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自己紹介|はじめてのnote

初めまして。七井泳哩と申します。なない、えいり、と読みます。
この度、まったく新しい自分としてnote、Xを始めることにしました。

まず、自己紹介をさせていただきます。


プロフィール

20代前半女性。大学では心理学を専攻。持病の療養の為、休学を経て3年次に中途退学。接客のアルバイトや性風俗産業のキャストを経験後、現在は就労継続支援を利用し障害者雇用での就職を目標に奮闘中。


名前の由来

七井泳哩という名前は、小説を世に出すという妄想をしていた時に考えたペンネームである。

ある日、突然にたくさんのアイデアが浮かんだ。
「私は文才があるからこのアイデア達を完璧な物語にできるし、デビュー作で芥川賞が獲れる!」という確信に支配されて、ずっとノートに向かって物語の構想を練った。

まともに文章も書き上げてないのに芥川賞受賞は確実だと完全に浮かれていた私は「そうだ、ペンネーム!」と眠りもせず考えたのだった。
それが、七井泳哩という名前である。

それが誇大妄想だと気づいたのは、数日後だった。

文才などあるわけがないし小説を書き上げたこともないのに、どうして芥川賞を獲れると信じていたのか全く分からない。病気というものはとても恐ろしい。この後、処方薬が増えてしまった。

症状に支配されていた時に考えた名前だが、この名前には大切な意味がある。

まず、七井という名字は、私が読書に熱中するきっかけとなった一冊である宮部みゆきの「レベル7」の「7」に、「井」をくっつけたもの。

泳哩という名前は、大切な人の一人が私の人生を喩えた話から由来している。

「先の見えないような広い海を泳ぐ姿を、先生は横から見ている。あなたは途中で泳ぐのをやめようとしたり、泳いで来た道を戻ったり、違う方に泳いだりするけど、先生は『そっちじゃないよー』って声をかける」

ずいぶん昔の話だから、少し違うかもしれない。
ふと、思い出して、ちゃんと泳ぎきらないとなあ、と思った。
岸まで何マイルあるかも分からない海でも、途中で波に流されても。
でも、その流れも、私の味方だと思っている。


noteを始めた理由

全く新しい自分として自分の気持ちを公開してみたかった。
実は発症してから約七年間、ずっと病名と私のユーザーネームはセットでインターネットで発信してきた。

気づけば、病名自体が私のアイデンティティとなってしまっていた。
私が何を発信しても、必ず病気の悪いイメージが付き纏う気がして怖くなった。

だから、病名や病気の詳細は公開せず、「闘病している人のnote」という立場にも立たずに、一人の人間として考えていること、感じたことを素直に発信することにした。

私の症状と思われる部分から病名を推測できる方もいると思う。これから記事を書けば書くほど、どんどん私の歪んだ認知が露呈してしまうのだと思う。
でも、もうそれらを病気だからとか症状だからと片付けたくない。
このnoteは、私が自分自身に巻きつけた「病名」という鎖を少しずつ切ってゆくものにしたい。

その「ついで」で…。いやこっちが本当の理由のような気もする。
芥川賞が獲れるという気持ちはもうないが、いつか、あの時考えた物語を本当に小説にして自費出版でもしてから、名前の由来をくれた大切な人たちに贈りたい。名前はもちろん七井泳哩。そしてこのnoteを見つけて、笑ってほしい。


趣味

広く浅く手を出しすぎて、自分でも趣味が何か分からなくなる時がある。
一時は熱中して趣味として公言してきたのに、もう存在自体忘れてしまっているものもたくさんあると思う。
そんな飽きっぽい私でも、学生時代から地味に継続しているものを趣味として挙げてみる。

読書

中学時代、先ほど紹介した宮部みゆきの「レベル7」に衝撃を受けてからミステリーに魅了され宮部みゆき作品を中心に読み漁る。

高校生になってからは様々なジャンルの物語を読んだ。

現在特に好きな作家は、綿矢りさ、伊坂幸太郎、吉本ばなな。
最近は本に向かうモチベーションがあまりなくて、積読本が増える一方。


音楽鑑賞

中学時代にボーカロイドが流行っていたこともあり、ボカロ曲は割と知っていてカラオケで歌うのはボカロ曲が多い。特にNeruが好き。

高校時代に好きだった人の影響で、洋楽のパンクロックやラウドロックも好む。全然詳しくないが、オフスプリングやSum41、リンキン・パークがお気に入りだった。

最近は有名なものばかり聴いているような気がする。特にファンというわけではないのだがMrs. GREEN APPLEの大森元貴の歌声に感動してしばしば号泣している。
ただ結局一番好きなのはゲスの極み乙女である。

ギター

高校三年生の頃アコースティックギターで弾き語りを始めた。
しかし、何年もやっておいて簡単なコードをストロークで弾くことしかできない。アルペジオと音楽理論の勉強から全力で逃げて、コードの形を取るだけの楽譜しか使わなかった。もちろんTab譜も読めない。

今更あまりにも情けなく思って音楽理論を勉強し始めた。
今日Cメジャースケールというものを知り、開放弦を含む基本のドレミファソラシドの位置を覚えた。ドレミファソラシドはCDEFGABCと言うらしい。今までそんなことも分からずに「私、ギター弾けるんです!」という面をして生きてきたのが恥ずかしくて仕方ない。
気づけただけマシだと前向きに捉えることにした。

(イラスト・ミラーレス一眼レフ)

趣味と言えるほどではないのだが、このアカウントのアイコンは私が描いたもので、この記事のカバー写真は私が撮ったものなので紹介。


おわりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
かなり長くなってしまいました。

いつか、プロフィールでちらっと書いた「性風俗産業のキャスト」の経験のお話もできたらいいなと思っています。

自己紹介の記事でしたが、実はnoteを始めようと思った理由は書き始めるまで少し曖昧でした。
でも、キーボードを叩いているうちに曖昧だった自分の気持ちがどんどん言葉になって、気づけばすらすらと本当の気持ちを書くことができていました。

そういったことの繰り返しで、少しずつでも「私は私である」という感覚を取り戻せたらいいなと思っています。



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