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【関連図】妊娠高血圧症候群

男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回は妊娠高血圧症候群の関連図についてです。

解説

妊娠高血圧症候群とは、妊娠20週以降に高血圧を始めとした諸症状が出現することで診断される疾患です。
疾患病態は胎盤形成の異常を背景にもった血管内皮障害です。
この血管内皮障害によって様々な症状を引き起こし、母体・胎児に深刻なダメージを与えます。

母体の症状は、高血圧、腎障害による浮腫、肺水腫、脳血管障害による子癇発作、肝機能障害によるHELLP症候群などご代表的です。
胎児の障害としては、胎盤機能の異常による胎児発育不全や常位胎盤早期剥離による胎児死亡リスクがあります。

根本治療はなく、妊娠をなるべく早く終わらせることが最大の治療法となっています。また、できる限りバイタルの変動を少なくするために安静状態を保つことも必要です。重度の場合、抗けいれん発作薬や降圧薬を処方されることもありますが、原則、妊娠期の薬物療法は慎重投与のためしないことが多いです。

看護として考えられることは安静状態を保つための生活援助がメインになると思います。また、身体不調やバイタル変動などの異常を早期発見するための観察も重要な看護のひとつです。

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病態関連図のまとめはこちら→https://note.com/810poppo/m/m1e60cc6db504

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以下より妊娠高血圧症候群の関連図↓

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