【全文無料】"2024札幌CL マスター 21位" ドラパルトexにも勝てる "リザードンexデッキ" の構築と回し方の解説
はじめに
はじめまして。7thgameという名前でポケカやポケモンユナイト、ゲームのポケモン対戦を嗜んでいるただのポケモン好きの社会人です。
今回は2024札幌CLで私が使い上位入賞し、札幌CL中ドラパルトexに3回当たるも全て勝利した最強のリザードンexデッキを紹介 します。
実際の2024札幌CLでの対面や詳しい成績は以下別記事にまとめています。
・【全文無料】"2024札幌CL マスター 21位" 逆風の中リザードンexデッキで勝てた理由 〜リザ使いで1位を取れた話〜 / 初note
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デッキレシピ
目次
①デッキ構築の経緯や流れ
大会出場のこの形になったのは、2024札幌CLから約1週間前でした。
それまでもずっとピジョリザ型がプレイスタイルに合っていて使っていたのですが、その頃はずっとエーススペックの枠にヒーローマントを使用していました。
ただ、直近のシティリーグ等でアンフェアスタンプ型が非常に多くなっていることもあり、使用感を確かめるために変幻の仮面が出たタイミング頃からアンフェアスタンプを使いはじめました。
95%くらいはもうこの時にはレシピは完成していました。
そして変幻の仮面が発売され、ドラパルトexが出てきたことで、リザードンexにとってはかなり厳しい環境が予想されたのですが、私は1つのデッキを使いこなすまでに長い時間がかかるため、正直リザードンexで出れるなら札幌CLも逆風だとしてもリザードンexで出たいと考えていました。
②逆風の中、リザードンexデッキを使用した理由
▶ 本当にリザードンは逆風だったのか?
これは私自身逆風だったと思います。明らかにリザードンexはドラパルトexに不利だと思っています。しかし、ドラパルトex側もまた適当にプレイすればリザードンexに負けるデッキだとも思っていました。
▶ 実は追い風も吹いていたリザードンex
変幻の仮面以前の環境はリザードンが最もシェアが高い状況が長く続いていました。ただ新弾が発売されるたびに少しづつシェアを落としているという状況でした。
そんな中変幻の仮面が発売され、ドラパルトexが圧倒的Tire1に鎮座し、リザードンexはTire1とは呼べない立ち位置になり、一瞬にして環境が変わりました。
これはつまりメタの対象がリザードンexからドラパルトexに変わったということでです。
具体的に言えば、リザードンを倒すためだけに再注目されていた「シェイミv」や「テツノイサハex」などのようなタン刺し草ポケモンたちが環境からグッと減りました。対リザードンexのカードはそれだけではないと思いますが、少なくともリザードンをそこまで敵視しなくなった環境に変わったといえます。
約1年前、しっこくのわざわいの特性を持ったミカルゲが登場し、「これでミュウvmaxの時代は終わっただろ」とみんなが思ったが、逆にミュウvmax対策が甘くなり、のびのびとミュウvmaxが活躍できる大型大会になったことがありました。まさに今回のリザードンはそのときのミュウvmaxと同じ立ち位置に立つことができたデッキだと考えています。
▶ リザードンexデッキでは、ドラパルトexデッキに勝てないのでは?
多くのリザードン使いがこれを理由にリザードンを握ることを諦めたのではないかなと思います。私自身も何度もドラパルトexと練習してみて高い勝率を出すことはできませんでした。
しかし、何度も対戦することでドラパルトex相手は不利対面ではあるものの、無理対面ではない と感じるようになりました。
ドラパルトデッキはドロンチのていさつしれいで手札補充ができるとはいえ、常に手札が細いデッキというのが私の印象です。リザードンexと違いエネルギーを手張りやアカシックセンスで付けてあげないと技が打てないのでリザードンに比べて育てるまでの要求が高く、何匹もドラパルトexを立てるのは簡単ではないデッキでした。
そこがチャンスだと私は感じました。
リザードンデッキのエーススペックを「アンフェアスタンプ」にすることで、うまく行けば相手のドラパルトexが1体やっと立ったタイミングで手札干渉をすることができます。
また「ピクニックバスケット」を採用することで、巻かれたダメカンを30ずつ回復し、ピジョ型リザードンデッキの天敵とも言えるデボリューションの対策にもなります。
このようにドラパルトexにも有利に立ち回れるカードを入れ、時間を稼ぎさえすれば、サイドレースに追いつき勝ち筋を作るプランが見えました。
ドラパルトメタがまだ世間にそこまで広まっている段階ではなかったので、未公開情報を含んだリザードンexであれば、ドラパルトexにも勝てると思い使用に踏み切りました。
また、ドラパルトデッキ側も対リザードンとの練習は有利対面だとタカをくくって、練習をそこまでしないプレイヤーが多いのではという予想もしておりました。そのため付け入るスキが絶対にあると考えておりました。
このように何度も対戦を重ねた結果、世の中的に騒がれているほどリザードンexはドラパルトexが無理ではないことがわかり、構築単位で調整をすることで、ドラパルトexにも勝つことができるリザードンexのデッキに仕上がりました。
▶ドラパルトex以外のデッキに最も勝てるデッキはなにか
CLのような大型大会では優勝までだと最大で18回対戦することになります。
それを考えたときにドラパルトexだけに勝てるデッキを握ることには抵抗を感じました。使用率が30%を超えたとしても、確率論的にせいぜいドラパルトに当たる回数は多くとも18回中5〜7回がいいところ。つまり残りの11回以上はドラパルトex以外のデッキと対戦することになるのです。
対ドラパルトデッキ以外のデッキに最も勝率が出せるデッキはなにか。それは直前までTire1だったリザードンexデッキだと考えました。つまりトータルで勝率が高くだせるデッキはリザードンだった、というのが私の考察です。
もちろんそれだけでなく、私自身のポケカのプレイスタイルや、いちばん長く触っていたデッキがリザードンだったということもあり選んだデッキではあるのですが、上記の「ドラパルトexは無理対面ではない」 ことと、「ドラパルトex以外にも高い勝率がある」 この2点が私がリザードンを握った理由です。
また、リザードンexデッキと行っても複数の型があります。
・ピジョット型
・ビーダル型
・ピジョット&ビーダル型
・ドラパルト型
一番流行っていたのがピジョット型にビーダルが1-1ライン入った構築でした。
ですが私はビーダル入りの型よりもピジョットのみの構築でデッキを作成しました。
プレイスタイルとして、無限の選択の中から最適解を導き出すプレイをし、かつ相手に妨害できるデッキの方がプレイスタイルとして向いていたので、ビーダル型ではなくピジョット型にしました。そしてビーダルラインも入れれる枠があるなら入れたかったのですが、どうしても他に入れたいポケモンのカードがあったことや、序盤の安定感を増すためにビーダルラインを抜き構築しました。
③改めて、ピジョリザはどんなデッキ?
