気づかないで疲れ切ってしまう前の【#わたしのcotree習慣】
だいたいにおいて、黙々と突き進むタイプだと思う。ストレス耐性にも強いほうだし、寝れば回復するみたいなところがある。
けれども、たまに「沈む」ことはある。
ちょっと前にそんな気持ちの沈みを経験したのち、オンラインカウンセリングを行うcotreeのたかれんさんより、「カウンセリングを継続して受けてみませんか?」とお声がけいただいた。
今回書いているのは、その企画「#わたしのcotree習慣」に参加しての記録です。
よりよい日常をおくるためにカウンセリングを受ける
なぜこの企画に参加しようと決めたかというと、素直に企画の趣旨が「いいな」と思ったからです。
現状大きな悩みがなくても、いつかは持つかもしれません。不安が小さなうちに対処できれば、もっと快適に生活できるかもしれません。
余裕がある時だからこそ、話せるテーマや考えられることがあります。普段はスルーする小さな悩みを扱うことや、もう少し先のことについて話してみることだってできます。
私にとってカウンセリングって、たかれんさんのおっしゃるように「不調になってから受けるもの」というイメージが強い。過去に個人的にオンラインカウンセリングを利用したことがありますが、その際も精神的に沈んだ時期でした。
話すことで楽になったカウンセリングでしたが、同時に感じたのは「疲れ切っていると予約するのも大変」「カウンセラーさんとの相性、とても大事」の2点です。
スマホで簡単に登録できても、数個の質問でカウンセラーさんをマッチングしてくれても、しんどいときはその数回のステップができない。はじめて利用するサービスなら、なおさらエネルギーが必要です。
それからカウンセラーさんとの相性。これは、良し悪しではなくて、本当に受けてみないとわからないんですよね。
沈んだときにオンラインカウンセリングを予約して受けたからこそ、「普通の状態のときに、頼れる先を見つけておく」必要性を実感しました。
「#わたしのcotree習慣」では、cotreeのサービスの宣伝ではなく、個人的な体験や感想を綴ってほしいとのこと。
だれかの頭の片隅に「カウンセリング」という言葉が浮かんだとき、過去に目にした体験談が何かのつなぎになったらいいなという気持ちもあり、企画に参加させていただくことにした次第です。
思ったよりも疲れている
1回目のカウンセリングを受けたときの、精神状態の自己判断は「まあ普通」か「ややお疲れ」くらい。ちょうど、仕事が年末に向けて忙しくなり始めたタイミングでもあり、なんとなく心に引っかかっているものを話せたらいいなという感覚で45分間のカウンセリングを受けました。
zoomのむこうのカウンセラーさんは、私の言葉が止まったときは思考を促すようなパスをくれ、堰を切ったようにしゃべりだしているときはじっと聞いてくれる。
一人のリビングで、ぽつぽつと話しながら気づいたのは、あ、わたし思ってるより疲れてるな、ということ。
具体的に何が、というわけでもなくて。
私の場合、海外在住&在宅仕事。このコロナ禍の2020年では珍しくないかもしれませんが、家族以外の人と会話をする機会がとても少ない。マイナスの感情って、口に出してみてはじめて、「自分が持っている」ことに気づいたりする。
ああそうか、私はこんなことを思っていたのだなと、言葉にしながら自分の感情を再確認していく感覚がありました。
どうやってもわからないことを
カウンセリングが終わったあとのメモを見返すと、こんなことが書いてありました。
・思考のクセに気づく
・自分の希薄化
・わからないことは、わからない
疲れているときは、受け取った物事への下向きの思考が強くなる(しかも、自分はそれになかなか気づかない)。
自分の希薄化については、歩いている地面が薄い氷になるようなイメージです。壁が薄くなるというか、受け取る部分がもろくなってしまう感じがする。
最後の、「わからないことは、わからない」は、カウンセリングのなかで一番印象に残った言葉でした。
一例をあげると、リモートワーク。私の場合、zoomでのMTGもありますが基本的には文字コミュニケーションです。仕事のやり取りには曖昧な言い回しは非効率なため、おのずと確実さを求められるやり取りが主になります。
それ自体は性に合っているのですが、たまに、文字の向こうの人の感情が気になる。弱っているときは、その「気になるが」マイナスの考えに行こうとする。
でも、他人の頭のなかは、想像することはできても、わからないことは、やっぱりわからない。そのうえで、物事に対する自分の感情や相手との関係性、状況や目的に合わせて、どんな風な考え方をしたら、どんな伝え方をしたら、ベターなものになるのか。
弱っているときに、さらに弱らないように。疲れているときに、疲れ切ってしまわないように。進む方向を選ぶための方法はあるんですよと、ふんわり教えてもらった気分になりました。
「自分を知る」は、やっぱりあんまり上手にできない
とはいえ、教えてもらったことをすぐに身に着けられるかというと、まあ難しい。
ひとまずは、頭のなかで同じことがぐるぐると回る思考のループにハマらないように、気にしながら歩いている気はします。
相手がいて、言葉が返ってくるから、自分の輪郭がはっきりしてくる。人と会って話す機会が少ない生活だからこそ、カウンセリングを自分を知る時間にできればいいなと、今のところ考えています。
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