ちょこんとのせた足にアンクレット【埴輪紹介所その136】
きれいな卵形の頭。
前髷の中央にかんざしのような櫛を挿す。
ところで
台形の椅子に座ってます。
薄い椅子。
腕はぎこちないがお行儀よい。手首に一重のブレスレットをしている。
腕に対し、脚はなんと細いのか。細いというより小さい。埴輪バランス。
足置きにちょこんとのせた足に
二重のアンクレット。
ほか、くび飾りや耳玉も。
斜めがけの袈裟状衣の上にたすきがけ。裳は省略されたか。
左の腰に鈴つきの鏡。
五鈴鏡。
椅子の前面と座面の端にギザギザ鋸歯紋。
帯にも鋸歯紋。
群馬県大泉町古海出土の女子埴輪。高さ68.5cm。
所蔵は東京国立博物館。
撮影は東京国立博物館にて。2016年など。
またね。
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