
君の集めた服は僕だけのもの
【君の集めた服は僕だけのもの】
「なっ!?なんだ!このひらひらする服は!?」
目を覚ました僕は、服が変わっていたのに驚き混乱した。
「やっと起きたか」
君は退屈そうな顔をしていた。
「起きたけど服は?」
周りを見渡し君に聞いた。
「見てわかる通り、服は着替えさせたよ」
見ればわかることを君は言った。
「なぜ、メイド服に着替えさせた?」
僕は座り込み聞いた。
「つまらない服より良いだろ」
君は僕の姿を見ていた。
「つまらないって、Tシャツにズボンと普通だと思うのだけど」
いつもの格好を思い浮かべながら言った。
「普通過ぎてつまらないの」
口を尖らせて君は言った。
「だからって他の服はなかったのか」
僕は呆れながら他の服を探した。
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