イギリス コロナ日記 4月3日

今日もニュースはひたすら悲壮感に包まれていた。天気予報によると、今週は好天気で、ロンドンでは気温が20度にまで昇るらしい。本来なら悪天候がデフォルトのこの国では拍手喝采で迎えられるべきニュースなのに、天気予報士が申し訳なさそうな顔でジョークも無しで伝えた。療養中のボリスも「週末は天気がいいそうだが、誘惑に駆られて外に集まらないように」と釘刺し。ボリスは顔色が悪そうだけれど、いつものボリスにも見える。。

義母から電話。

「サマータームも休校かもしれないから、今のうちに教材を揃えるといいわ!A(義妹)はその辺の情報に詳しいから、教えてもらいなさい」

と。Aは娘を1年以上前からホームスクーリングしていて、かなりの教育ママ。娘はギフテッド教育の専門家から「稀に見るギフテッド」と診断されたとか。。。しかし、夫も義兄も、眉唾で聞いている。娘さんが話す様子を伺っても、難しい言葉を使うわけでも理路整然と話すわけでもなく、一般的な7歳の女の子のように話す。そう、まだ7歳。。

話が逸れた。。

今の所、学校から頻繁に課題がくるし、算数とフランス語はオンラインサービスに登録したし、子供達のやることは不足していないので様子見。

2日ほど前、久しぶりにテスコのウェブサイトを覗くと、予約可能なデリバリーのスロットが沢山あった。スーパーが混み合うようになってから、デリバリースロットは本当に必要な高齢者のためのものだから、、と遠慮していた。でも、あまりに選択肢が多かったので、「キャパを拡大したのかな。。こんなに沢山スロットがあるのだから、大丈夫かな」と思い、予約。しかし、今日、商品を追加するためにサイトに戻ると、全てのスロットが埋まっていた。ああ、やはり足りてないのか、、と罪悪感。次からはスーパーに行きます。近くに住み、仲良しくてもらっている70代、持病ありの方にテキスト。「テスコのデリバリーが予約できたのですが、何か足りないものないですか」と。セインズベリーズが始めた高齢・高リスク者用の週1デリバリーサービスに登録できたから大丈夫、との返事。買い物がストレスだろうから、このシステムの存在は心強いに違いない。よかった!!

もう一人の70代のお友達は、未亡人。0歳〜5歳のお孫さんが3人いる。高齢者は隔離状態だから、お孫さんにも会えないだろうと思い、「You must be missing your grandchildren」とメッセージに書いたら、お子さん達家族がおうちの外まで顔を見せに来てくれるとのこと。で、直接は触れ合えないけれど、窓ガラス越しで会話をするのだと。よかった。。でも、悲しい現実でもある。。

夫が月曜と火曜、休暇をとった、と。子供達もイースター休暇に入るから課題がないだろうし、一緒に過ごせるから、、と。でも、何する〜??近所の散歩しか行けないけれど笑 

本来なら今日、学校の冬タームが終わり、ホリデーに出かけるはずだった。イギリス南部の南の島。義兄のサマーハウスで、貸し切りだからコロナの不安が少ないだろう。。と思っていた、3週間前までは。でも、世の中が大変すぎて、ホリデーへの未練は全くないです。

ワッフルとButternut Squashのポタージュを作った。

マスクを作りたい。。柄のあるマスクなら、逆に人目を心配しなくて良さそう。

澄んだ夜空だったので、望遠鏡を持ってバルコニーに出た。月がよく見えた。我が家はちょっと珍しく、結構広いバルコニーがある。天気の悪い北国でバルコニーなんて宝の持ち腐れ、、と言っていたけれど、外出が1日1回に限られた今、ありがたい存在に。しかし、ずっとネグレクトされたバルコニーの家具。テーブルは木が腐って陥没。去年、夫に言われた通り、新しいテーブルを買えばよかった。。



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