
かわいい主様とケーキ
【かわいい主様とケーキ】
「主様ぁー。待ってください」
あらゆる場所で買った品を落とさぬように、主様を呼び止める。
「速く行くよー。お店が閉まっちゃう」
私は元気な主様に呼ばれる。
「待ってください。見てくださいよ、こんなに箱積んでるんですよ」
「もう、頭越えちゃいますよー」
この現状を見て欲しいと、主様に言った。
「仕方ないわね、もうすぐで美味しいお店に着くから頑張って」
「本当に、もうすぐなのですね?うぅ、頑張りますぅ」
腕が重いのを我慢しつつ、主様が指さして行ってしまうのを追いかけた。
「ほらほら、あったよ。ティミニってお店」
主様は立ち止まった。
「やっと着きましたか。中に入りましょ」
品を落とさぬよう、転ばぬように気をつけながらお店に入った。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?