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社会人10年目リーマン タイミーを始める

ちょっと長い前置き

転職し、7月から副業OKの会社で働くことになった。

転職をしようと思ったきっかけはたくさんあるのだが
一番の理由は生活の豊かさの確保が危ぶまれる待遇であったことだ。

営業インセンティブの仕組みが変わり
前年と比べて年収が約60万減る事態となり
以前は行けていた海外旅行もいけなくなり
周りの友人との支出額の感覚にギャップが生まれるようになり
危機感を感じて転職活動をし
年収UPの会社に就くことができた。

そして新しい会社で働くことになったのだが
25日〜15日で給与計算を行う会社のため
7月末の最初の初任給は半分しかなく
お盆休みの殆どの時間を、ひたすらゼルダの地下探索に充てる形となった。

お盆休みに友達にこの件を相談すると
タイミーですきまバイトやってみたら?と言われた。

すきまバイト!?

いやいや、俺いうて社会人10年目やぞ

という感情が芽生えたが
暇を潰せてお金がもらえるし、十分な体力もある。
副業OKの会社に入ったことだし、試しにやってみるかと
一発目、ファミリーセールの撤去作業のバイトに入った。

【1】ファミリセールの撤去作業

労働時間:3時間半
休憩時間:なし
報酬:4,000円
支給された交通費:1,000円
実際かかった交通費:440円

立地も良く、持ち物・服装に関しても
このバイトのためになにか買い足す必要がなかった。
また、屋外ではなく屋内であったため、熱中症等の心配もなく安心で
未経験でもOK、接客などのコミュニケーション主体の仕事でもなかったので
働かせてください!の申請を行った。

約30分前に集合場所に到着すると
すでに半数以上のタイマーたちがいた。

年齢層はざっと20代前半〜40代がマス層で
60代っぽい紳士もいた。

女性は主婦層っぽい年齢層の人も多かった。

ゼッケンを着て
先導されるがまま会場の内部に入る。

はーい、こっからここまでは4Fで、あとは3Fいってー
そこにいる俺等みたいな人に従って作業進めてーなどと言われ
集団をこっからここと区切る感じが妙にアガった。

作業時間が開始となり
作業自体は、ファミリセールの服やアイテムをかけるハンガーラックなどを畳んで台車に乗せるというものだった。

インド人もいて、インド人グループで参加しているようで
基本楽しそうに話しながら片手間で作業していた。

いくら楽しそうに話しながら片手間で作業していても同じ報酬なので
彼らを視界に入れることをなるべく避け、邪念が生まれないよう
インドを離れて作業するようにしていた。

持ってきておいて良かったもの

たまたま、ミニポーチだけで作業場に行ったのだが
現地に貴重品を預けるロッカーもなく
常に携帯できる荷物のみにしておいて良かったなと思った。

気をつけたほうがいいこと

こういうイベント系の社員さんは
綺麗な言葉遣いでご丁寧に指示して下さるわけではない。
基本、ざっくりとした説明でいろんな意味を汲んでテキパキ作業することが求められるような環境であると感じた。
急に「ちょっと来て!」と言われ強め口調で急なご依頼を受けてるシーンも見受けられた。

社員さんにもソフトな人もいるし、血気盛んそうな人もいると察した私は
精神衛生上安全そうな社員さんの「ちょっと来て!」に
ついて行ったほうが、自分を守ることになるのではと思い
この人と決めて、次は何をすればいいですか?と積極性を見せたり、精神衛生上安全そうな人の「ちょっと来て!」には行くようにしていた。

社員さん全員もれなく血気盛んで激しめな場合もあるかもしれないし、社員さん全員が聖人のような天国現場もあるかもしれない。
だいたい色んな人がいるのが現場なので、「ちょっと来て!」ガチャの中からハズレくじを排除することは工夫次第で可能だと感じた。

