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〈バスケバナシ〉2018_VOL.01 2020の日本代表メンバー考察(ガード編)

■ 日本バスケ史上最高のアップセット
2018年6月29日に行われたワールドカップ1次予選のオーストラリア戦は日本バスケ史上最高のアップセットでした。SLAM DUNKの「湘北VS山王工業」を初めて越えたと言えるでしょう。
リオ五輪のベスト4、世界ランクも10位、NBA組もしっかり合流しているアジア最強のオーストラリアを、ホームとはいえまさか倒すとは。
僕も当日会場にいて、僕も含めて会場全体が「でも最後は逆転されちゃうんだよね?」を思いながら観戦しているように見えましたが、後半になってもシーソーゲームが続き、それが「嘘でしょ?もしかしたら本当に勝てるかも?」に変わっていき、最後は「よしここまで来たら勝とう!」の熱気となっていった素敵な観戦体験でした。
しかし、サッカーW杯で日本がコロンビアに勝ったことも素晴らしいアップセットでしたが、それと比べても圧倒的にすごいことが起こっているのにも関わらずニュースとして波及しない寂しさはありましたね。

■ 新戦力が日本を変えた
それまでの4連敗が嘘だったかのように、日本代表はその後見事にW杯予選4連勝をしました(2018年10月現在)。何と言ってもその要因は八村、渡辺、そしてファジーカスの新戦力です。この3人が日本の中で突出していることはなんとなくわかっていましたが、選手が代わるとこんなにチームが変わるのかと、周りの選手への影響も含めて驚きました。この3人は今のところ当確だとして、もし2020年のオリンピックに日本が出場することがあった場合、誰がコートに立っているのか、勝手ながら予想したいと思います。

■ PG編
〈現状(2018)の候補〉
 富樫(千葉)、篠山(川崎)、宇都(富山)、並里(沖縄)、橋本(沖縄)、安藤(東京)
〈2020年の候補〉
 テーブス海(UNCW)、榎本(イースタンニューメキシコ大)、ベンドラメ(渋谷)、伊藤(京都)、田渡(横浜)

まずはコートの司令塔PG。現在は富樫と篠山がタイムシェアをしており、宇都が第三候補という構図。今のところ2020年に富樫も篠山もいないというのはイメージし難いですが、テーブス、榎本のNCAA組やベンドラメ、伊藤、田渡などの若手Bリーガーの突き上げを期待したいところです。個人的には特にテーブス、榎本を楽しみにしています。また田中力(IMG)や大倉颯太(東海大)などのコンバートもあり得るかな、と思います。

■ SG編
〈現状(2018)の候補〉
 比江島(ブリスベンブレッツ)、田中大貴(東京)、辻(川崎)、古川(沖縄)
〈2020年の候補〉
 角野(サザンニューハンプシャー大)、田中力(IMG)、安藤(名古屋)

2番ポジションは現在比江島、田中、辻、古川などが代表です。全体的な大型化とバランスで、現在の3番と合わせて考えていくとなるとかなり熾烈な争いになりそう。国際試合での実績も評価も頭1つ抜けている比江島が当確だとすると生粋のシュータータイプの人材も欲しい。そうなると田中大貴ですら安泰とは言えないかも。新候補としてはやはり渡米組の角野や田中力が気になりますが、あと2年で実力を証明できるか!?

ガードの枠は1番と2番合わせて「5」だと思います。上記に挙げた選手の約3/4は落選するということになるので本当に狭き門です。続いてFとCも注目選手考えながら予想していきたいと思います。

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