言語学習は飽きるもので
フランス語の勉強を始めた。一度、大学の授業で少しは習ったことがあるが、すっかり忘れてしまっている。これまで、中国語、韓国語、フィンランド語を勉強してきたが、飽きてきたので新しい言語に挑戦してみようということで、以前からマスターしたいと思っているフランス語に決めた。Duolingoというアプリを使っている。これは、子供が言語を覚えるときのように視覚や聴覚から自然と文法や単語を身につけることができるので非常によいアプリだ。
言語の学習というのは飽きるもので、飽きたときのための対策をうつことが必要になる。Duolingoでは毎週ランキングがあって、上位に入ると次のリーグに上がれるようになっている。これは最初はなんのためにやっているのだろうと思っていたが、純粋な言語学習に飽きたときに思った、このランク争いを楽しむことで自然と言語学習を継続することができるのだ。さすが言語学習を研究し尽くしたひとが考えたことである。
フランス語は、力を抜いて鼻声のようにして発音するとそれっぽくなる。フィンランド語は気だるいかんじで発音するとそれっぽくなるので近いものがある。わたしは日本語も英語も弱々しく話す(声が小さい)人間なので、英語や中国語は向いていなくて、フランス語やフィンランド語が向いている。北へ北へ向かった方がよいほうの人間なのである。
人間には2種類のタイプがあって、北へ向かう人間と南へ向かう人間だと言っていたのは誰であっただろうか。そのひとがいうに、北へ向かう人間は「死」にむかっていきていて、南へ向かう人間は「生」にむかっていきているとのこと。たしかにそういう分類ができそうだという気がしてくるものだ。
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