時代<現代詩>

わたしが子供の頃にも、確かにあった。
「人を見たら、泥棒と思え」
「人は疑え」
考え方の1つとして、定着をしていた。

けど、同時に
「親切にしましょう」
「出来る限り、親切にしてあげましょう」
そんな考え方も、確実に根づいていた。
人の心の中にあった。

んが。いつの間にやらどうだろう。
「泥棒と思え」「疑え」「信じるな」
三拍子だらけとなってしまっている。

子供に教えなければならない、第一番目となっている。
悲しいけれどの、現実だ。
淋しい程に、やるせない。
そういう時代を、生きている。
そういう時代が、我々だ。
             <了>

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