

SNSで人気の出た人が、雑誌に出ることが最近多い。SNS発で雑誌に登場するって、雑誌は半歩すすむどころか一歩遅れている。ますますアーカイブ性が強化されている。

それならばもっとみんながジェンダーフリュイドじゃないとかっこ悪いと声をあげて、半歩進まなければ、一歩遅れてついてこられない雑誌は。

この話をマミアナラジオでしたところ、もう雑誌はそのままでいてもらっていいから、NEUTHEAPSなどの新しいメディアに期待したい、という話もでた。

このままでいいんだろうかー


ゆ〜〜〜っくりでも可能性はあるはず……。


2019年を振り返るドラマ評論家座談会」がリアルサウンドで行われていた。

ドラマ評論家の成馬零一氏、ライターの西森路代氏、田幸和歌子氏を迎えて、座談会を開催。

この座談会で気になった部分を引用。

田幸和歌子(以下、田幸):『いだてん』には女性メダリストたちもたくさん出てきて、フェミニズム的な回も何度かありましたね。
西森:『いだてん』でも「男の可愛さとか男のわがままを許せ」みたいなところはまだあって、ただこれもやっぱり、揺らぎあるキャラクター、人間の中の両面を見せることになっているように思います。私たちだって、男のわがままを許したくはないけれど、それが可愛く見える瞬間だってある。そこは、どっちがどっちには簡単には分けられないもので。
成馬:それこそ大根仁監督の『モテキ』などにも繋がっていきますよね。『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』も水原希子演じる女の子がファムファタール的な感じですが、やっぱり#MeToo運動以降、明確に空気が変わっていて。だから大根さんも『いだてん』をやったことは大きかったかもしれませんね。女性の描き方に関して、一段上がった感じがします。

いつか大根さんも、デート企画、そろそろダサイかもな〜と思ってくれるかもしれない。


それからこの記事の言うように、ポパイのスタイリングはすでにいい感じです。

「ファッション誌が性別を超えた。」

男性モデルも女性モデルも揃って、同じようなスタイリングの服を身にまとい、どちらもが主役として編集されている。この号はTHE STYLE HANDBOOKというタイトルがつけられており、秋冬ファッションをテーマに掲げている。そんなファッションメインの号で、男女が同じスタイリングで掲載されることは、ファッションが性別を超えたことを意味すると言っても過言ではないだろう。


男女同じスタイリングで、性別を超えたカルチャーファッション誌になる日も近いかもしれない。

もっと言えば、男性同士、女性同士のファッション写真もつくってほしいし、それはデート特集にも同様。

ポパイはファッションカルチャー誌であり、かっこいい存在だったはず。

私たちの半歩先を行ってほしい、ジェンダーの問題を知ろうとする方がかっこいいんだよ、ヘテロ目線だけなのはダサイんだよってことをメッセージとして打ち出して欲しい。

そしたら、もっと多くの人が住みやすい社会になるんじゃないかと思う。

雑誌の影響力がまだ少しでもあるうちに、コンビニに並んでいるうちに、書店があるうちに、インスタのフォロワーがいるうちに方向転換するべきでは。

おわりに

誰かを批判する時には相手のことを丁寧にしらべて指摘するべきだけど、今回自分はあまり調べ切れていないまま、このノートを公開する。話もごちゃごちゃだし。だから、多分ツッコミどころが多い。それでも、みんなの意見が聞いてみたくて、書いてみた。それで、もっとみんながポパイにこうなってくれたらいいなぁって発信したら、こういう考え方の方が「かっこいい」んじゃないかって声を上げていったら、いつか「かっこいい」ポパイになるんじゃないかと思ったから。(本当は半歩先を行って欲しいが)おわり

*引用ツイートやブログは全て投稿者の許可なく掲載させていただきました。

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