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当時おまるはなかった【埴輪紹介所その55】

たぶん。
鳥形埴輪は概しておまる感がつよい。

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円筒台との境目の突帯(とったい)のせいかなあ。
水面を表しているつもりなのかな。あるいは地面。
この鳥は目が線刻。
鼻の穴が縦長。

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お尻の孔が大きすぎる。

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欠けたのか、空気孔としてわざと大きくあけたか。
尾羽がいちおう線刻されている。

全体が白っぽいこともあって、白鳥っぽい。

伝・大阪府羽曳野市の誉田御廟山古墳(応神天皇陵古墳)出土の鳥形埴輪。高さ61.8㎝。
同じ古墳から出土した(らしい)鳥形埴輪がほかにもあります。

所蔵は東京国立博物館。

撮影は2011年、2017年。

またね。

お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。