普段ピジョリザを使わない方向けに、そもそもどんなデッキかを簡単に解説。
ピジョリザは少し前まで環境TOPのデッキでした。それが変幻の仮面でドラパルトexが出たことにより、tire1デッキの座を奪われた立ち位置にいました。
デッキのコンセプトとしては、ピジョットexの特性マッハサーチを使いながら、リザードンexやかがやくリザードンを使って高火力を相手に押し付けるデッキとなっています。
また、マッハサーチが優秀で、好きなカードを毎ターン1枚手札に加えることができるので、安定してリザードンを育成できたり、相手の裏で育てているポケモンをボスの司令などのサポートを使って攻撃することが可能です。
もう少し自分なりに深くコンセプトを掘り下げて紹介すると、リザードンexデッキは相手にイヤを押し付けるデッキとも言えます。
ピジョットexの確定サーチがあることで、選択肢が無限にあり、その中でも特にこのターン相手がされたら一番イヤな行動をして、相手の不利盤面を作り出すことで、有利を取れるデッキというのが私のピジョリザデッキの印象です。
これが、できるかどうかで、勝率は大きく変わるデッキだと考えています。
今回この記事では、各対面や各カードごとに詳しく解説していきますが、ここには書ききれないほどパターンが無数にあるので、全部読んでも勝てるようになるのかは正直わかりません。
ただ、無数にある選択肢の中で、特にこういう動きができれば強いと思っているものを1つずつ解説していくので、いまピジョリザを使っていてなかなか勝てない方は参考になる部分が1つでもあると思うので、じっくり読んでみて自分のものにしてみてください。
④各カードの役割
▶︎ ポケモン
ヒトカゲHP60 [1枚]
唯一のHP60ヒトカゲです。1エネでヒートタックル30ダメージを出せるので、環境には少ないですが、くるいえぐるをしてきた200ダメージのっているトドロクツキexを返しでワンパンしやすいように1枚だけ採用。
あとはHP200前後のポケモンに後1ターン目等で1撃入れておくと、リザードンexのバーニングダーク込みで、HP210やHP240ラインまで届くので、サイドプランを2から始めやすくなります。
ケアとして、ドラパルトex対面の際は、このHP60のヒトカゲをつかわない、もしくは使っても最初にリザードンexにすることで、200ダメージをバトル場で受けるヒトカゲとして活用することで、デボリューションの脅威から守るように意識します。
ヒトカゲHP70 2種 [3枚]
ドラパルトexの影響でHP60だときぜつしやすいので、基本的にはHP70のこちらのヒトカゲを使用。スタジアムを割りたい機会も少ないので、まるやけのヒトカゲよりはひのこのヒトカゲを多めに採用している。
ひのこのヒトカゲはまけんきハチマキ込みで70ダメージまで出せるので、覚えておくと使えるシーンもあるかもしれない。
リザード(フレアヴェール) [1枚]
リザードは数種類いるが、こちらもドラパルトex対策のためHP90ではあるが、こちらのリザードを採用。
リザードンexを前にしつつ、後ろでこのリザードをスタンバイさせておくことで、デボリューションされた後でもスムーズな盤面の立て直しが可能。
地味にミミッキュからのダメカン乗せも効かないのが優秀。
リザードンex [3枚]
このデッキのエース。強いです。
テツノイバラex、ハバタクカミに弱いので、そこだけ使用時に注意!
ライチュウvやパオジアンex、サーフゴーexやチラチーノなどのワンパンしてくる相手、ギラティナのスターレクイエムやトドロクツキexのくるいえぐるなど一撃きぜつさせてくる相手がいるときだけ、倒された後に次のアタッカーが用意できるのか自分の盤面をよくかんがえて前に出すこと!
ポッポ [2枚]
これ以外の選択肢がないので、特に語ることはないです。ポフィンやネストボールが引けない序盤は呼べたら「なかまをよぶ」を宣言しましょう。
ピジョットex [2枚]
デッキのメインシステムポケモンです。まずはピジョットを立てないと話になりません。
相手次第ではリザードンが立てられるけどまだピジョットが立てられない場合などには、あえてリザードンは立てずに、ピジョットが立つように1ターンそくせきじゅうでんなどで様子見するターンを作ったりすることもあります。
マッハサーチはとても強力で、そのターンの最大限の動きができるのでピジョットがいるかどうかだけでデッキパワーがとても上がります。
ただ、なんでも持ってこれるので選択肢が無限にあるのがデッキを使う上で難しいカードかもしれません。盤面や手札、サイドの進み方でこのターン使うカードなのか、次のターン使うカードを持ってくるべきかなどの選択でデッキパワーに大きく差が出てしまうので、何度も使って最適解を出す練習が必要になります。また、基本的に妨害を選択するシーンも多いので、ボスの司令を打つならベンチの誰を読んでくるのが相手に取って嫌か、ナンジャモはこのターンか次のターンかどっちで打たれるのが嫌かなど相手のデッキにとって一番嫌な行動を選択できる、環境理解も重要な要素だと考えています。
基本的には1匹立てて、2匹目用のカードはハイパーボールなどのコストとして使用することが多いです。
サブアタッカーとしても優秀で、基本的にデボリューション対策で事前にミストエネルギーを余裕のあるときに付けておくので、手張りだけで120ダメージだせるアタッカーとしても運用できます。
ロストなどが相手の場合だと、こっちは120ダメージでキュワワーなどを取り進めながら、相手はウッウのおとぼけスピットで110ダメージをだせますが、ピジョットに110ダメージを出すのは最終的にロストマインなどで回収も難しく、美味しくないので、相手への要求が上がり、裏呼びのボスの司令やプライムキャッチャーが必要になります。
マナフィ [1枚]
ベンチ狙撃から守る必須カードの一枚です。ジラーチは現環境ではあまり価値が高くなかったので不採用。月光手裏剣からヒトカゲやポッポを守ります。
ロトムv [1枚]
環境が変わり評価が一変したカードですね。やはりふしぎなアメと2進化を揃えるにはサポートだけでは若干不足しているので、しっかりと先攻1ターン目にそくせきじゅうでんで手札補充することで、高い確率でピジョットexやリザードンexに繋がります。
採用枚数についてですが、大型大会でロトムがサイド落ちして負ける試合があっても仕方ないと割り切って、1枚採用にしています。
2枚採用にしてしまうと、どうしてもデッキを回すのに不純物が入っていることになるので、1枚にしました。(デッキ枠に余力があるならヒスイのヘビーボールを入れたいくらいです。)
エンテイv [1枚]
最近はリザードンデッキにいれる人が少なくなったエンテイですが、大きく3つの役割を持たせています。
・森の封印石の付け先のvポケモンとして
・デボリューションに強いたねアタッカーとして
・対リザードンミラー用のアタッカーとして
デッキ構築上、vポケモンがロトムvだけだったので、ロトムがサイド落ちしたり、封印石を付ける前にきぜつさせられてしまうと、森の封印石の価値がグッと下がってしまうことがネックでした。そこで2枚目のvポケモンとしてエンテイを採用候補にしていました。
