大天使の名のもとに旗を掲げよ
【大天使の名のもとに旗を掲げよ】
「旗を掲げよ!堕落した悪魔共に制裁を加えよ!」
私は天使兵へ旗で士気を上げるよう命令をした。
「承知しました、大天使様」
君はピシッと私にお辞儀をした。
「お前は私が守る、離れないでここに居ろ」
私はそばにいるよう君に言った。
「いや、私が大天使様を守らねばならない」
正義感の強い君は、腕を出し私をかばうような仕草をした。
「そんなことを言われてもな、外は悪魔だらけだ」
私は頭をかき言った。
「だから私が戦うのだ、大天使様を守るために」
凛と強く、勇ましく私に言った。
「今は私の名を呼んで良いのだぞ」
2人しかいない、この場では名を呼んで欲しかった。
「戦争の半ば、呼べない」
君は首を振り、名を呼ぶのを拒んだ。
「それなら、命令です。私を名で呼びなさい!」
私は君に強引に言ってみた。
「理不尽な命令をしないで!」
慌てて君に強く言われた。
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