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ピックさんの多動性を逆手にとる介護

スタッフから電話。ピック爺様と買い物してたけど車に乗ってくれないので駐車場の中をずっと一緒にぐるぐる歩いてます。と。すぐ迎えに行くね!と現場向かってる途中で電話来て「乗ってくれました」と連絡入る。すご。どうやったの?と尋ねたら、ずっと周回して気持ちが落ちいたら場面転換で、さっそろそろ車乗る?と声かけたら素直に乗ってくれたとのこと。なるほど。ピックさん達は多動だけど、多動だからこそ、同じことをずっとは続けられず、また違うことに目がいくので、そのタイミングで声をかければ大丈夫ということか。行動抑制しないで、相手の行動に乗っかりながら、タイミング見て、また声をかける。大したもんです。その場その時その人との二者性の即興性を駆使して介護のブリコラージュが地域の中で生成。ちなみにこのスタッフは、はいこんちょ歴8年。長く続けてると、働いてること自体がアートみたいなスタッフが増殖。
ひさしぶりに爺様担当だったから慣れるのに時間かかっちゃいましたと飄々としてる。すごいなあ。
爺様の奥様が、はいこんちょスタッフさん達のおかげで私は旦那の介護が休めます。と涙ながらに言ってくれてる。介護職は地域の宝なのだ。

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