次に環境としてドラパルトexが大量に出てきたことでデボリューションがかなり辛い環境でした。しかしエンテイをアタッカーとしておいておくことで、デボリューションの被害を受けてもエンテイがアタッカーとして生き残っていればリザードンexが立たなくても攻撃できないターンをつくらずにすみます。
またHPが230ということもあり、ドラパルトexの攻撃は1撃耐えることができます。このHP230ラインは対リザードンデッキでも有効で、こちらが先にポッポやヒトカゲ、ビッパなどを先攻して取れれば有利に働く場面で先に再度を先攻しても、相手のリザードンexはサイド1枚しか取られていないので210ダメージでエンテイvを倒すことができません。そうなれば次のターンこちらはフトゥー博士のシナリオなどを使いエンテイを回収して負け筋を消しながら、こちらのリザードンexで先に相手のリザードンexを攻撃できる盤面が作れます。もちろんまけんきハチマキ等を付けられてエンテイvが倒されてしまうこともありますが、先にサイドを1-1-2-2で先攻し、相手にも2-2-2を取らせないように立ち回れば十分に勝てる試合運びができます。
これらの理由からエンテイvを採用することにしました。
テツノツツミ [1枚]
このカードを採用しているリザードンデッキはそう多くないと思います。
役割は大きく分けて2つ。
・相手のベンチポケモンを攻撃する疑似ボスの司令
・ロトムvをトラッシュに送るためのベンチ埋め要因
まず疑似ボスの司令の動きについてです。最近の環境として、即攻撃してくるデッキ以外は、「バトル場に出したポケモンがやられた後にカウンターを仕掛ける」もしくは「バトル場でバーニングダーク180ダメージを1発受けられるポケモン(ロトムv等)をおいてサイドを進めないようにさせる」動きをしてくるデッキが非常に増えてきました。
リザードンデッキの動きはかなり研究されて対策もされているため、上手なプレイヤーであればだれを前にすべきか最適解をだしてきます。その相手のプランを大きく崩せるのが特性ハイパーブロアです。
また器用な使い方としては、ヌメルゴンvなどの耐久に自身があるポケモンでも、ハイパーブロア&ボスの司令で相手のダメージ計算を狂わせることができるので、そのようなシーンでも活躍ができます。
つぎにリザードンexデッキといえば最初に出しておいたロトムvをくずれたスタジアムを使ってベンチから消すシーンが多いのですが、その際になかよしポフィンを多用しすぎると、不要なポッポやヒトカゲなどが並ぶことになり、最終的にテツノカイナexのごっつぁんプリファイの餌食になったり、ヤミラミのロストマインの餌になりかねません。そこでベンチ1枠をテツノツツミにしてロトムvをとラッシュした後、ハイパーブロアを使えば以下のような盤面が作ることができます。
ベンチ枠が1つ空きがあるので、かがやくリザードンを準備したり、もう一度つりざお等でテツノツツミを戻した後でもハイパーブロアを使う余裕のあるベンチ枠が1つできることになります。場合によってはエンテイvなどがベンチにいて、リザードンが2匹並べるスペースが作れないなどが起こり得ることも考えられるのですが、状況に応じて1枠好きなポケモンを次のターンなどに用意することができます。
かがやくリザードン [1枚]
サブエースのカードです。まけんきハチマキ込みで最大280点、スグリも込みで310点まで出すことができます。取られるサイドも1枚なので、このかがやくリザードンを間に一回挟むだけで1ターンの余裕が生まれることも多くあるので、特にたねexポケモンを倒すのに優秀なカードです。
ドラパルトex対策のためにかがやくアマージョを入れている方もいましたが、やはりアタッカーが必要だったのと、ドラパルトexは別のカードで対策することにしたので、かがやくリザードンを選択しています。
▶︎ グッズ
なかよしポフィン [3枚]
主にヒトカゲ、ポッポ、マナフィを呼ぶカードです。初手にくると最強。もしロトムvしか盤面に並べられなくて、ヒトカゲやポッポを並べられない場合、森の封印石でなかよしポフィンを持ってくることもあります。それくらい初手に重要なカードです。
ただ、4枚にするとどうしてもデッキの枠的に足りなくなるのと、終盤手札に余りがちで余分なカードになってしまうこともおおいので、3枚にしています。
ネストボール [3枚]
2枚採用の人もいますが、私はエンテイvやテツノツツミを採用していることもあり、3枚採用にしています。やはりロトムvが1枚ということもあるので、できる限り初手に並べられるように多めに採用しておきたいところです。ハイパーボール [4枚]
ピジョットexやリザードンexに確実に触るために4枚採用です。最悪の場合初手でロトムvを呼ぶために使うこともあります。ふしぎなあめ [4枚]
ピジョットex形なので当然4枚採用。サイドに2枚落ちていたりしないか、最初にデッキを確認するときに枚数を確認するようにしましょう!ロストスイーパー [1枚]
補助的な役割として意外と需要な1枚になります。特に以下のようなカードを剥がすことが多いですね。
・ヒーローマントやサバイブギプスなどのACESPEC
・ブーストエナジー古代や勇気のお守り等HP増加系
・未使用の森の封印石
・緊急ボード
・ポケストップやボウルタウンなどの相手有利なスタジアム
手札に余裕がないときはあまり使いませんが、最後の最後で必要になることもあるので、使うタイミングは結構慎重な判断が必要です。相手のデッキ構築を把握したうえで、一番使われたくないカード、タイミングで使用するように心がけます。ともだちてちょう [1枚]
ボスやナンジャモ、フトゥーやスグリなどを使い回せます。また初手にサポートが固まっていて、どうしてもハイパーボールを使用しなければならないときに、ともだちてちょうが山札にあることを知っていれば、すこし気楽にサポートをトラッシュに送れるようなり、安定感が増すのもこのカードのいいところです。カウンターキャッチャー [2枚]
採用枚数は2枚、ボスの司令2枚と2-2の採用にしています。リザードンは現環境ではどちらかというとサイドを早く取り進める方のデッキになってきましたが、それでもミライドンやカウンターカイナのような後攻から速攻サイドを取り進めてくるようなデッキもまだまだいます。
そのようなデッキに対抗するには後ろで育てている次のカイナやライチュウvを狙う必要があるので、2枚採用でサイド落ちケアもしていますし、ペパーで持ってこれるのもいいところですね。すごいつりざお [2枚]
エネルギーがかなりカツカツなので、使い回せるように2枚採用にしています。リザードンexがサイド落ちしていたり、最初に出ていたヒトカゲやかがやくリザードンを後で回収したり、マナフィを狙われても復帰しやすかったりと2枚ないと困るくらい使う場面は多いカードです。改造ハンマー [1枚]
かなり悩んだ1枚です。他の候補としては、ピーニャやシンオウ神殿もあったのですが、対策したかったのはルギアのレガシーエネルギーもしくはギフトエネルギーだったので、使い勝手の一番よいこのカードにしました。
結果強く使えるシーンはあったようななかったようなで、未だに自分の中で結論がまだ出ていない枠かもしれません。ピクニックバスケット [1枚]
対ドラパルトexの秘密兵器です。ドラパルトexの技でポッポに5個、ヒトカゲに1個のようにダメカンをばらまかれることが多いので、そこでピクニックバスケットを使うとポッポに2個のダメカンが残るだけになります。
