見出し画像

リングノートでなければ駄目だった


 カフェラテさんが(様)が記憶に新しい、文房具あれやコレを記事にしておりました。
 私は頷きながら読み進め、とても楽しく今迄の自分ノートを振り返っていた。
 
 文房具店や100均等のノートでお気に入りがあると、ウキウキワクワクとお買い上げ、まっさらなノートの表面、紙の香り、未だ何も書く物語がないのにウキウキ、何を書こうかな~という気持ちはアゲアゲで机の上に鎮座していた。

 そしてある時

 私はリングノートでなければ気持ちが乗らない事に気付いた。
 リングノート以外に書くと、何も出て来ない、しっくり来ない、散漫な気持ち悪さが付きまとう、数ページで何も出て来ない、閃かないとなってしまう事に気が付いた。
 リングノートなら、一冊のノートにひとつの物語、3冊位になる事もあった。

 仕事や沢山の諸事情で物語は途中下車、そんなリングノートが30冊も積み重なっている。
 時折開いて読むと、色んな物語が中途半端、どうしょうか(笑)

 ノートの問題点はどのノートにメモを残したのか、さ〜て、何処に書いたものやら、探して見つからない時等は10キロの重石が気持ちを煎餅にしてしまう。
 色んな事があり、最近では無地の閉じれるノートを使う事にした、そして日付けを記入、バインダーに綴じて置くと探すのも楽になり、重石がやって来なくなった。
 そして今ではパソコンで文字が打てる様になり、物語はノートを卒業してしまった。
 手つかずのノートは何時しか眺めるだけになってしまったが、活躍する時が来るのかしら~ん。
 時折手に取り、開いて紙の香りを立ち昇らせている。
 いまだにノートがあるコーナーに行くと無性に欲しくなるけど、買わずに眺めるだけにしている。
 少々寂しい気もする、ノートに後ろ髪引かれる感じだわ。
 
 

 

#エッセイ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?