【2】レンタカーの配車・給油・洗車

労働時間:3時間
休憩時間:なし
報酬:3,300円
支給された交通費:0円
実際かかった交通費:0円

2回目は家から徒歩2分で行けるレンタカー屋に入った。

車庫から車を持ってきたり、給油が必要な車は給油しにガソリンスタンドにいって給油して戻ってきたり、洗車したりという作業内容だ。

最低報酬なのに月に2回も働いた理由

交通費の支給もなく、時給も他の募集と比べたら少ないのだが
いろんな車を知れるという点で過去最も働いている職場だ。

いろんな車を運転できるし、車内のデザインやナビゲーションの使いやすさなどを3時間の間にかなり情報収集できる。

また、運転が好きなのだが
都内在住で車を運転する必要がないため車を持っておらず
車を運転できる貴重な機会をお金をもらえて享受できるため
喜んで働いているのだ。

また、朝空腹状態で有酸素運動すると良いというが
洗車が結構体力を使うので、プロテインだけ飲んで
朝活だと思ってやっている。

しかも、このレンタカー屋
この日も働いてくれませんか?と逆オファーをしてくださったのだ♡

ただ、依頼された日が虎ノ門で開催中の
perfumeの展示に行く予定と被っていたため
お断りしたのだが、「必要とされている!!」と
自己肯定感が満たされた瞬間だった。

【3】ドラッグストアの品出し

労働時間:5時間
休憩時間:なし
報酬:5,800円
支給された交通費:0円
実際かかった交通費:0円

結局、家から歩いて行ける職場が最適だと感じた。
交通費もかからないし、疲れたときに誘惑に弱い人間なので
働いたご褒美に〜♪と駅周辺で何か無駄なものを買ってしまいそうな
危険性がはらんでいるからだ。

この仕事は面白かった。というか、面白くしてしまった。
なにせ、働いている人は学生か主婦しかおらず
30代男性が指定されたYシャツとチノパンで作業している姿に
本社から応援で来たのかなと思われてそうで
客から「〇〇はどこにあるのか」などたくさん聞かれた。

本社からの応援という装い

本社からの応援と思われてそうだと感じた私は目の色が変え
学生のバイトと同じムーブでは、本社の教育に傷がついてしまうと思い
遠くにいるお客様にも「いらっしゃませ〜」をして
お客様からトイレ系の商品はどこ?と聞かれたら
消臭剤ですか?お掃除用品ですか?
などと課題の真因を探る本社ムーブをかましてしまったのだ。

そんなこんなで、勝手にゾーンに突入して
楽しく仕事していたら、あっという間に5時間経過していた。

ゾーンが解かれ、急に我に返った私は
眼の前にKFCの文字が見え、あれよあれよと
月見系の期間限定メニューをテイクアウトし
ハイボール缶とコーラをまいばすけっとで買って
昼から家で打ち上げをした。

報酬≠お金

最初は暇な時間に少しでもお金を稼げたらいいなと思い始めたタイミー。

しかし、タイミーは時間の使い方を見直すきっかけをくれた。

私は2回目以降、朝の勤務のみを行っている。
それは、2回目のレンタカー屋の勤務を経て
タイミーは朝の時間の使い方に変革を与えてくれると感じたからだ。

かつてのモーニングルーティンは
メンズコーチのジョージから
「やばいって、モテないって」と叱咤されかねない低レベルそのもので
平気で2,3時間TikTokやインスタをみて過ごすのが常だった。

ここでいきなりですが宣伝です。
私もTikTok投稿してるので、ぜひフォロー、高評価
よろしくお願いいたします。

https://www.tiktok.com/@thothon1987

脱線しましたが

朝の時間の使い方に変革を与えてくれたタイミーだが
夜の時間の使い方も変わった。

以前は、どうやって帰ったかも分からないほど
記憶を飛ばす量の飲酒をすることも多かったのだが
朝の勤務が待ちかまえてると思うと、そこまで飲むことも減り
健全に記憶を確かに帰宅するようになったのだ。

また、SNSに浸っていると
あの人また海外旅行行ってるとか
あの人また海行ってるとか
あの人誕生日プレゼントに沢山ブランド物貰ってるとか
あの人パーソナルつけてガタイでかくなってるとか
余計な情報に自分の中の修羅界が化現し
なんとかして勝れないかと、変にエネルギーを使うのだ。

自分と他者を常に比較し、他社に勝ろうとする。

私のTikTokも修羅界の私が作ったような
キャピタリズムにまみれた
キラキラホテルステイアカウントになっているが
金銭的にも精神的にも限界を感じていたし
人と比較して勝ろうともがき続けることから放たれたかった。

労働は苦痛なこともある。
その代わりに金銭報酬を与えてくれるものだ。
しかし1種の時間の使い方として「労働」を捉え利用するのだ。
自ら労働を利用することは、お金以外の報酬も与えてくれる。

いろんな職場を知れる
1時間働いて得れるお金に感謝し、散財しない決心を得れる
朝の時間の使い方に変革ももたらし
それが有意義な1日につながる。

そしてまた次の職場で元気な挨拶から始まる。
おはようございます!タイミーです
と。








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