相手も回復させてしまうし、「おいしいみずセット」でもいいのでは?と思うかもしれませんが、対ドラパルトexで考えると相手に30回復するシーンがほとんどありません。
・バーニングダーク180 + ピクニックバスケット -30 + バーニングダーク180 = 330点
このように仮にドラパルトexと戦う場面で使用したとしても、30回復は相手に取ってはほとんど意味がありません。
また、30回復というのは相手のかがやくフーディンのペインスプーンの脅威からも逃れることができます。
50のせられた後の30回復してしまえば、たとえペインスプーンで2個動かされてもポッポにのっているダメカンは40になり、相手はサイドを取ることができません。
サポート権を使えばサワロを使用すると2匹50ずつ回復できますが、やはりサポート権を使うのは少しもったいないのと、グッズのカードでほぼ同等の効果が得られるのであれば、グッズで問題ないという判断で対ドラパルトexの対策として回復カード枠でピクニックバスケットを採用しました。
ACE アンフェアスタンプ [1枚]
エーススペック界のエース、アンフェアスタンプ。このカードのお陰で勝てた試合が本当に多くありました。
やはり先にサイドを1〜2枚取らせてからのほうがリザードンは火力が出しやすいので、リザードンで相手のアタッカーor育成しているアタッカーを消しながら手札干渉もできるというのが本当に最強に強い動きでした。
他の候補としてはヒーローマントなんかもピジョットexを守ったり、リザードンexにつけるだけでHP430の高耐久化け物になるので強かったのですが、序盤の手札干渉で相手の動きを止めに行くことで勝てた試合も多かったです。
特にドラパルトexはドラパルトを2匹育てるのがかなり大変なデッキになるので、序盤で手札干渉されると、次のアタッカーを育てるのにかなり苦労する状況になり、そのままサイドを先に取りきって勝てるような展開に持っていきやすいです。
▶︎ ポカモンのどうぐ
まけんきハチマキ [1枚]
本当に優秀なポケモンのどうぐの1枚です。かがやくリザードンにつければ280ダメージまで火力が出ますし、シンプルにリザードンにつけるだけでも火力増強になり、相手のダメージ計算をずらすことができます。
また、ひのこを覚えたヒトカゲにつけると70ダメージ出すことができるので、相手のキュワワーやドラメシヤなどを倒すこともできます。
そして、サイドを3枚取られた状態で以下のように攻撃すると2進化exポケモンもワンパンできるのです。これがこのデッキの隠れた強さです。
・バーニングダーク270 + まけんきハチマキ30 + スグリ30 = 330ダメージ
これが残りサイド4-3の状況でできれば、こちらは残りサイド2枚で相手が3枚の状態で相手にターンが渡るので、3枚取りされなければ、次のターンこちらが2枚取りするだけで勝つことができるので試合のサイドレースを有利に進めることができます。森の封印石 [1枚]
ポケモンのvsterパワーを使っていないデッキなので、ロトムvやエンテイvにつけることで、必須パーツをもってくることができます。
もちろんピジョットexやリザードンexを育成するためのカードを持ってくるのにも使うのですが、意外と使う機会が多い方法は自ら崩れたスタジアムを持ってきてロトムvごとトラッシュに送るパターンです。
一見弱そうな動きに見えますが、リザードンデッキが負けるパターンとしては、「ロトムv + リザードンex + ピジョットex」の2-2-2でサイドを進められることで負ける展開が多いです。なので序盤にピジョットexやリザードンexが十分育ちきったのであれば、とっとと負け筋を消すために崩れたスタジアムをサーチしてくることも意外とプレイングとしては多いです。もちろんロトムv狙われても狙われなくても変わらないような盤面であれば、使わずにピジョットが倒されたときの代わりのサーチカードとして温存するプレイもできれば強いです!
▶︎ サポート
ペパー [3枚]
ふしぎなアメを確定でもってきつつ、序盤なら森の封印石、中盤ならまけんきハチマキを確定でサーチできる鬼強カードです。
もちろん後攻1ターン目であればなかよしポフィンを持ってきて盤面展開にもつながるのはGOOD。
本当は4枚入れたいくらいですが、どうしても終盤は使いにくいのと、ポケモンのどうぐが2枚しか入っていないデッキなので、バランスが悪くなるため3枚採用にしています。ナンジャモ [2枚]
アンフェアスタンプ込み、ツツジ込みでデッキに4枚手札干渉カードがあるように調整しています。直前まで3枚だったのですが、どうしても他に優先すべきドラパルト対策カードなどがあったので、なくなく2枚採用にしています。好みでツツジを抜いて3枚にしたり、ジャッジマンを入れても強いかも。ボスの指令 [2枚]
最低限2枚は入れておきたいカードです。ともだちてちょうがあれば最大4回打てるので、おそらくボス4回宣言できる余裕がある試合であればほぼ確実に勝てるでしょう。
最終盤にボスさえあれば・・・という展開はよくあるので、安易に捨てすぎないように注意しながら、ともだちてちょうで戻しながら使うカードになります。カウンターキャッチャーと2-2ずつの採用が個人的には一番バランスが良さそう。ツツジ [1枚]
ロスト系統のデッキに勝つのに入れておきたい1枚です。アンフェアスタンプと連続2ターン使用できるとピタっと相手が止まることも全然あるので1枚で世界を変える可能性を秘めているカードです。フトゥー博士のシナリオ [1枚]
ダメージを受けたリザードンやエンテイv、また不要になったロトムvを回収するのに使えるカードです。
ただ、適当にダメージを受けたリザードンexに使うとデボリューション後にふしぎなあめが枯渇して負けてしまうという展開もあるので、使い所は見極めが必要なカードになります。
また、カビゴンLO相手に縛られたポケモンを回収できるので、少しでも足掻くことができます。スグリ [1枚]
イチオシおしゃれポイントの採用カードです。もともとはポケモン入れ替えを入れていた枠なのですが、サポート権は使用するものの、同等の効果をもちつつ、相手の視覚外からの火力アップで想定外を相手に押し付けることができる非常に強力なカードの1枚です。
出たばかりで、なかなか使うデッキが安定していない時期だからこそ強さが発揮されるカードだと考えています。
また、カビゴンLOなどのグッズ破壊が効かないのもいいですね。
▶︎ スタジアム
崩れたスタジアム [1枚]
主にロトムvをトラッシュするためのカードですが、使い方次第では、ルギア相手にアーケオスを出す場所を縛ったり、逆に相手のロトムvを逃さないように先張りできるカードでもあります。
自ら負け筋を消しながら、逆に勝ち筋を広げる万能なカードともいえるかと思います。
▶︎エネルギー
炎エネルギー [6枚]
7枚の構築もありますが、最低限まで抑えると6枚でギリギリデッキが回るので、ここが限界だと思っています。ミストエネルギー [1枚]
デボリューション対策や、ドラパルトexとヤミラミなどのダメカンバラマキ系にも有効なカードです。
あとはギラティナのスターレクイエムやトドロクツキexのくるいえぐる対策にもなるので、対戦相手が狙っているポケモンにスッとつけましょう。
シンオウ神殿などですぐに無効化されがちなので、その点だけ要注意!
