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「お金を稼ぐ」ではなく「お金の流れに乗る」

自分はいま、一般企業に勤め、給料をもらって生活している。これを「お金を稼いでいる」と表現することに、自分の中で違和感があると気がついた。「お金の流れにうまく乗れている」という表現の方が、しっくりくる。

いまの会社へ勤めてしばらく経ち、仕事もそこそこ任せてもらえるようになった(と思う)。もちろん、自分の実力も多少は関係しているのだろうけれど、それよりも「たまたま自分の持ち合わせたスキルが、たまたま勤めている職場で重宝されている。そしてその職場がたまたま健全な環境だったおかげで、給料という対価をもらうことが出来ている」という『偶然性』のほうが、実感としては大きい。


よく「稼ぐためにはスキルアップが不可欠」という風な言葉を聞く。でもそれよりも、どんな形でも良いのでまず「お金の流れに乗る」ために手段を尽くすほうが、先決かつ重要なんじゃないかなと思う。スキルアップは、流れに乗ってからでもまったく遅くない。


一方で、既に自分が身を置いているお金の流れから離れることを恐れて、現状を変える決断になかなか踏み切れない人も居る。

その最たる例が『転職』。資本主義下の社会で生きる限り、転職の理由には「別のお金の流れに乗り移る」という要素を必ず含むはずだけど、他の根本原因(人間関係など)でその前提を見失ってしまいがちなのだろうなあ・・と、かつての自分を思い出しながら思った。

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