思えば不思議ー2


亡母が亡父とつきあう前、実は親しいBFくんがいた。
ずっと友達、大親友。
いつ頃からの仲かは忘れてしまったけれど、高卒後、同じ会社へ就職した。
そこへいたのが、亡父であるが、BFくんの配属先は、亡父の部署。
父の部下となったのである。

大親友の2人は、社会人となって増々親しくなっていた。
何となくお互い「結婚」を意識してはいたけども、何と!
亡母はBFくんより亡父を選んでだ。BFくんを振ったのだ。
対等から「上司夫人」と「上司の部下」。
自然、亡母とBFくんには立場が出来た。

それからかなりが経った頃。
亡母他界の訃報を聞きつけ、BFくんは遠方から通夜に参列してくれた。
亡父とも軽く挨拶を交わして、帰途へ。
と、急死。亡母の通夜から丁度一週間後、突然、他界してしまったのだ。
持病その他もまるでなく、全く元気であったのが、突然、他界。
「えっ?」
驚いたのは、亡父である。

偶然なのか?それとも何かが絡むのか?
亡母の気持ちが、BFくんを呼んだのだろうか?多分、コレだろう。
だとしたら、亡母はきっと結婚相手を、後悔していたのではなかろうか?
兎にも角にも、何かが絡んでいそうである。
不思議さ満載、万々歳(?)だ。

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