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私の桃太郎 3

  1028文字

 朝の宴に招かれて行ってみますと、見た事もないご馳走が、山の様に並べられております。
 とっても香ばしく美味しそうです、桃太郎は自然とよだれが落ちてしまいました。
 慌ててタヌキ、ネズミ、ニワトリを見てみますと、よだれは出していませんでしたが、その瞳は見開き食べ物をジーと見つめております。 
 キビダンゴを忘れて、昨日の夕方から何も食べていなかったタヌキ、ネズミ、ニワトリは、桃太郎もですが、食べ物の山に今にも襲いかかっても可笑しくない位です。
 鬼達に勧められた物を全部たいらげた桃太郎達、鬼の奥さん達は

「こんなに美味しく食べてもらえてとても幸せだわ」

と嬉しそうに言いました。

 和やかなテーブルの向こうに目が行きました。
 一人の痩せた青鬼が檻に入れられて向こうを向いてうずくまっております。
 どうした事かと聞いてみますと、いつもいつも海を歩いて人間の住む村に行くので檻に入れている、との事でした。
 理由を幾ら聞いても言わない、食べ物も食べずにドンドン痩せて行くので、人間の住む村で何か悪い物でも食べているのではないかと言う事の様です。
 鬼達はホトホト困り果て、仕方がないのでもう人間の近くに行かせない様に、ああしているのだと言います。
 するとタヌキが桃太郎の手に頭を擦り付けて来た途端、タヌキの声が聞こえて来ました。
 あの青鬼の手を僕の頭の上に乗せると謎が分かると思うよ、と言います。
 桃太郎とタヌキは早速痩せた青鬼の所に行きました。
 
「人間の娘さんが好きになりいつも逢いに行っていたそうです、その娘さんも青鬼さんを好きでいるみたいですよ」

 と報告しましたら、その場は騒然 ワイワイ ガヤガヤ あーだこーだ、その内に大喧嘩が始まりそうな雰囲気です。
 話し合いは三日三晩続きました。
 話し合いの間は食べ物が全く出て来ません、桃太郎達は一枚のキビダンゴを少しづつ食べて飢えをしのぐしかありませんでした。
 
 話し合いの結果、その娘さんだけが鬼ヶ島に来てくれるなら、青鬼さんと一緒になってもいいと言う事になりました。
 これには青鬼さんは嬉しさのあまり飛び上がり、檻の天井がぶち抜けてしまいました。
 
 人間の村のご両親はどうなるのでしょうか ? グシッ 続く

・・・グシッ節分でもないのに鬼のブローチ作り、物語は飛翔しまくり着地点見つけなければ~、おまけに免許証なくして探しまくり疲れたが ニコッ
   あったー  よかったわ~胸撫でおろす。
 
 

 
 
 
 

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