⑤独自のカード同士のコンビネーション
上記カード紹介でもいくつか紹介していますが、見やすいようにこちらでもまとめておきます。
▶ 攻撃コンボ
▶テクニックコンボ
⑥不採用カード、枠があれば入れたかったカード
▶ 不採用にしたカード
ネオラントv
強力なカードではあるが、やはり負け筋にもなってしまうカード。
どうしてもネオラントvスタートしてしまうと、サイドをネオラントv、ロトムv、ピジョットexとリザードンexを無視してサイドを2-2-2で取られて負けてしまう展開が起きやすいので、不採用に。
森の封印石の付け先としてはエンテイvを採用しvポケモンは2枚いるので、その点もケアできたため不採用に。
ピィ
正直使いこなせていないだけで某海外有名TOPプレイヤーが使用していたので、強いのだと思います。
ただ、環境的にドラパルト1色だったので、ダメカンばらまきに弱くなりすぎるので、あまり積極的に採用は検討しませんでした。
かがやくアマージョ
ドラパルトex対策としては有力なカードだったのですが、それ以外のデッキ相手にかがやくリザードンという強力なアタッカーが使えなくなる方が厳しいことと、代替カードとして回復はピクニックバスケットで回復し、1ターンずらせるだけで十分ドラパルトexデッキにも勝機があると感じていたので、不採用にしました。大型大会でもこのかがリザは本当に活躍したので、判断としては正解だったと思います。
ビワ
どうしても当たり外れが起こることと、サポート権にそこまで余裕がなかなかないこともあり、不採用に。
ただ、ロスト対面にかなりしんどいことが多かったので、採用すれば未来が変わっていた可能性もあり。しかし個人的にはなくても互角に戦えると思っているので、無理に採用する必要はなし。
げんきのハチマキ
まけんきハチマキの方を採用しているので不採用。火力UPが必要な場面は基本的に相手が分回っているときで、こちらは不利になっている状況が多いので、まけんきハチマキのほうが相手の計算を狂わせたうえで火力UPができるので、げんきのハチマキは不採用に。またスグリが出たことで、単純な火力UPであれば可能なので、サイドを取られていなくても、リザードンexのバーニングダーク+スグリで210ダメージだせるので、ロトムvなどはワンパンすることができます。このように代替カードがあるので不採用にしました。
マキシマムベルト
最近ドラパルトex対策にもなるためか採用が目立ったカードです。しかし、私のデッキであればサイド3枚取られている状態のバーニングダーク+スグリ+まけんきハチマキで320ではなく330まで見えるので、ドラパルトexだけでなくミラーのリザードンexなどもワンパンできる火力になります。
その分アンフェアスタンプで相手の展開速度にブレーキをかけることができるので、エーススペック枠としてはアンフェアスタンプに変わるカードはない(最序盤で強力な手札干渉ができるカードが他にない)が、マキシマムベルトの代わりのカードはあると思い、不採用にしました。
シンオウ神殿
枠的には改造ハンマーかシンオウ神殿のどちらかを採用しようと考えていました。結果的に自分のミストエネルギーが無効になってしまう可能性があったことと、無効化したいのは主にルギアのギフトエネルギー1枚かレガシーエネルギー1枚だけだったので、それであれば1枚破壊できる改造ハンマーで十分だとおもい、シンオウ神殿は不採用にしました。
できる限りデッキ内でアンチシナジーのあるカードは採用したくないと考えています。
▶ 枠があれば入れたかったカード
ピッパ、ビーダルライン
立てば最強のピジョットの補完枠ではあるが、ポケモンの採用枠としてどうしても枠に空きがなかったことと、上下の片方サイド落ちしてしまったときのもう一方のカードが使用できないカードで序盤の動きが悪くなってしまうなどを感じたので、なくなく不採用に。
ベンチ枠的にも、2ターン目に「リザードンex」「リザード(ヒトカゲ)」「ロトムv」「ピジョットex」「マナフィ」「予備枠1(2匹目のポッポや3匹目のヒトカゲ、テツノツツミ等)」とするのが自分なりに最も強い6匹の構成だったので、ピッパを置く余裕がなかなかないと感じ、不採用に。
3枚目のナンジャモ
どうしてもサポートの枠が足りず、かつルギア用の改造ハンマーや、ドラパルトex用のピクニックバスケットを追加で採用しないとまずいと思い、なくなく抜くことにしたカードです。もし枠に余裕があるなら安定感を増すためにも採用したいカードの1枚です。
⑦デッキの回し方(基本・応用)
▶ 先行後攻の選択
基本的に先攻を取ります。後攻をとるメリットはほとんどないでしょう。
▶ バトル場のたねポケモンの選択
「ポッポ」にする場合
・ポッポなどが次のターンでピジョットexになれる可能性が高い場合。
・後攻で手札にエネルギーはあるが、他にボール系のカードがなさそうな場合、なかまをよぶを宣言するため。「ヒトカゲ」にする場合
・十分な数のヒトカゲを展開できそうで、後攻1ターン目から攻撃されサイドをとられても大丈夫な場合。「ロトムv」にする場合
・他のヒトカゲやポッポが1枚ずつしか展開できなさそうな手札で、次の相手のターンで攻撃された場合展開しにくくなる場合に差し出す。
・先攻ならいきなり倒される可能性ので前にだしがち。「マナフィ」にする場合
・どうしても他のヒトカゲやポッポが1枚ずつしか展開できなさそうで守る必要がある場合。「エンテイv」にする場合
・基本はしないが、同様にポッポやヒトカゲを守る場合。
・積極的にバトル場にだすときは、手札に2枚以上エネルギーがあり、かつ先攻を取れているときは2ターン目に攻撃できる可能性が高いので、バトル場所にだします。特性しゅんそくで1枚ドローもできるので、ロトムvと合わせれば2ターン目までに手札を最大5枚増やせるのも優秀。「かがやくリザードン」にする場合
・基本ありません。ベンチに下げるのが大変なので唯一スタートしたくないカードとも言えるかも。「テツノツツミ」にする場合
・かがやくリザードンよりは優先的に出したいかな、くらい。
・それ以外はヒトカゲやポッポを守る壁としてしかたなく出すことがある程度。基本はバトル場には出さない。
▶ 1ターン目の動き
ポケモンを並べることを最優先にしましょう。
特にロトムvとヒトカゲを優先的に並べることを意識します。
先行後攻にかかわらず、「ポッポ・ヒトカゲ・ロトムv・マナフィ(相手次第)」を優先的に並べ、できればプライムキャッチャーなどで取られても大丈夫なようにヒトカゲは2匹は並べたいところです。
先攻の場合、警戒すべきは後攻1ターン目から攻撃してくるデッキです。
もしバトル場がヒトカゲで、ベンチに他のヒトカゲがいない場合などはエネルギーを手貼りして、ベンチのエンテイvやロトムvと入れ替えることも視野にいれましょう。
基本的に最初からリザードンexでサイドを取っていくデッキなので、ヒトカゲをずっと狩られ続けると負けるので、サイド2枚取られる可能性が高くても、ヒトカゲやポッポを守る選択をしてください。
後攻の番でサポートが使えそうな場合は使ってもいいと思いますが、手札にピジョットexに進化できるカードが揃っているのであれば、無理にナンジャモなどは打つ必要がないので、あえてサポート権を残したまま後攻の番を終えることもあります。
あと、森の封印石ですが、ヒトカゲもポッポも1匹も並んでいないみたいな状態だとかなりまずいので、そのような場合はvsterパワーを使ってでもなかよりポフィンを持ってきてベンチ展開を優先します。それくらい1ターン目のベンチ展開は重要なデッキになるので、躊躇なく使っていきましょう!
