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80代のセンパイと暮らす。(47)

買い物の回数を減らし、粗食に堪えて過ごしているセンパイと私だが、最近センパイが

「すごく美味しいパンが食べたい」

「すごく美味しいケーキが食べたい」

「すごく美味しいパスタが食べたい」

と、どれもコロナ前の日常で殆ど食べていなかったものを食べたいと呟くようになった。
やばい、やばい。これは異常事態でしょ。ストレス溜まってる!と思い、週1でこれまで行ったことのある美味しいお店のテイクアウトをすることにした。

先週はフレンチのお店が特別に作っているカレーと前菜、デザートつき。散歩がてら、一緒に歩いて取りに行った。「美味しいランチをありがとう」と、ご満足だったよう。センパイは本当に思っていないと遠慮なく言わない人だしね。笑。

今週はどうしようか、と相談すると嬉しそう。いくつになっても、どんな状況でも、この食に対する貪欲さ。これがないと生き残れないよなぁ、としみじみ。
どうしても車で外出しなければならなかったので、その帰りに私のお気に入りイタリアンでテイクアウトした。以前、センパイの誕生日にも行ったことがあり、センパイも気に入った名店。久しぶりのフルコースに、

「目で食べて、口で食べるって感じね」

と、テンション高くなるセンパイ。美味しいわねー!を連発する。

今日はテイクアウトのディナーなのよー!と、親友の1人トミに電話で自慢済みだったらしい。わかりやすい。笑。

すると、今日は私が払うわとテイクアウト代を払ってくれた。分かったよ〜。また来週も美味しいものを探しますよ!センパイ。

#80代のセンパイ #備忘録 #ライフスタイル #エッセイ #ウィズコロナを生きる #テイクアウト #週1の贅沢

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