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どうしようもない困難が襲いかかったときの乗り越え方 


医療の代わりとしての霊符
霊符は現代の問題に立ち向かうときにつかうべきだ。


ファイザーだ!モデルナだ!次はロシア製のワクチンも入ってくる!と次から次へと新型のものが開発され、ワクチン接種を促されていますが、果たして疫病を防ぐことが本当にできるものなのでしょうか。 

大昔から何度も繰り返されてきた、人々に襲いかかる疫病の流行。ワクチンというものがなかった時代、昔の日本人はどうやって乗り越えて生き延びたのでしょう。

世の中に起こる人間にはどうすることもできないほどの天変地異や疫病の蔓延・地震火事・豪雨・旱魃(かんばつ)などの自然災害に遭遇した時、何を頼っても効果が出ないという時は、人は幸せを感じられずに不安定になるものです。

人生における突然の不幸な出来事や、災難・病気などに遭遇した時、昔の日本人たちは「鬼や悪魔」の仕業であると信じていた文化がありました。例えば、家の門に七鬼上の名前を書いてお札を貼ることによって、それを家の中へ入れないように防ぐおまじないをしました。特に鎌倉時代は霊符・呪符が盛んで、人々がまじないに頼っていたことを示すものがたくさん出土しています。

今でいうウィルスを「鬼や悪魔」と喩え、生物と無生物の境界線に発生する、一種の妖怪のようなもののけ、鬼から発生するものと考えられていました。

現代医療がまだ発達していない頃は、医療や科学に代わるものとして、霊符とまじないはセットで日常的に使われていたのです。現代は波動共鳴療法という病気の原因は目に見えない、自分では感覚もないところを周波数で探ることができる医療があるように、原因究明するために機械を通して行うと、小さすぎて肉眼では見えないものですが、体の中に見たこともない気味の悪い形の妖怪のような形の虫が写し出されます。それがどうやら体内で悪さをしているようだということなのです。それを取り除くにはその虫が居られなくなる周波数を与えて様子をみますと、悪かった症状が消えてゆくという医療方法がございます。太古にはそういった医療技術がなかったものですが、物がなかった時代というのは反対に人のほうが敏感で、現代の機械のように人が「観る感じる」ことが普通にできたので、霊符でそれを祓うということが、日常的に受け入れられていたのではないでしょうか。現代でいう妖怪的な形の奇妙な虫のようなものを、その時代の人は「鬼」として捉えた。その鬼より強い迫ある霊符を用意します。霊符は見えない世界に働きかけています。霊符図の形象から発する特有な周波数で相手は撃退するという仕組みだとすると、現代の波動共鳴治療などとよく共通するところがあるように感じています。

難病にかかった際には、霊符を身につけて邪気を祓うようにまじないをします。また、形代を作りそれに病気など要らないものを転写し、川に流して治療を祈りました。

日本人はとても清潔好きな人種であると有名ではありますが、常に清浄さを保ちたいと思っていても、日常の生活を送る中で、よごれ、邪なるものは蓄積されてしまいます。自分ができるだけの善行をしたとしても、他者からの良からぬ念や噂話、また実際の塵、汚れや邪気は常に発生するものです。

そういったものを昔の人は嫌い、小さなことでもそのままにしていると、自分に積み重なり、それによって身体の不調、物事の停滞感、不運が続く等のこと感じていました。それらを祓ったり、防いだりする方法として、見えない世界に働きかける「霊符」を重んじていたのです。

鬼や悪魔たちを追い出すための霊符に使われる代表的な「急々如律令」という呪文が霊図などの下に記された呪符が有名です。「急々如律令」という霊字は様々なお祓いの儀式に使われていました。「急いで律令に従い行動せよ」という意味になるのですが、「直ちに鬼よ去れ!」という意味の呪文として後に使われるようになりました。

一般の家庭で使われる災避け魔除けとしての霊符定型としては、「蘇民将来之子孫也」と「〇〇〇急々如律令」で、家の玄関の高い所や柱などに貼ってありました。

「悪魔退治」といえば映画で有名になった安倍晴明でありますが、陰陽道系の疫病避けの霊符の中には「鬼」という字を少し異なる字として用いて書いたものが多く、また目玉が四つ、六つ…などがあります。その目玉は鬼の目玉であるかのように鋭く、疫病の鬼たちを驚かせて、近寄らず祓ってしまう強い力が込められています。良からぬ鬼を退治するにはより強い鬼をもって制するという方法を使ったものでした。

日暈 鸞 
令和四年二月二十五日

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