1ターン目の動きの最後として、エネルギーをつけるか付けないかですが、以下のパターン以外では基本的に手貼りせずターンを終了します。
・エンテイvにエネルギーを2枚付けて攻撃するプランを選択したとき。
・バトル場のポケモンを逃がすためのエネルギーを手貼り。
ミストエネルギーを逃げエネにつかうシーンもあるかもしれませんが、相手次第で温存か逃げエネに使ってOKかは"感"で判断するしかないので頑張ってください。
▶ 2ターン目以降
ここからは相手や盤面によって複雑に分岐するので、基本的な理想の動きを記載します。
まず以下の条件を上から優先順位の高い順で、可能な限り実行してください。
★★★ ピジョットexを立てる
★★★ リザードンexを立てる or 別のアタッカーを立てる
★★ サイドを取られたなら、カウンタキャッチャー&アンフェアスタンプを使用し、相手が最も取られたくないシステムポケモンや育成中のポケモン、唯一のアタッカーを枯らす動きをする。
★★ ロトムvを崩れたスタジアムを使って消す(このターン攻撃できる場合のみ!)
★★ ベンチにヒトカゲ展開や、可能ならリザードに進化させておく。
★ シンプルにボスやカウンターキャッチャーで相手のシステムポケモンを枯らす(ビーダルやセグレイブ、アーケオスなど。)
★ もしくは、アタッカーを育成するのが大変なドラパルトexなどであれば、カウンターキャッチャーで育成中のドロンチ等を倒す。
★ 次のターンピジョットexがいなくても、リザードンexや他のアタッカーの用意ができる。もしくは次のターンに使う可能性の高いサポートを手札に加えておく。もしくは森の封印石が未使用であればピジョットexのマッハサーチの代わりになるので、ロトムvなどに付けておいておく。
▶それ以降の立ち回り
基本的にピジョットexが生きていれば、常に最善の選択が選べるような立ち回りができるので、このターン相手がされたら一番嫌なこと(育成中のポケモンを取られる・システムポケモン取られながら手札干渉)や、次のターン自分のアタッカーの用意ができるのかなどを考えて、妨害に動くのか次のターンに繋ぐ一手にするのか、手札とデッキの残っているカードと相談しながらマッハサーチを選択し続けます。
もしピジョットexがいない場合だと、できる限りリザードンexを大事にして戦わないといけないので、残った手札でできる限り相手が取られたら嫌な行動を選択し続けましょう。
またサイドプランについては、こちらはできる限り2-2-2(システム狙うなら1-1-2-2)でサイドが取れるように。
逆に相手にはヒトカゲやかがやくリザードンなどを挟み、2-1-1-2などのようにできる限り時間をかけさせ戦ってください。
2-2-2で取られると基本的に負けるので、2-1-1-2などのサイドプランを相手に押し付けましょう。そのためにもヒートタックルのヒトカゲや、かがやくリザードンでサイドを取れるターンが作れると美味しい展開になりやすいです。
また、警戒すべきはデボリューションです。デボリューションされても強い盤面は以下の通りなので、特にドラパルトex等を相手にする場合は、以下のような盤面が理想だと思って動きましょう。
⑧各対面での立ち回りやサイドプラン、有利不利
▶ 対ドラパルト
相性:不利だが勝てる
サイドプラン:1-1-2-2
マナフィ:不要
ドラパルト相手は基本的にサイドを先攻することになります。
なのでできる限りボスの司令やテツノツツミなどで、相手が育成しているネイティオやドロンチを狙いましょう。
さらにネイティオ型であれば、倒されないことをいいことに、ロトムvを前にして時間稼ぎしてくる相手もいます。そのような場合は崩れたスタジアムを貼って、相手のドロンチを置ける枠を1つでも削って、アタッカー不足にさせます。
ドラパルトexの一番の課題は手札が細いことで、ドラパルトexを複数用意するのに時間がかかることです。なのでエネルギー供給&ドローソースになっているネイティオや、育成中のドロンチを攻撃することで、終盤ナンジャモなどを挟むと相手は手札が細くなり攻撃できないターンが生まれスキができます。
対してこちらの盤面はピジョットが1撃で倒されることがほぼないので、マッハサーチを多用して、デボリューションに強い盤面を作りつつ、ボスの司令などをサーチして使用し、相手の裏のポケモンを狙っていきます。
徹底してこれができれば、基本的に負けることはありません。さらに負け筋を消すためにポッポに50ダメカン、ヒトカゲに10ダメカンのせられた後にしっかりピクニックバスケットを使用すれば1ターン稼げる計算になるので、ここまですればサイド6-1などでドラパルトに圧勝することができます。
また、ドラパルトex相手だけでなく他の2進化exポケモンと戦う場面でも重要なことなのですが、基本的に2進化exで殴り合うときは、先に2進化exを攻撃できたほうが有利です。
ドラパルトexやリザードンexは330ダメージだすにはかなり大変なので、お互いに2回攻撃する必要があるのですが、先に相手の2進化exを攻撃し始めたほうが先有利で、相手のがんばって育てた2進化exを倒せることになるので、それだけでも展開を有利に進めることができます。
