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美術って必要あるの?

今回は学校の必要性に関してのお話です。
みなさん学校で勉強しているときにこの勉強必要ある?って思ったことありませんか?そんな疑問に対して美術教員の目線で考察していきます。

 まずなぜそのような疑問が生まれるのかというと、学校で学ぶことは自分が実際に社会に出たときに必要なことなのか疑問に感じるからだ。言い換えれば学校で身につける力と実際の社会で必要な力にギャップを感じるということ。そして、そのギャップが大きくなると学校の必要性を疑うことになる。なぜなら本来、学校は子供たちが社会に出ていくときに必要な力をつける場所だからだ。
 そして現在、学校と社会が必要だと考える力にギャップが生まれてきている。今までは言われたことをきちんとこなしたり、テストで100点をとる力が社会に出たときに役立っていたが、そういった能力は機械化に伴い必要ではなくなってくる。そこで必要な力の一つが創造力(自分で生み出す力)だと考える。そしてそれが他人にとっての価値があるとなおよいが、まずは生み出さないとなにも始まらない。
 
 私が授業をする美術という教科は実社会と似ている点がある。

美術では、①自分の作品を作る→②人に見せる         →③評価をもらうという流れになっていて、

社会では、①自分について考える→②自分の意見をいう→③評価されるとなっている。

 そしてどちらの世界も正解がないと言うのも大きな特徴だ。正解がないからこそ個人の価値観を発信できる。これからは自分を発信できるやつが生き残る。だから美術の特性を活かして、おれは社会とのギャップを埋めた授業を展開していく。こどもたちにとって本当に価値のある力がつくように。

今回の結論

→学校の必要性は学校で身につく力と実社会で必要な力のギャップの大小によって決まる。

→これからの社会で自分で生み出す創造力は重要。

→美術教育と社会はどちらの世界も正解がないので、個人の考えが認められると言う大前提が類似している。

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