【関連図】大動脈弁膜症
男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回の関連図は大動脈弁膜症です。
解説
大動脈弁膜症とは、動脈硬化などにより大動脈弁の動きが悪くなる、大動脈弁狭窄症や大動脈弁閉鎖不全症などがあります。
心臓は大動脈弁が障害されていても左心室を肥大させることで代償機構としてポンプ機能を維持します。そのため、初期症状はほとんどありません。
症状として出るのは代償機構が働かず、心機能が低下し始めてきた頃です。心臓外へ血液を送る左心系にある大動脈弁の疾患のため、症状は左心不全の形で出てきます。また、脳や心筋などの心機能以外の部分にも影響を及ぼすことがあります。
治療としては、大動脈弁置換術などの外科手術が基本です。そのため、全身麻酔、人工心肺など高侵襲な治療が目立ちます。(最近ではカテーテル手術もある)
よって成人・急性期実習などで見ることが多く、術後の看護の視点が必要になります。
観察、アセスメントを軸に、早期離床やそれに伴う転倒リスクの低減、動作の援助などを行なっていくことになると思います。
大動脈弁膜症の場合は、循環機能の分析を日々のバイタルや観察から重点的に行い、それに合わせて回復と自立を促していきます。
その視点を最初からもって看護を考えていくのは難しいところがあると思うので、看護師さんの見学や相談を通じて実践していきましょう。
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以下より大動脈弁膜症の関連図↓
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