▶ 対ルギア
相性:不利
サイドプラン:1-1-2-2(1-1-1-1-2)
マナフィ:必要(水オーガポン対策)
基本的に不利な相手です。ただし、チラチーノさえいなければ微有利で戦える相手です。
ギフトエネルギーのせいで、手札干渉がかなり効きづらい相手です。なので、アンフェアスタンプを使う場面で改造ハンマーを使用し、ギフトエネルギーを割ってから攻撃したり、ボスの司令などでまだギフトエネルギーがついていないチラーミィなどを狙うなどして、相手の手札が常に細い状態になるよう立ち回りを意識しましょう。
また、ピジョットexがワンパンされることも多々あります。
サイドを先攻された場合で、かつ相手の盤面にまだエネルギーがさほど溜まっていない序盤であれば、カウンタキャッチャーなどでアーケオスを狩る動きをしてもかなり有利な展開にもっていける場合が高いです。
チラチーノ以外のアタッカーは基本200前後しかダメージをだせないので、こちらはフトゥー博士などを使用してターンを稼ぐことができます。
▶ 対ロスギラ
相性:不利
サイドプラン:1-1-2-2(1-1-1-1-2)
マナフィ:必要(かがゲコ対策)
スターレクイエムを使われるとどうしても厳しい試合になります。
またピジョットexがHP280と、ギラティナのロストインパクトで1撃なので、サイドを2-2-2で取られやすい相手でもあります。
立ち回りとして大事なのは3点。
・無傷のギラティナvを作らないこと。
・先に攻撃を仕掛けないこと。
・草タイプアタッカーでリザードンexがワンパンの可能性を考えること。
この3点です。
ギラティナはカウンタキャッチャーなどですぐにこちらのピジョットを狙ってくるので、下手にウッウやキュワワーを取ってしまうとカウンターで痛い目にあいます。
なので、常にナンジャモなどで手札干渉しながらゆっくりとサイドを進める展開が必要でかなり難しいプレイングが求められる相手でもあります。
ただし、相手も攻撃してくれないと基本的に不利な状況になりやすいので、我慢比べ大会となるでしょう。
くずれたスタジアムなどをうまく活用し、相手のギラティナvを1対しか置けないような盤面を作るとかなり有利に戦えるでしょう。
▶ 対ロスバレ
相性:微不利(型次第)
サイドプラン:1-1-2-2(1-1-1-1-2)
マナフィ:必要(かがゲコ対策)
相手の型次第で展開が読みにくい相手になります。
特に警戒すべきカードは「かがやくゲッコウガ」「トドロクツキex」でしょうか。
なので相手のターン中はエネルギーや、ネストボールで誰を持ってきているのかを注視し1秒でも早く相手の型を見抜くことを意識しましょう。
かがやくゲッコウガであればマナフィを優先的にベンチにだしたり、悪エネルギーが見えたらトドロクツキexを警戒して、ヒートタックルのヒトカゲを温存して戦うなどを意識しましょう。
あとは基本的に後攻1ターン目や先攻2ターン目のおとぼけスピットでサイドを1枚取られることが嫌なので、手札にエネルギーとロトムvがあるのであれば、前のポケモンを手貼りで逃がしてロトムvを前にしてターンを終了すると、サイドを取られにくくなります!
▶ 対パオジアン
相性:不利だが勝てる
サイドプラン:1-1-2-2(2-2-2)
マナフィ:必要(かがゲコ対策)
やることは単純で、ひたすらにボスの司令やカウンターキャッチャーでビーダルを攻撃し続けて、その後セグレイブを狙い続けてください。
さらに手札干渉もしつつ、ポケストップも割れたらパオジアン楽々勝てるでしょう。明確な勝ち筋がわかっていることと、その展開になる再現性が高い相手なので手順さえ間違えなかったり、相手がよっぽど強い動きをしてこない限りは不利対面ではありますが勝てる相手です。
うまい相手であれば、ピジョットexなどを狙ってくると思うので、こちらもアタッカー切れにならないよう注意を払って手札や盤面をみみながら進めてください。
▶ 対サーフゴーex
相性:不利
サイドプラン:1-1-2-2(2-2-2)
マナフィ:必要(かがゲコ対策)
基本的な動きはパオジアンと一緒ですが、唯一違うのは手札補充がサーフゴーex自身で完結していることです。
なので手札干渉してもすぐに手札を増やされることになるので、厳しい相手ではあります。
しかしサーフゴーex側もリザードンを倒すのに手札からエネルギーを7枚落とさないといけないので、相手はリザードンexを2対倒すのはかなり厳しいのが現実です。
こちらはエンテイvやかがやくリザードンで弱点をつけるので、サイドレースでおいていかれないようにできる限りサイドを2-2-2もしくは1-1-2-2で取れうようにプランを考えます。
コレクレーがいなければサーフゴーexになることもないので、序盤のうちにどれだけコレクレー狩りができるかでも終盤の展開は大きく異なってきます。
かがやくリザードンをうまく使い、相手にもサイドレースを2-2-1-1を押し付けるように立ち回りましょう!
