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追いかけっこ【埴輪紹介所その179】

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円筒の側面で追われるは

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猿の親子。

親はともかく、子は単独で見たら猿かどうかわからない。
親の前脚が円筒に付いていたことを示している。

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追うは犬。のんきな顔に見える。

円筒はだいぶ復元で、犬がくっついていた部分は出土しなかったらしい。
犬の尻の方に、突帯にくっついていた跡があるとのこと。
位置の復元は、犬の表情で決めたらしい。

反対側から見ると

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ただの円筒埴輪?

わからない。どこかに埋もれた別の像があるのかも。
小さめの四角い透孔。

そんな円筒の側面でバタバタしている彼ら。

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群馬県前橋市の後二子古墳出土の小像つき円筒埴輪。猿の高さ9㎝、犬の高さ12㎝。
所蔵は前橋市教育委員会。

撮影は2017年、『東国千年の都 10周年記念展示 いまなお ひかり放ちて』高崎シティギャラリーにて。

その後2019年に再会しました。

またね。

お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。