防雪シートの存在を知ったので張ってみました
先日お隣さんに人が来ていました。
ベランダの辺りでそこそこの時間、ワーキャーワーキャーやっていたので何をしているのかちょっと気になっていました。
翌日何気なくお隣さんのベランダを見てみると糸入りの透明なビニールシートが張られていました。
雪対策で張ったようです。
そういえば私が住んでいる別荘地の建物にちょくちょくビニールシートが張られています。
いわゆるブルーシートですね。
以前不動産屋さんから聞いた話によると、木製の階段部分にブルーシートを張って雨がかからないようにし、腐食しないようにするためだと聞いたことがありました。
その時は取り付けご苦労様でした。で終わりましたがフト思いました。
「そういえばベランダに取り付けている家がいくつなあったな・・・何か意味があるのかな?」
気づかなければいいのに余計な事に気が付いた瞬間でした。
いろいろ思考を巡らせていたら
「ビニールシートでベランダを囲ってしまえば空気が動きにくくなるだろうから少し部屋が暖かくなるかも」
と、さらに余計な事を閃きました。
軽くネットで調べてみると「防雪シート」と言うものがあるそうです。
雪除けの存在は知っていましたが防雪シートというのは知りませんでした。
雪除けは波板やベニヤ板などを軒下に設置して雪が外壁に当たらないようにするためのものです。
柵替わりの植木に簡単なものを設置している家庭も見かけました。
うちもやった方が良いのかな~程度に思っていたものです。
防雪シートで検索すると業者の情報ばかりで有用な情報が出てきませんが、「効果」を追加して検索すると少し情報が出てきます。
とある独立行政法人の、とある文献によると線路沿いに3種類の防雪柵を設置することの効果を研究している資料もありました。
かなり斜め読みしましたが、柵があることで空気の流れが変わり、雪がとどまる位置も変わってくるような感じのことが書かれていました。
へーと思いつつ、この頃には防雪シートを張る方向でどのサイズがあって単価はいくらでどのサイズを何枚必要なのか検討していました。
防雪シートを張る前
まずは我が家のベランダと床下をご覧ください。
床下の空間を利用してアレコレ加工したりしていますので雑然としています。
少し離れてみてみると、なんだか廃墟感が出ています。
コレは良くないな。そのうちなんとかしないと・・・
別角度から撮影。
これはアレだ。断熱材を入れるときに出た再利用するかもしれない木材が置いてあるのがいけないんだ。
あとベランダの木部の塗装が古いのも影響しているんだ。
防雪シートの購入
それはさておき、早速ホームセンターでお買い物。
予めサイズと枚数をチェックしておいたものを元に探します。
結果、透明のシートってものすごく高いのを知りました。
1.8m×1.8mのブルーシートの4倍以上はしています。
ビニールシートに糸を入れて強化されていますが、少ない糸ほど高いのには驚きました。
あまりにも高いので相当悩んだ結果、妥協してほぼ半透明のビニールシートをリビングから見える位置に設置。
風景を見たいときは紐か何かを引っ張って風景が見えるようにする事にしました。
ベランダの半分近くを防炎効果があるらしい白いシートを設置。
ベランダより下の部分は全てブルーシートで囲うことにしました。
会計時、総額に動揺しつつ早速設置していきます。
防雪シートの設置
便宜上、ブルーシートも防雪シートとして扱っていきます。
まずは取り付けたい位置に65mmのビスを打ち込みます。
多少長めに残すようにします。
シートには予め「ハトメ」という穴があいており、プラスチックや金属などでシートが破れないよう補強されています。
そのハトメに打ち込んだビスをひっかけます。
ビスは少し斜め上にしてズレないようにするのと、長めに出しておくことで強風でも外れにくくなるようにしてみました。
穴毎にビスをひっかけるようにしますが、多少テンションがかかる位置にビスを止めることで外れにくくなるようにしています。
難しそうに書いていますが、要はビスだけで強風でも外れないように意識して取り付けるだけです。
シート上部はビスに引っ掛けるだけなので強風で飛んで行ってしまう可能性があります。
なので、下部のハトメにはロープを使って柱などに括りつけます。
ホームセンターで20m巻きや50m薪といったロール状の、長いロープが太さや種類、素材など豊富にありますので妄想しながら手に入れられます。
下部にロープを取り付けることで、上部が外れてもどこかにシートが飛んでいくことはありません。
お隣さんの屋根や庭にシートが飛んでいっていた。
なんてことにならないのでご近所迷惑にもなりません。
たまたまですが、設置が終わった頃は既に暗くなっていました。
そして南からの強風が吹き始めた・・・
今夜は雨だそうです。
ベランダに設置したシートはビスに引っ掛けただけだったのですが、風が吹くたびにばさばさ言っていました。
放置すると、そのうち飛んでいくぜ。という警告音に聞こえる音です。
ロープでシート同士を結んでおきましたが、深夜まで風が吹くたびにバタバタ、バサバサいっていました。
防雪シートの設置後
翌朝、つまり今日の午前中です。
昨夜、簡易的にロープを結んでいたのを改めて結びなおす程度の手直しをしただけですが、シートがどこかに飛んでいくことなく、そこに居てくれました。
こんな感じにベランダ上は白く、下は青くなりました。
リビングから見える部分となる左半分は多少透明度があるシートを設置。
左側の寝室にしている和室側は防炎シートで全く景色が見えません。
透明度の高いシート高すぎ。
別角度から。
うーん・・・なんか廃墟感が増したような気が・・・
一部ブルーシートが張られていませんが、その先には薪が置かれています。
薪を追加発注しているので、今は開けていますが薪が届けば閉じる予定でする。
ベランダからの風景。こちらはリビング側となります。
シートの単価の都合上手すりまでブルーシートを上げています。
透明のシートがもっと安ければ手すり部分からブルーシートが見えないようにしたかった・・・
なんか、これだけでも商売ができそう・・・
こちらは寝室側です。
使うか分からない木材が廃墟感を演出していました。
全部薪ストーブの燃料にするかな・・・
まとめ
なにはともあれ、雪が入り込まないようなったはずです。
隙間だらけですが、吹雪になったとしてもひどい状況にはならないのではないかと思っています。
ベランダに出て気が付いたのですが、薪ストーブを焚いているリビングの熱が窓ガラスを通して僅かですが外に居て感じました。
具体的には15cm程度離れていても熱を感じる程度でした。
つまり、それだけガラスは熱を通しやすいという事です。
外気に触れているとはいえ、何もなかった今までよりは空気の流れは緩やかになっていると思いたいです。
空気は少なくともガラスより熱伝導率が低いそうです。
興味があれば調べてください。
ダンボールや発泡スチロール、断熱材に断熱効果があるのも空気を含んでいるからです。
空気が動かない、動かさないというのは結構大事です。
今は風が無く、雪が降り始めました。
多少なりとも部屋が冷えにくくなったらいいな~。
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