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俺の人間にいたずらをしてみた結果

【俺の人間にいたずらをしてみた結果】

「ネビス、こちらを向いて」

俺は片手でネビスの顔を向けた。

「何だいきなり」

驚いた表情をしていた。


「俺のお腹見ない?」

服の裾をチラッとめくり素肌を見せた。

「なっ!?ミジェ何をしているんだ」

ネビスは耳を赤くして視線を腹から逸らした。

「ネビス目を逸らさないで」

俺は両手でこちらを向かせた。

「変に誘惑をしやがって、ばか…」

照れながら文句をぶつぶつ言っていた。


「ねぇ、ネビス耳貸して」

俺は優しく言った。

「また変なことをするなら貸さない」

ネビスは警戒していた。

「変なことしない、大丈夫」

俺は強く頷いた。

「わかった、しょうがない」

ネビスは耳を俺の方に向けてくれた。

「ありがとう、ネビス」

俺はネビスの耳を両手で包み込んだ。


「なんだかドキドキするな」

座ってそわそわしていた。

「ありがとう、貸してくれて。

 ネビス愛してるぞ」

俺は落ち着いた声でネビスへ囁いた。

「…ん。そんなことは分かっている」

我慢できずに、吐息声が漏れていた。

「可愛いネビスだ」

俺は少し詰めてみた。

「や、めって…」

ネビスは恥ずかしかっていた。


「ふふふ、俺の声楽しんでもらえたのかな?」

俺はいたずらに笑った。

「別にそんなんじゃ」

ネビスは照れを隠すように顔を俯かせた。

「こっちを向いてネビス」

顎に手を当て、俺の方に向ける。


「お返しだ。…ばかミジェ」

ネビスは顔を上げた勢いで、

俺の唇にキスをした。




【最後に】

『俺の人間にいたずらをしてみた結果』を読んでいただき、ありがとうございます。

・これからも500~1000文字程度のすぐ読める空想物語を書いています。

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