教育実習に行く前にできる5つの準備

「教育実習攻略法」とまではいかないけれど、
不安で何か準備しておかなければ気が済まない人向けに、
経験者のたわごとを書いていきたいと思う。


ただ、実習生には

職務上(教育実習中に)知りえた事項についての守秘義務

があるので実習中のことは書かない。

「実習に行く前にやっておいて良かったこと」を書く。

1つだけ実習情報を言うなら、それは楽しかったということだ。

多分、この一言に守秘義務はないはず。

あと、私の個人情報として
中学校英語の教員免許を大学で取ったことは伝えておく。

さらに、実習で最高の評価をいただいたことも自慢しておく。

まぁこれだけ準備していたのだから当たり前かもしれないけど。


また、「当たり前」という言葉が出たので、ついでに書くが、
この記事はまぁ当たり前のことしか書いていない。

実習中のことは書かないので「目からうろこの新情報」というわけでもないと思う。

ただ、これらの準備全てをやっていた人は、私の周囲にはいなかった。

だから、当たり前のことでも
最低でも1か月前からはやっておくべきことを
再確認する機会になればいいと思う。


そして、”忙しいからできない”という言い訳は辞めてほしい。

私はこれをマスコミ就活とアルバイトをしながら
新幹線の中などでやったので、**
本気なら絶対にできると思う。


準備その1:教科書を調べる

実習先が決まったらまずは教科書を調べてほしい。

実習先の学校が使用している教科書は秘密でもなんでもない。

役所が公開しているからだ。ググればすぐにわかる。


例えばあなたが北海道の教育実習生ならば、
「北海道 中学 教科書」でググれば、
自分の地域の学校が使用している教科書の出版社名がすぐに出てくる。


教科書名が出るのではなく出版社名が出てくるが、
それが分かれば十分教科書が分かる。

それをまずは手に入れてほしい。

大学の生協やネットショップなどで買えると思う。

不安な人は教科書ガイドも買うといい。


準備その2:本文をWordに打ち込む

教科書が分かれば実習中に教えそうな箇所も分かると思う。

教科書を購入した人ならば、
自分が実習に行く時期に何を教えるかを確認(予想)し、
教科書を読んでみるということまでは多くの人がやると思う。


しかし、実習前に教科書本文をWordに打ち込んでおくと、
準備としてはもっと質の高いものになる。

本文だけでなく、
担当科目が英語ならば新出単語、
担当科目が国語ならば新出漢字なども
打ち込んでおくといい。

これにより、実習開始後の指導案作りや教材作りがものすごく楽になる。


もしもデータを持ち込めなかったとしても、
家で教材プリントを作って印刷し、
学校で複製させてもらえばいい。

指導範囲が分からないのに指導案まで作ってしまうのは、
まぁそれはすごいやる気だと思うけど効率は良くない。

(私はそれもやってたけど。)

でも、本文を打ち込むだけなら程よい予習になるし、
仮に打ち込んだ本文と実習内容が被らなくても、
生徒がすでに学んでいる箇所や
次に勉強する箇所を知ることになったりするので
損はないと思う。


準備その3:フリートークネタを仕込む

生徒に何を伝えたいのか、どんな話をしたいのかは
実習前に考えておくべきだ。

授業だけやってりゃいいわけではない。

教壇に立って話す機会は確実にある。


その頻度は担当の先生によって変わるので、
少ない人なら数回だろうし、

多い人なら毎日教壇で話をすることになると思う。

多分問題ないと思うが、私が何回話したかをここに書いて
情報漏洩と言われたら困るのでやめておく。

ただ、とても多かった。

だから、もし準備していなかったら、教壇で固まっていたと思う。


私がどのような話をしたかは置いておいて、
実習生が使えそうなトークテーマ例を少し上げておく↓

・趣味(スポーツ、漫画、音楽などなど)

・自分の学生時代(性格、得意科目、苦手科目、教室の様子、部活)

・過去のことで後悔していること(教訓になるように話す)

・成人式(未来での再会、友人の変貌)

・高校と大学(どんな場所か、何をする場所か分かりやすく)

・実習で感じたこと

・生徒のいいところや改善すべきところ

趣味とか好きなものはなるべく実習序盤に話すと
休み時間に生徒と話しやすくなるかもしれない。

あと、一番最後に挙げた「生徒の話」は
個人を傷つけることがないように注意してほしい。


準備その4:授業で使えそうなアイテムを購入する

ユニークな授業をしようと考えている人ほど
アイテムが必要になってくる。

でも実習中は案外忙しくて買いに行く暇がない。

だから、事前に購入しなければならないものは
考えておいたほうがいい。


実習開始後にスタンプを慌てて購入しに行くのは
実習生あるあるともいえる光景らしいので、
何かしら1つ事前に購入しておくといいかもしれない。

キャラクターものでもなんでもいいと思う。

(「宿題見たよ」のマークとして押すことがあった)


準備その5:早起きの練習をする

これは最も当たり前の準備のように思えるかもしれないが、
ものすごく大切な準備だと思う。

実習が始まれば朝9時まで寝ていられない。

いつもより数時間も早く起き、慣れない環境で実習を受け、
慣れない人前に立って話すと、心身ともに疲れもたまる。

その上、睡眠時間まで突然短くなったとなると本当に体が悲鳴を上げる。


だから、遅くとも6時に起きる練習はしておいてほしい。

6時に起きて、
SNSなどで友達に「こんなに早く起きたぜすげぇだろ」アピールをしたり、
ちょっと散歩したりして目を覚まして、
準備その2やその3をやっておくといい。

これは本当にお勧めする。


実習遅刻なんて下手すりゃ途中失格ものだし、
体調を崩しているわけでもないのに
朝から生徒に元気な挨拶もできないなんて、
教師としてまずいと思う。

だから、早起きの練習も当然1か月前から頑張ってほしい。



以上が5つの準備だ。

あとは実習が始まってみなきゃ分からないといえる。

ただ、担当の先生や生徒に
準備してきていることややる気があることを
伝えることができれば、
実習はかなりやりやすくなるはずだ。

実際、これを読んでる方は
こんな文章を探して読んでいる時点で実習に対して真剣な証拠だと思うし、
大多数の実習生よりやる気はあるのだと思う。

授業やトークの上手さは
1か月では埋められない差があるかもしれないが、
やる気は違う。

ぜひどんどんアピールしていってほしい。


「授業とトークの上手さは埋められない差がある」と書いたが、

大学での模擬授業にいかに真剣に取り組むかや、

大学の授業などで人前で発表することに慣れているかなどが

差につながるので、そこは普段から頑張ってほしい。

トークはボイスレコーダーを使って
自分のトークを聴きながら練習するといいと思う。

もちろん声量も大事なので、カラオケにでも行くといい。

(一人カラオケに慣れてない人はそれ自体が心を鍛える行動になる)


あと、就活と教育実習を両立できるかで
悩んでいる人もいるかもしれないが

実習中の選考は諦めておいたほうがいい。

私も実習開始ギリギリまで就活をして、
実習が終わるまでは面接を受けなかった。

ただ、実習に支障がない程度に
ESを書いたりアルバイトに行ったりはしていた。

決して現場の先生や実習仲間に
「あいつは就活優先だ」
と思われないくらい実習に真剣に取り組んでいるならば、
ESくらいは書いて良いと思う。

でも、あくまでも
「実習中は実習を最優先すること」
を忘れないでほしい。


これを読んでくれたみんながしっかりと準備して、
最高の教育実習生活を送れるよう祈っている。

もう一度言うけど、実習は楽しかったよ!

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