キッチンカウンターの天板にニスを塗る
今回は前回製作したキッチンカウンターの天板にニスを塗っていこうと思います。
すでに使っているテーブルなので、邪魔な荷物をどかして準備します。
ニスについて
なぜニスを塗るかというと、現状だと水やしょうゆ等をこぼすと木が吸ってしまいますので、その対策としてニスを塗ります。
天板をニスを塗ることである程度の防水性と耐久性が上がることを期待しています。
塗料には車の塗装のような顔料系と染める染料系がありますが、ニスは何系になるのかな?顔料系?
既製品なら木部全体にニスが塗ってありますが、自作なので自分でニスを塗る必要があります。
天板だけニスを塗るというのは、単純に足まで塗るのは面倒・・・というか必要ないかなと思った次第です。
既製品は大量生産なのでニスを塗るというより霧状にして吹き付けをするのかな。など益体も無いことを考えてしまいます。
ニスを塗る手順としては簡単です。
ニスを塗って乾かし、紙やすりをあてて綺麗な面にする。
これを3~4回程度繰り返します。
さて、塗っていきますか。
ニスを塗る 1回目
結構ホコリがかぶっています・・・
パッパッと手でホコリを払います。
木工用の紙やすりを用意します。
200番台や300番台でいいそうです。
というか、番手が多い、つまり目が細かい木工用の紙やすりがありませんでした。
適当な木の切れ端を当て木にして天板全体を軽くヤスリがけしていきます。
いわゆるドレッサーのかわりです。
専用のドレッサーを買うと千円以上しますが端材ならタダです。
最初のヤスリがけの目的は微小な毛羽立ちを取るだけなので、擦りまくる必要はありません。
擦りまくるとせっかく塗装した部分が剥げてしまうのでほどほどに。
当て木をすることで綺麗な平面にすることができます。
製材した時の木の表面を生かしたいなら当て木ではなく手でも良いです。
とはいえ、「どうしたいか」によってペーパー掛けするのでケースバイケースですかね。
今回使用する水性ニスとハケです。
透明のニスの方が良いかなと思って買っておいたのですが、油性を買ってしまい薄うすめ液を持っていなかったので以前買った水性ニスを使用します。
前回の予告通りですね。
1回目の塗装が終わりました。
ハケの跡が結構ついていますが気にしません。
これだけの面積を塗るのに約80ml使用しました。
特に水で薄めていません。
1回目なのである程度木がニスを吸い込んでする気がします。
2回目以降はもう少し塗る量が減るかもしれません。
10分もすれば乾いているように見えますが、ここで一旦昼食にして時間を置きます。
なんとなくわかると思いますが、ハケは木目に沿って塗ります。
ハケの塗り方の詳細については割愛しますが、ハケを寝かせて毛の先端ではなく横で塗っていくイメージです。
ハケ跡については、乾燥後に再び紙やすりをあてますのでハケムラは無くなると思っています。
ハケで塗る時、節の部分にニスを最初にあてることで節の奥までニスが入るようにしました。
ニスを塗る 2回目
1時間ほど経ったのですがハケムラはなくなっていました。
このままでもいいかな~とも思いましたが2度目を塗っていこうと思います。
まずは綺麗な面を出すために紙やすりを全体にあてていきます。
当て木をして擦っていくとこのようなカスが出てきます。
完全にニスが乾いていないのではないかと思います。
すぐに紙やすりにもカスが付いてしまいます。
うーん・・・
どうしようか・・・
ならばいっそのこと。
そう思い、体重をかけて全体を擦ります。
ボロボロとカスが出てきますが、気にしないでペーパーをかけていきます。
なんか濃淡が出てきました。
圧をかけて紙やすりを掛けたのでまだら模様が出てきました。
これは何かというと製材時にできる跡です。
当て木をしているので僅かな起伏によって浮かび上がっていると思います。
これを無くすのは電動サンダーなどを使ってひたすらペーパーをあてるのでしょうが、下処理なので通常は塗装前に行う事だと思います。
既に塗装後。
どうしようか・・・
うーん・・・
軽くペーパーをあてたりしてみましたが、結論としては
「まぁいいか」
これも自作の味だ。
そう思うことにしました。
2回目のニスは約40ml使用しました。
塗っているとき、全体的に粘っこい感じがしたので3回目の時は10%程度、水を足してみようかと思います。
乾かした後どうなっているかによりますが紙やすりはもう必要ないかなという気がしています。
当初は綺麗な平面でツルンとした表面をイメージしていたのですが、紙やすりを強くあてたことで濃淡ができ、少しアンティーク感が出てきました。
これで終了でも良いかなと思ってもいますが、ニスもまだ残っているので重ね塗りをして終了にしようかなと思います。
ニスを塗る 3回目
3回目を塗り終わりました。
今回はペーパーがけは行っていません。
ニスに10mlくらいの水と40mlくらいのニスを混ぜて・・・
と思っていたらほぼニスを使い切りました。
ボトルに水を入れてよーーーく振ってしっかりと攪拌させてから塗っていきました。
画像ではハケムラのように見えますがハケムラではありません。
木目の凹凸があるのでこのように凸凹しているように見えますが、実物はそんなに気になるほどではありません。
ツルンとした天板にしようと思ったら電動サンダーを使ってキッチリ下地処理をすることでツルンとした既製品のような仕上がりになるかなと思います。
元々そんな仕上がりは求めていなくて、使っていくうちに傷も付くだろうし色もあせるので「木」らしい仕上がりになって満足しています。
最もガサガサになっている部分が節目付近です。
製材の過程でできたであろうガサガサ感で手触りもガサガサでした。
ニスを3回塗ったあと、見た目はガサガサでも手触りはガサガサではありません。
ちょっと厚めにニスを塗ったのでガサガサ感も和らいだのかな。
今回使用したのはつや消しのニスでしたが、それなりに艶が出ています。
くっきりと映るほど天板はツルツルではないのでぼんやりと反射して見えるので、出来栄えとしては満足しています。
まだ完全に乾燥していないので、天板に荷物を載せると後が残ったりすると思います。
2~3日は何も載せない状態、乗せても短時間だけにするなど少し注意する予定です。
今回のDIYは個人的にはうまく仕上がったと思いますので満足です。
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