山並直也

変なことばかり書いています。

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最近の記事

美容室で用意された雑誌が読めない

美容室へ行くのが億劫だ。だいぶ伸びたなと思いながらも「まあ別にいいか」で1か月。その後なんだかんだでさらに1か月。「お久しぶりですね」と美容師さんに言われる頃には、最後に髪を切ってから四半期は経っている。 この間、美容室へ久しぶりに行った。上着やカバンを預けて席へ案内される。美容師さんが雑誌を3冊、目の前の台にきれいな扇の形に並べた。「少々お待ちくださいね」と言ったまま彼はどこかへ行ってしまう。 一人取り残されて鏡に映るボサボサ頭の自分に辟易する。担当してくれる美容師さん

    • ジッポーといっしょ

      自分が持っている物の中で一番古い物は何だろうと考えたらジッポーだった。1980年製だから42年前の物だ。その次に古い持ち物はやっぱりジッポーでこちらは1998年製、24年前に作られた物。自分の物持ちの良さもさることながら、ジッポーの丈夫さにびっくりする。 ジッポーには底面に刻印があり、いつ作られたか分かるようになっている。上の1980年製は製造月までは分からないが、下の1998年製は左に「J」と刻印されている。「J」はアルファベットのAから数えて10番目だから10月に製造さ

      • そして3秒ルールは撤廃され、僕らは平熱を知る

        常軌を逸した変な人刑事コロンボを見ていた時だ。コロンボが犯人と二人してレストランに入ろうとしているシーンを見て「いや、マスクせな」と頭に浮かんだ。今から50年も前の、しかもアメリカの、しかもドラマのシーンに、だ。いつからこんなことになってしまったのか。 街中でマスクをしていない人を見つけると「この人はきっと変な人なんだろう」と思うようになってしまった。いや、2021年6月現在、人混みの中でマスクをしていない人はご多分にもれず「変な人」で違いない。 マスクをしていない写真を

      美容室で用意された雑誌が読めない