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【看護学生】術後の関連図

男子看護学生の鳩ぽっぽです。
今回は術後の関連図をご紹介します。
術後の反応は多岐複雑であり、それが正常か異常かを理解することが学生の内は難しいです。
そのため、術後の反応について全体像を把握する必要があります。
しかし、これをまとめるのが一苦労…余計分からなくなることもよくあります。
そこで、今回は術後の反応について関連図を書きました。理解の助けになればと思います。

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※関連線が入り組み、分かりづらくなってしまい申し訳ございません

術後の反応理解のポイント

この図を見て、術後の反応について理解するためのポイントは何かわかるでしょうか?
それは四角で囲んだ所です。
ここは本来あってはならない反応、異常を示します。
術後においてもっとも重要なのは、今起きていることが正常な反応なのか、異常な反応なのかがわかることです。
創部感染、縫合不全、術後出血、イレウス、無気肺、ショックなど
これらは術後合併症と呼ばれ、見つけ次第、すぐに看護師に報告することが必要です。
この関連図をみて、その異常がどのようなメカニズムで起こるのかを理解しましょう。

術後反応の正常、異常

下図にある通り、青が正常な反応、赤が異常な反応です。
この流れから、正常と異常は表裏一体にあることがわかると思います。
どこまでが正常でどこまでが異常かを判断する値や知識が必要なことが分かりますね

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※外科的糖尿病は異常ではありますが、正常反応としても見ることができるため、今回はあまりこだわっていません。

術後観察のポイントもあります

この関連図では、通常のものとは少々異なり、異常を発見するための観察項目についても記載しています。
◯がついているところがそうです。
この観察項目はバイタルサイン測定の際にみることができるものです
ただ、術後の反応においてどこまでが許容範囲かまでは書いていません。
例えば、
発熱に関して、吸収熱は37度台、異常を示す発熱は38度以上、という具合です。この場合は、37度台であれば正常な反応、38度以上であれば合併症が起こっている可能性があると判断します。
このような値の範囲についてはまた別の記事で書いていければと思います。
また、それぞれの合併症についての好発時期についてもそこで解説していければと思います。

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まとめ

今回は術後の関連図をご紹介しました。
成人実習では避けて通れない術後患者の観察や理解。この関連図が少しでも助けになれば幸いです。
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関連図の書き方についてはこちら→https://note.mu/810poppo/n/n9a592b44388c

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