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11 不登校になった息子のこと

 久しぶりの更新です。ここのところ、色々な問題がありました。自分の父親の介護のことや、中学校3年生の末息子が不登校になってしまったこと、二重生活を維持するために経費上の問題、などなど。頭が痛くなります。とりわけ息子の不登校には参りました。
 その原因はよくわかりません。最初、学校でいじめがあったのかと思い、担任の先生と相談しましたが、どうもそうでもないらしいことがわかり、余計に親として悩みました。自分の部屋ではネットの世界に浸りっきりで、どうもそこに自分の居場所を見出したらしい。家のネットの契約を打ち切ろうかとも思いましたが、そうなると余計に反発し、かえって問題がこじれるかと思い、何度もそう考えては実行していません。
 介護を受けている父は、「無理やりにでも学校へ連れていけ!」と言っていますが、あのでかい体の息子をどうやって学校へ連れて行けばいいのか。幼稚園や保育所にあずけていた頃とはまるで体つきが違います。以前は毎日、学校側と連絡を取っていましたが、私はもう疲れてしまって連絡しなくなりました。本当はよくないかもしれませんが・・・
 私たちの時代では、学校へ通うことが至極当然で、行かない、という選択肢はありませんでした。今や時代も変わり、学校教育では子供一人一人の尊厳が重んじられる時代になりました。不登校がいいのかわるいのか、私もよくわかりません。ただ、かつて研究で滞在していた東南アジアの某国では、学校へ行きたくてもいけない子供たちが路上で新聞売りや、たばこ売りなどをして両親の家計を助けていた光景を毎日目の当たりにしていましたが、こんな光景と日本の現状を比較すると、不登校で学校へ通わない日本の子供たちって何なんだろうか、と考えてしまいます。
 やはり親の責任なのだろうか、と自虐的になってしまいます。まあもう少し様子を見るとしますか。

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