▶ 対ミランドン
相性:有利
サイドプラン:2-2-2
マナフィ:必要(サンダーex対策)
基本的には有利なのですが、負ける展開を把握していないと普通に負けます。
相手のサイドプランとしては、カイナ込みで2-2-2などを取ってくるのが唯一の勝ち筋になるので、その相手の狙っているプランを崩す立ち回りができれば、基本的には勝てる試合になります。
ライコウvなどに攻撃されて、サイドを先行される展開が多いので、カウンターキャッチャーなどで相手のベンチのカイナやライチュウvを狙えると良いでしょう。
かがやくリザードンなどを挟んで、相手のサイドプランを2-2-1-1などにするのも有効です。
▶ 対サーナイト
相性:微有利
サイドプラン:1-1-1-1-2
マナフィ:必要(サケブシッポ対策)
弱点がつけるので有利ではあるのですが、それでもリザードンexをワンパンしてきたり、ピジョットexをワンパンしてくるので、負ける可能性も高い相手です。
サイドをこちらが先行する展開になるので、できる限りボスの司令を多用して相手のキルリアを狙い続けるのが勝ち筋になります。
下手にサーナイトexなどを取ってしまうとカウンターキャッチャーやナンジャモでしんどくなるので、サイドをあまり早くとりすぎないように気をつけることが重要になってきます。
▶ 対カビゴンLO
相性:無理
サイドプラン:---
マナフィ:不要
デッキの構築上、どうがんばっても真正面から突破できない相手です。しかし環境的にドラパルトが増えたりミライドンが増えていることもあり数を減らしている体感があるので、マッチしたらドンマイと割り切るようにしましょう。
唯一可能性があるとすれば、ヒートタックルのヒトカゲで自滅すればサイドが進みリザードンexが210ダメージだせるようになりますが、、、、現実的に無理なプランなので、相手が種切れしてくれたらラッキーだったくらいに思いましょう。無理にカビゴン対策をしても限界があるので、構築を歪めずに諦めるほうが良いと考えています。
▶ 対トドロクツキex
相性:有利
サイドプラン:2-2-2(2-1-1-2)
マナフィ:必要(かがやくゲッコウガ対策)
基本的に有利です。イキリインコ型であればサイドを2-2-2で進められますし、ブーストエナジー付きを倒せなくても、後でロストスイーパーを剥がしてサイドを取ったりすることができるので、試合運びを有利に進められます。
また、ヒートタックルのヒトカゲでカウンターをしたり、かがやくリザードンで相手のexポケモンをワンパンできるので、こっちはサイドを2-2-2で進めながら相手にサイド2-1-2-1などを押し付けられるので、サイド先行されても十分に勝てる相手です。
また、手札干渉に弱いので、ナンジャモなどをしっかり連打して、相手のエネルギー不足を狙いましょう。オーリム博士が打てないターンを作らせたら勝ったも同然でしょう。
▶ 対古代バレット
相性:有利
サイドプラン:1-1-1-1-1-1
マナフィ:不要
exのトドロクツキ同様に基本的に有利です。やはりHP330というのはそう簡単に出せる相手ではないことと、ボスの司令ではなくオーリム博士の研究をどうしても使用しなければ回らないので、裏呼びが難しいデッキです。
また手札干渉にも弱いので、終盤何もできずにターンエンドさせることも十分できるので、1ターン稼げば楽に勝てる相手でもあります。
こちらはフトゥー博士のシナリオなども採用しているので、ダメージを受けたポケモンを回収し、時間を稼ぐなども行いやすい相手です。
▶ 対未来バレット(カウンターカイナ)
相性:有利
サイドプラン:2-2-2
マナフィ:不要
唯一テツノイバラexだけはこちらのルール持ちの特性を止められてしまうので、かなりキツイですが、カウンターカイナであれば勝ち方を理解していれば負けない相手です。
カウンターカイナは後攻からこちらのヒトカゲなどを取りにくるので、その返しでまけんきハチマキ込みバーニングダーク240点を、カウンターキャッチャーなどで裏の育成中のカイナを攻撃するだけでほぼ試合が決まります。
可能であればロストスイーパーも使い、ヘビーバトンを剥がせれば尚良しです。
なかなかそこまでの要求を揃えられなくても、テツノカシラやミュウexなどは序盤からワンパンできるのでサイドレースを2-2-2で取り続ければ安定して勝てる相手です。
▶ 対ハピナスマシマシラ
相性:有利
サイドプラン:1-1-2-2
マナフィ:不要
急激に現れた新参のデッキですが、リザードンexは有利に戦えます。
基本的にこちらから下手に攻撃しなければ、ダメカンをのせかえられることもないので、しっかりマシマシラを狙い続けるようにしましょう。
またハピナスに攻撃されても、ダブルターボエネルギー付きであれば160ダメージしかでないので、2回攻撃を耐えることができます。
さらにサイドを3枚取られた後であれば、こちらはまけんきハチマキやスグリで300ダメージを出すことができるので、そこからはリザードンが2回連続でハピナスを攻撃するだけで楽に勝てる展開になります。
▶ 対ゲッコウガ
相性:互角
サイドプラン:1-1-2-2(1-1-1-1-2)
マナフィ:必要(ゲッコウガex対策)
育成の要求的にはこちらのほうが楽に育てることができるので、先に動き、相手の育成前のシステムポケモン(ポッポ等)を狩る動きをしていきましょう。
いくらゲッコウガのしのびのやいばでサーチができるといっても、2匹目を育てるのに必要なカードが多くハードルはリザードンよりも高いです。
また、先にこちらが盤面を完成させれば、分身連打で狙うポケモンもいない状態なので、相手はリザードンex相手に火力不足に陥り優位に勝てる展開を作ることができます。
▶ 対タケルライコ
相性:互角
サイドプラン:2-2-2(1-1-2-2)
マナフィ:不要
リザードンをワンパンしてくるので、連続でピジョットexやリザードンexが取られるとかなり厳しい相手ではあります。
しかし相手も要求札は多く、基本的にオーリム博士に依存しているデッキなので、手札干渉に弱いという弱点があります。
そのため、リザードンexをワンパンされても落ち着いてアンフェアスタンプやナンジャモで手札干渉しながら、サイドを2-2-2で取れるように立ち回りましょう。
タケルライコexをとっても、結局2体目を用意されやすいので、それよりはスナノケガワexなどのエネルギーを補給するポケモンを狙うことでより相手の要求が高くなり、優位に進められます。
かがやくリザードンも使用できれば、サイドレースを2-2-1-1を押し付けられうので、こちらは2-2-2を取り巻くれる展開も作りやすいです。
▶ 対リザードン(ミラー)
相性:互角(このデッキは有利寄り)
サイドプラン:1-1-2-2
マナフィ:必要(マフォクシーv対策)
最も難しい相手といっても過言ではありません。しかしエンテイvを採用していることや、テツノツツミを採用していることで、有利に戦うことができます。
まずエンテイvですが、先にエンテイvで相手のポッポやビッパ、ヒトカゲをとっても、返しのリザードンexのバーニングダークは210ダメージしか出ないので、エンテイvは倒されないところが優秀です。相手に序盤からカウンタキャッチャーなどの要求をさせることで、終盤のチャンスに繋がります。
また、逆に相手がロトムvなどを前にして、こちらのリザードンexの攻撃を耐えようとする動きをしてきたとしても、テツノツツミのハイパーブロアを使うことで、強制的に守りたかったヒトカゲなどを前に出させることができます。
デッキの構築的にこちらが有利になるように作っていますが、逆にビワなどが入っていないので、相手のビワやデボリューションを最大限ケアする動き(対ドラパルトexと同じ動き)を意識して立ち回るようにしましょう。
攻撃できないターンができたほうが負けるので、しっかりとアタッカーを育て続けることが重要です。
またリザードンex同士の殴り合いは、先にリザードンでリザードンを攻撃できたほうが有利になるので、その意味でもエンテイvは優秀で、さらにデボリューションも効かないので対ミラーにおいて最強カードの1枚だと考えています。
エンテイが倒された場合はこちらがカウンターキャッチャーの使用権利を握り、倒されなかった場合はフトゥーなどで回収し1ターン無駄にさせる動きができる。どう転んでも有利な展開に持っていけるカードです。
最後に・・・
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