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早稲田MBAで得た、かけがいのないもの3つ

2021年4月より、早稲田大学大学院経営管理研究科(通称:WBS)の1年制総合プログラムを受け、先日無事卒業・MBA獲得となりました。そこで、この1年間を振り返り、得たものを3つ挙げたいと思います。

1.経営知識の地図と現在地点

仕事では、実務の関連領域を数珠繋ぎ的に学習してきました。一方、大学院では、実務に直結するか否かに関わらず、強制的に経営知識の土台を授業で叩き込まれます。授業に追い付くことは大変です。それでも、情報を取捨選択しがちな脳に、これでもかと新しい情報が体系的・網羅的にねじ込まれ、視点が広がっていく感覚は心地が良いです。例えば私にとって、経済学、会計、ファイナンスは、ほぼ未知の領域でした。が、人に教えを乞いながら涙目で勉強することで、最終的に思考の幅は広がったと思います。このようにして、「経営がどのような要素で成り立っているのか」という、経営知識の地図のようなものを、素人なりに得られました。これがあると、「自分はこの領域が得意/苦手だな」と、自分の現在地点がわかります。そのため、追加で自己学習をするのか、専門家に頼るのかを、合理的に判断を下せるようになりました。

2.仕事の面白さ

WBS入学前、仕事やその関連の知識を学ぶことに、ものすごく気構えていました。というのも、それらにどこか義務感を感じていたからです。ただ、WBSで色々な人に会って、さまざまなことを学んで、シンプルに仕事≒経営は奥深く面白いと感じました。
大学生時代は文学部で美術史学を学んでおり、経営なんてとても遠い世界のように思っていました。ただ、美術史学も経営学も「この世界をどう切り取って認識するか?」という問いに対し、視点を変えて語っていると考えれば、そう大差ありません。
認識が変わると、もっと自然に脱力して仕事に向き合えるようになりました。これからは、もっとシンプルに「面白がって働く」ようになることが理想です。

3.友人

結局のところ、WBSで得た1番大きいものは、友人でした。「仕事について大真面目に語れる/相談できる友人」が、この1年間で一気に増えました。これは心強いにもほどがある!
あらゆる業界業種に携わる、将来経営の一端を担う人たちがわんさかといるのです。ただ話を聞いているだけで面白いのに、そんな人たちと日夜議論をしていたので刺激受けまくりです。さらに、悩んだら相談できるなんて!
元来人見知りで友人が増えにくい性質なのですが、それでも日夜勉強と議論を一緒に重ねることで、仲の良い友人が増えました。(勝手に友人認定しているだけともいう)
WBSで得た縁は、本当に大切にしたいと心から思っています。

入学願書に「WBSで体系的な知識を人脈を得たい」というような主旨のことを書いたのですが、それは見事に叶いました。
自分のキャリアにとって多大なる影響を与えたWBS入学そしてMBA取得。これを土台に次のステップに進んでいきます。

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