ご飯を作るというのはとても尊い作業である

家族のご飯を作るのが嫌でした。

その理由は、3世帯で同居していた時に
自分の食べたいもの
(無添加とか、白砂糖より黒砂糖がよかった、マーガリンじゃなくてバターが良いとか)
が作れなかったこと。

作るたびに小言を言われる。
食べたいもが合わない、義理父母。
こっちの方が健康に良いと頑ななワタシ。

そのうち、反発心から
ムカつく、めんどくせぇ、
作る時間が惜しい
家政婦じゃない!

と思うようになりました。

元々食べるのも作るのも好きなのに、
大切な家族のためのご飯は作りたくない。

家族の健康、
家族の体づくり、
美味しいね、を共有する
大切な場所や時間
にを育む大切な食事

それを作るのを心底嫌がるって
家族を愛してないって事か?
と真剣に考えていました。

今思い返すと、
ただただ、一生懸命だったことを
認めて欲しかっただけだったと思います。
(しょーもないですよね、でもその時は本気で嫌だった笑)


で、その時はどんな行動を取ったかというと
一切作らないようにしました。
逃げまくって、作ってくれる人に任せました。

そうすると、一時的に気持ちは楽になりました。

けど、家族のためにご飯を作っていない
という罪悪感は拭えませんでした。

そこで気づいたのが、
私がやってあげなきゃ、と思い込んでいた。
私がやってあげなきゃ=役に立てる=存在価値
にしていました。
現実は、私が作らなくても食事は回ってました。
自分から手放したのに、私がいなくても大丈夫という現実が淋しく感じていたのも事実です。
子どもっぽい考えでした。

それを理解した上で、
私がやってあげなきゃ、を手放しました。

すると、作ってもらってありがとう、
という感謝の気持ちに変化しました。


家族の身体をつくり、
心も育む食事。

ご飯を作るというのはとても尊い作業であり、家族や家族以外の誰が担当しても、そこには作ってくれてありがとうの気持ちがあると全てうまくいくと現時点では思えるようになりました。

いつもご飯を作ってくれてありがとう。
一人暮らしの人は自分に言ってあげてくださいね。