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80代のセンパイと暮らす。(61)

先週のことだが、センパイとバースデイランチにやっと行けた。テリーヌを得意とするフレンチビストロ。前菜2品とメイン、デザートのコースをペロリと完食するセンパイ。体調が回復したことも確認できて良かった。

食事中に亡くなったセンパイの息子の話に涙するシーンもありながら、びっくりしたのは息子に対して、

「なんか印象の薄い子だったわ」

と一言。

「えー!だって、よく二人で夜中まで話してたし、母と息子は絆が深いと思ってたけど」

「そうだったかしらねぇ」

そんなもんかね、、、息子でああだったら私のことなんて忘れちゃう日は近いのでは、と怖くなるw

昨日は無事に開催されたセンパイ主催のプチ同窓会だった。感染者が増えてきたので、前日に確認を入れていたが、全員「そんなの気にしてないわー。楽しみにしてます」との返事。肝の座った80代、恐るべし。

フレンチのフルコースをゆっくり食べ、夫をどう看取ったという話をしたとか。6人のうち1人だけが夫が存命。色々アドバイスをしてあげたらしい。基本は女が生き残ることが前提で世界は動いているのね。

場所を移してお茶するまでみんなで喋りまくり、楽しい時間だったよう。家に帰ってからグッタリ疲れていた。でもみんなが元気で、楽しんでくれたのは本当に嬉しかったみたいだ。

みんなに感謝されたのはもちろん、ホントに偉かったと思うよ、センパイ。
きっとみんなの生きる力も免疫力もぐっとアップしたに違いない。

#80代のセンパイ #備忘録 #エッセイ #同窓会 #誕生日ランチ



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